公開日 2025年05月19日
1 概要・編集方針
令和4年4月から、近世部会が立ち上がりました。 現行の『高知県史近世編』では、「政治」「社会・経済」「文化」に関する基本的な項目を取り扱いました。新たな『高知県史近世編』では、分野や地域の偏在を解消し、新たな歴史的課題や全国的な視点を反映しつつ、高知県の特色ある視点も含めて叙述します。
編集方針はこちら > 近世部会編集方針[PDF:135KB]
●近世部会委員一覧
(分野) | (氏名) | (所属) |
部会長 | 渡部 淳 | 高知県立高知城歴史博物館 館長 |
副部会長 | 三宅 正浩 | 京都大学大学院文学研究科 准教授 |
経済 (漁業) | 東 幸代 | 滋賀県立大学人間文化学部 教授 |
政治 (後期~幕末) | 今村 直樹 | 熊本大学永青文庫研究センター 准教授 |
社会・文化 (文化一般) |
胡 光 | 愛媛大学法文学部 教授 |
社会・文化 (思想) | 綱川 歩美 | 東京学芸大学教育学部 特任准教授 |
経済 (後期~幕末、 農業) |
東野 将伸 | 岡山大学学術研究院社会文化科学学域 准教授 |
経済 (都市) | 望月 良親 | 高知大学教育学部准教授 |
2 部会活動の様子
〇令和4年9月 部会調査(調査場所:芸西村の家)
江戸時代に久重山村(現在の芸西村久重地区)の村役人を務めた旧家に伝わる古文書の調査を行いました。
資料カード(古文書からわかる情報を書き起こすもの)をとる様子
○令和6年4月 現地調査(調査場所:馬路村魚梁瀬)
「馬路村魚梁瀬の個人宅で木箱に入った江戸時代の古い文書が見つかった」との情報提供があり、当室職員が現地に赴いて文書を確認しました。
切れたり破れたりしてきれぎれになっていたもの(=断簡(だんかん))が多く、書かれた内容や年代が分からないものもありましたが、一番古いものは300年以上前の江戸時代の文書などが5つの木箱に収められ、大事に伝えられてきた様子が伝わってきました。
一通り見させていただき、本格的な調査が必要と判断したため、県史編さん室でお借りし、近世部会の委員2人と担当職員が作業を行い、およそ4か月をかけて、全部で326点あった古文書を調査・整理しました。
整理した古文書は酸化を防ぐ箱(=中性紙箱)に入れ、目録・画像データと併せて、8月末に所蔵者に返却しました。返却時には、古文書の概要と整理状況をお伝えし、渡部淳部会長が古文書から分かった土佐藩主山内家による山林支配の様子、そのなかで「御山番」や「御山廻役」を勤めていた門脇家の役割などを解説しました。
予備調査:馬路村魚梁瀬支所で1点ずつ文書を確認し、整理を行った
文書返却:渡部淳部会長が文書に書かれた内容を解説
【この記事に関するお問い合わせ先】
高知県文化生活部歴史文化財課県史編さん室 > 088-821-7950
この記事に関するお問い合わせ
所在地: | 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号(本庁舎5階) |
電話: | 総務・施設管理担当 088-823-9112 |
記念物・埋蔵文化財担当 088-823-9112 | |
文化財担当 088-823-9052・088-823-9088 | |
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住所: | 〒780-0870 高知県高知市本町4丁目1-35(高知県自治会館4階) |
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