公開日 2025年08月26日
「手口」などを知って、被害を防ごう!!
特殊詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺
近年、高知県内では特殊詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害(認知件数・被害額)が増加傾向にあり、そのペースも大きくなっています!
約8億8,733万円(令和6年・高知県のみ)
※高知県警察が認知した特殊詐欺被害額【約2億3,115万円】と
SNS型投資・ロマンス詐欺被害額【約6億5,618万円】の合計
今年も、上半期までで、全国・県内ともに危機的な被害状況!
全国の特殊詐欺の被害額は、約597億3千万円
県内の特殊詐欺の被害件数は、50件(いずれも、警察認知の数値で、同期としては過去最悪)
防犯や地域安全に携わる多くの個人・団体による広報啓発活動や、テレビや新聞などの報道で、これらの詐欺に関する注意喚起が行われていますが、被害は拡大しています。その原因として、「手口が複雑・巧妙で、よく変わる」ということがあります。
以下に、特殊詐欺やSNS型投資・ロマンス詐欺の現状を説明します。
「今、発生している手口」を知ることが、被害を防ぐ第一歩です!
安全安心な暮らしを守るため、みんなで協力して被害を一つでも多く防ぎましょう。
★特殊詐欺について★
特殊詐欺とは、電話やメールなどを使って、対面することなく被害者を信用させて、指定口座へ送金させる等の方法で、不特定多数の者から現金等をだまし取る犯罪のことです。
特殊詐欺は、以下の10類型に分類されます。
1 オレオレ詐欺
2 預貯金詐欺
3 架空料金請求詐欺
4 還付金詐欺
5 融資保証金詐欺
6 金融商品詐欺
7 ギャンブル詐欺
8 交際あっせん詐欺
9 その他の特殊詐欺
10 キャッシュカード詐欺盗
※各手口の説明※
↓
「こんな手口にご用心!(高知県警察のホームページに移動)」
※最近の被害状況※
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※最近よくある手口※ ニセ警察詐欺
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「警察をかたる詐欺に注意!(高知県警察のホームページに移動)」
「自分はだまされない」「自分の所に詐欺は来ない」
そんな思い込みが、一番危険です!
犯人は、手の込んだ架空の状況を作り上げ、複数人で交互に言葉巧みに説明して被害者を焦らせ、判断力を鈍らせた上で畳みかけてきます。被害者に「金銭等を支払った方が良い(金銭等を支払わなければ大きな損害・代償を被る)」と思わせようとするのです!
※被害を防ぐ方法※
「不安になることを言われても、あわてない」
「一人で判断せず、家族や警察などに相談する」
などの大切なことがありますが、そもそも・・・・
「犯人と話をしない」ことが重要!
※特殊詐欺の被害の始まりは、多くが犯人側からの固定電話への着信です
※そのほとんどが国際電話番号(「010」や「+で始まる番号」)を悪用した国際電話です
↓
固定電話に関する以下の対策を行いましょう!
1 固定電話の番号表示・非通知拒否サービスの利用
詳しくは → こちらから(「警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ」に移動)
2 防犯機能(着信前の通話録音警告機能・自動通話録音機能)付き電話機の導入
詳しくは → こちらから(「警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ」に移動)
3 国際電話の着信をブロック【みんなでとめよう!国際電話詐欺 #みんとめ】
詳しくは → こちらから(「警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ」に移動)
4 留守番電話機能の活用
まずは発信者や用件がわかってから! その後、家族等の複数人で冷静に対応する!
5 知らない電話番号にかけない
自分が知らない【犯人側が指定する】電話番号に、かけない
※携帯電話では、「迷惑電話ブロックサービス」や「迷惑電話対策アプリ」等を利用する
(注:携帯電話サービスの利用は有料の場合があります)
自分事と捉えることが大切!
日頃から広報や報道等の内容に注目して、できる対策を行いましょう!
★SNS型投資・ロマンス詐欺について★
SNS型投資詐欺とは、犯人が、主としてSNSなど非対面による方法で、著名人や有名投資家をかたり、簡単に儲かる嘘の投資話などにより投資アプリなどへ誘導し、被害者とやりとりを重ねて信用させ、「投資金」や「手数料」などの名目で架空の投資を勧めたり暗号資産を購入させたりして、金銭等を騙し取る詐欺です。
SNS型ロマンス詐欺とは、犯人が、主としてSNSやマッチングアプリなど非対面による方法で出会った被害者と、その後も直接会うことなくやりとりを重ねて恋愛感情や親近感を抱かせ、結婚に伴う資金調達など「交際の継続等を前提」とした話をもちかけ、その方法として暗号資産の購入や架空の投資への出資を勧め、金銭等をだまし取る詐欺です。
これらの詐欺の被害では、「相手(犯人)の投資話を信じてお金を支払ったら、犯人側から少額の入金があった。その入金を投資に対する利益と思った。」ということがあります。
でもそれ・・・利益ではなく、犯人の罠です!
犯人は、わざと少額の入金をすることで、被害者に「犯人が言うとおり、簡単にお金を得ることができた。犯人の話は本当だ。」と思わせようとします。そして、被害者に「これからも犯人の言うとおりに金銭等を支払えば、もっとお金を得ることができる。」と思い込ませ、何度も金銭等の支払いを仕向けてきます!
一度だまされると、詐欺と気付くまでに何度もお金を振り込んでしまい、実際に数百万円、1,000万円以上の高額被害になることが今年も多く発生しています!
※被害に遭わないために※
・SNSでの儲け話には注意
(インターネット上の投稿や広告を安易に信用しない)
・「確実(絶対)」に儲かる投資はあり得ません
(会ったこともない人に投資を勧められたら注意)
・「あなただけ」、「特別」などという言葉に注意
(会ったこともない人を「特別扱いする」場合は注意)
・相手方との連絡手段がSNSのみの場合は注意
(SNSのダイレクトメッセージ、LINEなど)
・振込先が個人口座、振込先が毎回変わるなどの場合は、詐欺を疑う
・お金を支払う前に「家族や警察に相談」または「自分で調べる」
(他人に相談できなくても、自分で調べて詐欺と気づくこともあります)
詐欺は、その手口を知ることが、被害防止の第一歩です!
最新の対策を実行しましょう →「犯人と話をしない」対策
万が一、犯人と話をしてしまったとしても、一人で悩まず、焦らず、家族等に相談する、または、自分が今置かれている状況を警察や自治体のホームページで調べてみましょう
※このページにおいて、リンク先のホームページの内容は、高知県が保証するものではありません。
この記事に関するお問い合わせ
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