公開日 2025年09月10日
令和7年9月10日(水)に株式会社ワーク・ライフバランスと「高知県の働き方改革の取組に向けた連携と協力に関する協定」を締結しました。
協定締結式には、同社代表取締役社長の小室 淑恵 氏にお越しいただき、働き方改革の必要性のご説明や濵田知事との対談を行いました。
協定締結の目的
高知県が直面している少子化問題の克服のためには、仕事と家庭を余裕を持って両立できる社会を一日も早く実現する必要があります。
本県においては、すべての人が希望に応じて、家庭でも仕事でも活躍できる高知を目指して、昨年、県内の各種経済団体と、『「共働き・共育て」推進のこうち共同宣言』を行い、オール高知の県民運動として取組を推進しているところです。
県庁においても、本年4月に策定した「高知県職員共働き・共育てサポートプラン」を着実に実行することで、男性育休の取得促進を原動力に、共働き・共育ての生活スタイルの普及を図っています。
男性職員の育児休業取得を進める中で、カバーする職員の代替配置を考えると、局所的な男性育休も大事ですが、それだけで効果を上げることは難しく、職場全体として特に男性中心の長時間労働の是正に取り組まなければ、抜本的な解決にならないと考えていました。
そうした中で、このたび、これまでに3,000を超える自治体や企業への支援実績がある株式会社ワーク・ライフバランスと、働き方改革に関する協定を締結し、同社の支援を受けながら時間外縮減策をはじめとする取組を推進することとしました。
全国に先行して人口減少が進行する一方で、豊かな自然の下でゆとりある生活スタイルを実現できる本県こそが、こうした新しい働き方の確立に向けて全国の先導役となることに挑戦し、新しい働き方を市町村や民間企業、そして全国へ波及したいと考えています。
取組内容
①高知県における時間外縮減の取組
従前から公務能率等の向上に取り組むとともに、昨年8月からは、勤務と勤務の間に一定の休憩時間を設ける、勤務間インターバルを11時間以上確保することを努力目標とするなど、時間外縮減に継続して取り組んできました。
このたび、本協定に基づき、庁内外に今回の取組発信や、知事をはじめとした幹部職員が参加する働き方改革を推進するための会議、全職員を対象とした研修を実施します。また、モデル職場において、同社のコンサルタントの伴走支援を受けながら業務改革にも取り組み、その好事例を庁内へ横展開を図り、職員の長時間労働の是正及び時間外勤務の縮減対策を加速していきます。
②短時間勤務職員の採用枠の新設【自治体として全国初の取組】
※令和7年9月議会に関連条例議案を提出
職員の採用が困難な中、長時間労働の是正に向けたマンパワーの確保策として、育児や介護等の事情がある方でも勤務ができるよう、短時間勤務職員の採用枠を新設します。(令和8年4月~)
1週間当たり10時間を上限に、30分単位で無給休暇を取得可能とすることで、女性の再就職を応援するとともに多様な人材が活躍できる環境を整備します。
③時間外勤務手当の割増率の時限的な引上げ【自治体として全国初の取組】
※令和7年9月議会に関連条例議案を提出
社会実験として令和8年度限定で、知事部局の職員のみ、時間外勤務手当の割増率を125%から150%へ引上げ、
管理職を含め職員の時間外勤務に対する意識変化を促進します。
賛同を表明した4つの宣言
関連リンク
この記事に関するお問い合わせ
所在地: | 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号 |
電話: | 行政管理担当 088-823-9157 |
組織管理担当 088-823-9162 | |
給与管理担当 088-823-9164 | |
ファックス: | 088-823-9251 |
メール: | 110301@ken.pref.kochi.lg.jp |