令和7年度 地域の皆さんの活動(地域支援企画員からの報告)

公開日 2026年03月27日

黒潮町の天日塩販売拡大に向けた取り組み(黒潮町/幡多ブロック)

1 天日塩づくりの概要【(有)ソルティーブ】

 「天日塩」は、太陽熱と風の二つの自然エネルギーを利用して、海水の水分を蒸発させ、塩分濃度を上昇させた後に、最終的に結晶化させる製法で作られたお塩です。
 佐賀地域で天日塩づくりを行う「(有)ソルティーブ」は、前身の「生命と塩の会」の頃から約39年間、天日塩の製造と販売を行っています。
 また、天日塩の製造・販売に加え「天日塩とは何か」を理解してもらうための塩づくり体験事業も実施しており、国内観光客だけでなく、修学旅行生や外国人観光客の参加者も増えています。この塩づくり体験事業は天日塩の認知度向上だけでなく、高知県西部地域における一つの観光コンテンツとなっており、地域の交流人口の拡大や滞在時間の延長に貢献しています。

◎天日塩の製造工程
 (有)ソルティーブでの天日塩づくりは、大きく分けて2つの工程に分かれています。
①濃い海水を製造する(=採かん施設での製造)
   海水を、高さ6メートル程度のやぐら(採かん施設)に張られたネットに噴霧して流します。           
  何回も繰り返す間に、太陽と風の力で水分が蒸発し、濃い海水ができます。
②天日で乾燥させる(=結晶ハウスでの製造)
   完成した濃い海水を、太陽の力でゆっくり乾燥させると、塩の結晶が育ちます。

  

            【施設全景】 

海水をくみ上げてから長い時間(1~3ヶ月・季節によって変動)をかけて天日塩を作っています。
「(有)ソルティーブ」が販売する海のミネラルを豊富に含んだ天日塩は、土佐の海の味をそのまま感じてほしいという気持ちを込めて、「土佐の塩丸」という名称で販売しています。

 

                      

 

【左:土佐の塩丸(白丸・粗粒)、右:土佐の塩丸(青丸・細粒)】

 

 

2 これまでの取り組み

 太陽と風の力で製造する天日塩は生産に長い時間を要するため、生産効率を上げることが難しく、需要に対して供給が追いつかないという課題がありました。
 天日塩の増産を行うため、令和4年度に「産業振興推進総合支援事業費補助金」を活用し、採かん施設の改築及び結晶ハウスの増築を行いました。

 

3 今後の動き・展望

 令和4年度の施設整備により、これまでご要望にお応えできていなかった方々に対して商品を届けられるよう生産拡大に取り組んでいます。
 今後は、「黒潮町の天日塩」をさらに売り出すため、商談会への参加等を通じた販路開拓や関連事業者と天日塩を活用した新たな商品づくりなどを検討していく予定です。
 こうした取り組みに加え、「(有)ソルティーブ」では、雇用の拡大にも取り組んでいます。

 

4 地域支援企画員の活動内容

 天日塩の販売拡大に向けた取り組みは、平成28年4月から産業振興計画幡多地域アクションプランNo.19「黒潮町産天日塩を活用したビジネスの推進」に位置づけ、黒潮町や黒潮町商工会などと連携しながら支援を行ってきました。
 具体的には、売上高の目標達成に向けた進捗状況の確認や「県財務アドバイザー」と連携した財務分析に関する助言、デジタル化に向けた支援、販路開拓に向けた商談会の案内など、様々な場面で微力ながらお手伝いさせていただきました。

 今後も、関係者の皆様と一緒に、黒潮町の天日塩のビジネスの推進を目指し、地域支援企画員として全力で支援していきます。

 

この記事に関するお問い合わせ

 幡多地域本部 電話:0880-35-8616

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所在地: 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号
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