公開日 2026年03月27日
いしはらキッチンの取り組み(土佐町/嶺北ブロック)
1 いしはらキッチンの概要
土佐町西部に位置する石原地域を拠点に、食を通じて地域の魅力を発信しているのが「いしはらキッチン」です。「つたえ、つなぎ、そして笑う」を社是に掲げ、地域資源を活用した食品製造・販売を行うことで、地域を守り次世代につなぐ活動を展開しています。
県では、一連の取り組みを産業振興計画嶺北地域アクションプランNo.16「土佐町石原地区の地域資源を活用した地域活性化」として位置づけ、地域の雇用創出や所得向上を目指して支援しています。

【いしはらキッチンメンバー】 【いしはらキッチンロゴ】
2 いしはらキッチンの取り組み
令和2年に発足した「いしはらキッチン」は、地域食材を使用した加工品「山の辣油」の製造・販売に取り組んでいます。高知県産の鰹やイタドリ、生姜を原材料に無添加で仕上げた「山の辣油イタドリカツオ」は、「高知家のうまいもの大賞2022」で高知家賞を受賞するなど高い評価を得ました。
また、令和5年3月には株式会社として法人化を果たし、県内外での販路拡大に本格的に取り組んでいます。現在は4種類の「山の辣油」を展開しているほか、令和7年10月には、県の「産業振興推進総合支援事業費補助金」を活用して開発した新商品「僕、イタドリっす」を発売し、「高知家のうまいもの大賞2026」にて「新商品賞」を受賞しました。

【山の辣油シリーズ】 【イタドリカツオ】

【僕、イタドリっす】
3 課題とこれからの挑戦 ~自社加工場整備に向けて~
これまでの取り組みにより、石原地域の特産品としてのブランド認知は着実に向上してきました。しかし、現在の集落活動センター内にある共有施設では生産能力が限界に近づいており、持続的な発展と雇用の創出に向けて、より高度な衛生管理基準に対応した生産拠点の整備が喫緊の課題となっています。
そこで今後は、販路拡大の取り組みと並行して、自社加工場の整備という新たなステージに挑戦します。令和8年度にHACCPの考え方を取り入れた衛生管理と効率的な生産ラインを確保するための事業計画を策定し、これに基づき、令和9年度には新加工場整備を予定しています。これにより生産体制の抜本的な強化を図り、さらなる売り上げ増加と地域の雇用維持・拡大を目指します。

【山の辣油製造の様子】
4 今後の展望 ~雇用の確保~
新加工場の稼働により、いしはらキッチンの加工品販売事業が嶺北地域を代表する産業として確立することを目指します。また、本事業が中山間地域におけるビジネスモデルの成功事例となり、地域に活力を生み出すとともに、若い世代が希望を持って働き続けられる環境が整うことを期待しています。

【イベント出店の様子】
5 地域支援企画員の活動内容
地域支援企画員として、いしはらキッチンの取り組みを支援するため、事業の各フェーズにおいて県の施策を効果的に活用できるよう、関係各課や土佐町との調整役として伴走型支援を行ってきました。
令和6年度には、経営基盤の強化を図るため、地産地消・外商課が実施する「事業戦略策定支援セミナー」の受講を提案し、中長期的なビジョンの明確化を支援しました。また「産業振興アドバイザー制度」を活用し、専門家の知見を取り入れたターゲット設定や販売戦略の策定をサポートしました。
令和7年度には、新商品の開発から販路拡大に至る一連の取り組みを進めるにあたり、「産業振興推進総合支援事業費補助金(ステップアップ事業)」の活用に向けた調整を行いました。さらに、製造現場の生産性向上を図るため、「生産性向上推進アドバイザー」の派遣や、「高知県食品加工高度化支援事業費補助金」を活用した設備導入が実施できるようサポートを行いました。また、将来の加工場整備を見据え、土佐町や地域住民との合意形成に向けた協議の場を設けるなど、円滑な事業推進のための環境整備に尽力しました。
今後も、新加工場整備の実現に向けて、関係機関と連携しながら継続的な支援を行ってまいります。
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