IT活動団体 パソコンを楽しむ会

公開日 2013年01月30日

更新日 2014年03月16日

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パソコンを楽しむ会の活動紹介

 本会は、“パソコンを楽しみながら学んで行くサークル”として発足した。発足年月日は、平成17年4月20日である。活動拠点は、土佐市高岡町35番札所、清滝寺の麓にある船越町内会内、船越団地集会所に置いている。 

1.活動の趣旨/目的


 
今日、IT社会は急速に発展し、IT弱者と呼ばれる中高年の方が目立つようになって来た。中高年の方は、IT社会の主役であるパソコン教育が受けられず今日に到った人が多い。これからのIT社会の発展を考えると、中高年者といえどもIT社会から目をそらして生活することは出来ない。
 そこで、中高年の方がIT社会から取り残されないようにとの願いから本会の旗揚げを行った。 

2.パソコンを楽しむ会の構成メンバーと運営方針

 
 本会の会員は、50歳台から80歳台にまたがる人たちである。現在、男性8人、女性16人の構成で、24人の方が活動会員となっている。世話人会を設け、会の運営に当たっている。現在の会員は、土佐市の高岡町と蓮池、高知市の春野町と竹島町から来られている。

勉強会の風景

 会長、副会長、庶務、会計、そして広報の5役の世話人を設け、以下の6点を主眼として運営している。
 (1)パソコンを楽しみながらIT社会の発展に寄与する。
 (2)パソコン操作に悩める人を一人でも多く救済し、パソコンの楽しさを分かち合う仲間を増やす。
 (3)パソコンを教え、教えられる関係の仲間となる。
 (4)ボランティア精神で、対等の仲間意識で交流する。
 (5)会の決定は、会員の意志を尊重し、民主的に行う。
 (6)自治体と連携し、他のパソコン・サークルとも交流する。

 

3.世話人

(1)会長、ボランティア・インストラクター 楳田 晋 年齢75歳
 本会の会長職も7年目に入りました。発足時の意気込みは、今も変わっておりません。しかし、最近は民生・児童委員など地域社会の公的活動の幅が広がり、パソコン教室に力を入れる割合が低くなっております。

(2)副会長  植田省三 満71歳
 本会、開設当初からの会員である。地域の世話役に励まれ、これまでに船越町内会の会長や「山の手子ども守り隊」の隊長などの要職をこなされている。本会にとって、そのリーダーシップ力は、得がたいものである。

(3)会計  門脇ひろ子
 会員歴も長く、サポーター役もこなされている。今回、財布役としても全幅の信がある。

(4)ボランティア・インストラクター 市村 照美
 満80歳を越えたお年であるが、頭の冴えは抜群である。自らも脳の活性化になるからと、毎回の勉強会に素晴らしいレジメを作られている。満5年目を迎えるインストラクターである。

(5)広報役 楳田 昌子
 パソコンを勉強し始めて、満4年になる。サポート役もこなせる力をつけている。趣味も多彩で、広報役にうってつけである。 

4.新会員の自己紹介

(1)中野 叔
 よろしくお願いします。退職後に始めた山歩きの写真入り記録やポストカード・年賀状を作りたくて、平成14年にXPパソコンを手にしました。「土佐市IT講習会」や「福祉交流プラザ高齢者講習会」を受講後、悪戦苦闘しながら文書作りをしてきました。私には魔法の世界とも思われる広くて深いパソコンの世界、その入り口を少しだけ覗いた程度の作品作りですが、山歩きの楽しさが深まり友人達との交流も広がって、パソコンは老化の進む私の苦くて甘い妙薬になっています。
 入会して五か月、画像のグループ化と表のグラフ化の操作に驚きました。複数の画像を一度に移動させる簡便さとエクセル機能の面白さを、10年余りを経て初めて知りました。特にエクセルはほとんど操作することもなく、収支決算表等はワードで作っていました。本年度はワード操作の継続と私が苦手なパソコン周辺機器の扱い方等も学習内容になっています。またまた驚くことや“なるほどそうか”等多々有りそうで楽しみにしています。講師役のお二人をはじめ、会員の皆さん今後よろしくお願いします。 

5.新会員のひとこと


 
(1) T.K.さん
  70過ぎての手習いです。今年(2012)、3月入会さして頂きました。講師の先生方が丁寧に分かりやすく教えて下さり、楽しく勉強ができます。先輩会員の方の足を引っぱっていますが、ちょっとでも追いつきたいと思います。

 (2) S.N.さん
  少しずつですが、パソコンと仲良くなります。 

6.具体的取り組みの紹介

(1)パソコン学習
 
1.学習時間
 毎週、水曜日、午後1時30分から午後3時30分まで。2時間ゆっくりと、楽しく、繰り返し学習している。コーヒーブレイクも入れ、世間話も交えている。
 インストラクターが会員の自宅に出向き、パソコンの故障修理や操作テクを伝授することもある。

 2.学習内容
 新会員のさみだれ加入に備え、入門コース(おさらいコース)とスキルアップコースを交互に行なう体制をとっている。さらに、今年から会員の希望を募り、それらを中心にパソコン勉強を展開するケースを増やす。

 入門コースは、パソコン入門(WindowsとWord編)とパソコン入門(Excel編)のテキストを用意し、パソコンの画面構成とその機能から学習している。主な内容は、前記の項目に加えて、「Wordによる文字、ワードアート、オートシェープ、イラスト、そして写真などの入力操作や簡単なチラシ作り」と「Excelによる表計算、グラフ、そして住所録の作成」などである。 スキルアップコースは、文書作成ソフトMicrosoft Word,そしてフリーソフト(ラベル屋さんHomeやNHK趣味ゆうゆう)などを多用し、高度な文書作成テク、会報つくり、ポスター作成、そしてアルバムつくりなどを学んできた。カレンダーつくり、名刺つくり、年賀状つくり、凝ったチラシつくり、そしてパソコンのメンテナンス入門なども繰り返し、手を変え、品を変え、学んでいる。
 待望のインターネットもやり始めた。Yahoo!JapanやGoogleの検索サイトの使い方、電子メールの使い方、そしてホームページからの各種のダウンロードなどを勉強している。

(2)地元、「山の手ふれあいフェスタ」に協力 
 平成17年(2005年)から毎年、山の手ふれあいフェスタが開かれている。土佐市立高岡第二小学校を核とした地域のお祭りである。地域住民のふれあいと地域おこしを目標としている。例年700人程度の参加者がある。この祭りに「パソコンを楽しむ会」は、以下の形で参加し、協力を行ってきた。
 ・土佐市立高岡第二小学校の歴史を写真パネルと冊子で紹介。
 ・土佐市高岡町鳴川地区にある鳴川神社の秋の大祭りをビデオで紹介。
 ・採点競技にパソコンを活用し、順位表や表彰状を作成。

(3)船越町内会における活動
 
“土佐市指定ごみ袋”の販売チラシや町内会のお知らせなどの作成を実施している。

(4)船越いきいき百歳体操クラブへ協力 
 パソコンを駆使して平成21年度誕生した“船越いきいき百歳体操クラブ”(正式名称、船越ヤマモモ会)のポスタ ーやチラシをつくり、さらに、事務処理も担当している。満90歳から70歳台の人達が毎週、火曜と金曜日の午前 中、健康老人をめざして頑張っている。土佐市高岡町の高齢者が集まっている。

(5)土佐市高岡地区民児協の定例会へ協力 
 毎月、2日に開かれる定例会のレジメや各種チラシ・書類などをパソコン、スキャナー、そしてプリンターを使って 作成している。 

7.その他

 
 
中高年層へパソコンが浸透すれば、中高年者の交流がインターネットを介して盛んとなるでしょう。その結果、健康管理の面でも、生き甲斐の面でも、さらには、地域興しの面でも叡智が結集されてくると感じております。また、高齢者の孤独死や不安感などの解消にも一役買う可能性があります。
 そこで、パソコンによる中高年の人々の交流が、多面的な波及効果を生み出すものと信じ、中高年者のパソコン愛好家を増やす努力を積み重ねたい。


この記事に関するお問い合わせ

高知県 総合企画部 デジタル政策課

所在地: 〒780-0870 高知市本町4丁目1番16号(高知電気ビル別館7階)
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