公開日 2010年11月15日
更新日 2014年03月16日
鏡ダムについて
鏡ダムは高知市を流れる二級河川鏡川の中流域となる高知市鏡今井地区に鏡川総合開発事業の一環として計画され、昭和38年4月に工事着手、そして昭和42年1月に竣工しました。
当ダムには県都高知市を洪水から守るための治水機能と、水道用水、工業用水を供給するための利水機能を備えています。又、市民の憩いの場となっている鏡川の環境を保全する河川維持用水の供給とダムからの放流水を利用した発電もおこなっています。
昭和54年1月には吉野川総合開発事業の一環として高知分水事業が完了したことで、高知市へより多くの水を供給することができるようになりました。
このように鏡ダムは高知市民の安全で安心な暮らしを支える役割を担っています。
鏡ダムのはたらき
鏡ダムは、洪水調節や各種用水の供給並びに発電の三つの目的をもった多目的ダムです。
洪水調節
洪水調節とは、大雨等によりダムへの流入量が洪水量に達した時、洪水による被害を減らすため、ダムへの流入量の一部を貯めて、残りを放流することで、下流の流量を減らすことをいいます。
鏡ダムでは下流宗安寺地点での計画洪水流量2,380m3/sに対し、ダムにより180m3/sを調節することで同地点流量を2,200m3/sとします。
各種用水の安定供給
下流で取水されている上水道用水、工業用水道用水に支障のないように流水の調節を行います。特に渇水時には、ダムより補給を行うことで安定した供給を目指します。
鏡ダムでは下流宗安寺地点で工業用水は最大で103,200m3/日、上水道用水は最大で83,000m3/日を補給することになります。
発電
ダムよりの放流水を利用して最大出力3,300kwの発電を行っています。
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