平成25年度 「対話と実行行脚」 第3回 大豊町

公開日 2013年06月19日

更新日 2014年03月16日

「対話と実行行脚」 第3回 大豊町訪問実績

日時:平成25年6月11日(火曜日)

視察地

  1. 高知おおとよ製材の工場建設現場 
  2. あったかふれあいセンター・サテライト「怒田ふるさと館」
  3. 西峰地区住民との意見交換
  4. シカ等被害対策の防護柵設置現場 
  5. 薬草(ミシマサイコ)栽培圃場 
  6. 体験交流施設「せせらぎ庵」
  7. クールベジタブル生産施設

視察の様子


1.高知おおとよ製材の工場建設現場

高知自動車道の大豊IC近くにある川口南農工団地の約38,500平方メートルの敷地に建設中の現場にお伺いし、工場長から工事の進捗状況などの説明を受けました。
現在、平成25年8月の操業開始に向けて工事が進んでおり、稼働すれば高知県の原木消費が一気に進むことになります。また、県が実用化を目指す木造建築の新工法「CLT(クロス・ラミネーテッド・ティンバー)」による職員宿舎の建設計画もあり、今後の動きに期待が膨らみます。

2.あったかふれあいセンター・サテライト(怒田ふるさと館)

町内に13ヶ所あるサテライトの一つ「怒田ふるさと館」のミニデイの様子を見学した後、昼食にはヘルスメイトの方々による地元で採れた食材を使った「高血圧予防食」をいただきました。参加者約30名との意見交換では、月1回のミニデイが住民の交流を深める大切な場になっていることや、「人口が減り、若者がいない」「U・Iターンの受入れをするには空き家の修理が必要」などの課題もお聞きしました。

3.西峰地区住民との意見交換

                               大豊町の最東に位置する西峰地区にお伺いしました。住民の方々と意見交換を行い、集落活動の現状や課題をお聞きしました。
「西峰地区は昔からまとまりがあるものの、皆が高齢になってきて、何かをやろうにも体力がない」と話す一方で、Iターンの若い夫婦が農業をしながら子育てをしているという明るいお話もお聞きしました。                          

4.シカ等被害対策の防護柵設置現場

平成24年度に「高知県シカ被害特別対策事業」を活用して東庵谷地区の林道沿いに設置された防護柵を見学しました。
高さ1.8m、全長4kmにわたる柵は県内でも大規模で、地区住民40人が設置作業に協力されたとのこと。「杭を立てる作業が特に大変だった」との苦労話もお聞きしました。
柵には、ステンレス入りの網が使われており、シカなどに噛み切られないような工夫がされており、思わずナットク。

5.薬草(ミシマサイコ)栽培圃場

平成21年2月に設立された「ドリームタウン大豊」の生産者の薬草(ミシマサイコ)栽培圃場(東庵谷)を視察しました。生産農家18名で薬草栽培を始め、現在は60名が取り組まれています。比較的、高齢者が取り組みやすいとされる薬草栽培は、中山間地域に適した農産物として注目されており、説明していただいた生産者の方は78歳、栽培を始めて5年目とのこと。大変お元気な方でした。

6.体験交流施設「せせらぎ庵」

平成20年1月に地区住民が開設し、宿泊施設・体験道場として運営されています。
ピザ焼き、豆腐つくり、こんにゃくづくり、もちつきなどそれぞれの師範から指導を受けられます。宿泊客は体験と合わせて年間300から400人の利用があり、口コミで広がり、リピーターも多いとのことです。

7.クールベジタブル生産施設

(株)大豊ゆとりファームが取り組んでいる「クールベジタブル」のハウスを視察。
木炭・竹炭を肥料と一緒に土に混ぜてCO2削減を図るエコ栽培でナス、キュウリ、スナップエンドウ、トマトなどの「クルベジ野菜」を栽培。農業研修生の受け入れや高知大生と連携して地域産品のブランド化、地域活性化に取り組んでいます。
高知大生が「クルベジ」のPRのために企画し、開催した「娘々菜コンテスト(クルベジの萌えキャラクター)」も今年で3回目。現在、作品を受付中(6月1日から9月13日まで)です。
今回の募集キャラは白菜とレタス。9月24日には住民による投票で新たなキャラクターが誕生します。(※右写真は、トマト、キュウリ、ナス、スナップエンドウのキャラクター。商品のパッケージなどに使われています。)


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