公開日 2024年02月14日
ボーリング調査について
ボーリング調査の概要
耐震強化岸壁の整備にあたり、その設計に必要な基礎資料を得る目的としてボーリング調査を行います。
主な作業としてはボーリングマシンにより掘削し、1mごとの深さで標準貫入試験を実施し十分な厚さ(3m程度)の岩盤層が確認されるまで作業を行います。また、標準貫入試験時において同時に粒度試験を行うのに必要な試料を採取します。掘削後、地盤定数を求めるために必要なPS検層と呼ばれる試験を実施します。
ボーリング調査の状況
標準貫入試験とは
標準貫入試験は土層の構成を判定するためのN値の測定と、土質試験を行うのに必要な試料の採取を目的として行います。試験方法は、質量63.5キログラムのハンマーを75±1センチメートル自由落下させ打撃し、標準貫入試験用サンプラーを地盤に30センチメートル打ち込みます。このときの打撃回数がN値となります。
標準貫入試験の状況
PS検層とは
PS検層とは、ボーリング孔内に挿入した地震計で、人工的に発生させた地震波をキャッチして、ボーリング孔壁周辺の地層のP波とS波の伝搬速度を求める試験です。得られた試験結果をもとに地震時のシミュレーションを行い、地盤、構造物の変位をもとめます。
調査方法は、ボーリング孔内に受振器を取りつけて、地表で人工的に振動を与え、地表で起振した弾性波の地盤伝搬速度を測定します。
PS検層の状況
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