部署紹介
診察情報管理室
診療情報管理室は、入院診療録と診療情報を管理する部門として2002年10月1日に立ち上げ、当初は紙の診療録から運用が始まり、2009年3月9日には電子カルテに移行された。
年間約6000件の退院患者の診療録(カルテ)の管理・監査、診療録より得られる情報の管理をし、分析・編集を行い、医師・看護師・その他コメディカルや経営部門への情報提供、また患者・家族などへの情報提供をすることにより、医療の質の向上に貢献できるように努めている。
主な業務内容
I-診療情報データ入力
- 電子カルテ、退院サマリーの内容から、主病名・副傷病名等をICD-10によるコーディングと、手術処置情報はKコード、Jコードによる登録を行っている。
病名は当初 ICD-10(2003年版)を使用していたが、2017年4月の退院患者からはICD-10(2013年版)準拠に切り替えた。手術処置もICD-9-CMでの登録からKコード・Jコードへの切り替えを2020年4月に行った。
II-診療録監査・DPCコーディング監査
- 退院日翌日に記載不備等を確認(量的点検)
- 医師記録監査(質的監査)
診療情報管理委員会のメンバーを中心に、その他各科診療科長による監査 - DPC最投病名の確認、詳細不明コード再確認
III-スキャナ取込
- スキャナ取込に関する業務を行っている。
説明・同意書、他施設よりの紹介状、その他紙保存の必要な文書を全て電子署名・タイムスタンプ付きスキャナ保存、真正性確保を行っている。
IV-各種統計
- 診療科別退院カルテ完成状況(サマリー作成率)、診療科別紹介状持参患者数、再入院内訳、死亡退院患者内訳、救急車搬送患者数(科別・消防別)、クリニカルパス使用件数、その他各部署からの統計依頼
V-退院サマリーの作成依頼・督促
- 作成期限(2週間)を過ぎないように医師への作成依頼および督促
VI-院内がん登録・全国がん登録
- 2011年4月1日に高知県がん診療連携推進病院の指定を受け「院内がん登録」を開始した。2012年には地域がん診療連携拠点病院の指定を受けている。
毎年行われている国がんへのデータ提出、予後調査支援事業への参加、またQI研究事業などにも参加している。
VII-NCD・JNDのデータ入力
- NCD(National Clinical Database)
外科・泌尿器科 - JND(Japan Neurosurgical Database)
脳神経外科
診療情報管理室スタッフ
診療情報管理士5名、事務2名
※2021年4月1日現在