県民の皆さまからのご意見

ご意見・ご提言などの内容

受付日

2019-05-29 11:44

担当所属

図書館, 生涯学習課

オーテピアについて

県民の声

・自分は車椅子に乗っており、車椅子の友達と一緒に車でオーテピアへ向かった。
・オーテピアの駐車場がロック板式となっており、障害者駐車場もロック板式であった。
・民間駐車場等で時折見かけるが、障害者用駐車場ではありえないことである。
・支払機の高さが高く、館内へのアプローチのスロープもきつい。
・バリアフリーサービスの宅配貸出サービスも依頼すると自分たちは来館できているため対象外と言われた。
・平日の空いている時間帯を考えて来館したが、読みたい本の場所を教えてくれもそれ以上のサービスはなく、重いカーペットに狭いエレベーターで探すのも取り出すのも困難なかなりハードな館内であった。
・別添資料を参考に、一市民の要望だと思わず、参考にしていただきたい。

高知県からの回答

●●●● 様

オーテピアの障がい者駐車場の在り方等についてご意見をいただき、ありがとうございました。
 ご指摘いただいた点について、お答えいたします。

(駐車場がフラップ式となった経過)
 オーテピアの駐車場は、出入口が市道の追手筋と県道の中の橋通りに面していますが、特に中の橋側は常時渋滞している道路です。オーテピア整備前、中の橋側に出入口を作る場合は、渋滞を悪化させないようセットバックし待機進入路を設けること、入口にゲートを作らないよう高知県警から指導を受けました。また、周辺には民営の有料駐車場が複数あり、民業圧迫とならないようオーテピアの駐車場についても有料とすることになりました。
 有料駐車場としての運用方法について、設計業者、メーカーと協議を行いましたが、入り口にゲートが設置できないのであれば、有料駐車場としてはフラップ式駐車場しかないとの結論になりました。

(駐車場機器販売業者との協議について)
 ご指摘いただいた課題については、設計当初より他県の事例等から把握しており、フラップ式駐車場機器販売業者と、車いすの方(運転席,助手席とも)が出入りする際支障がないよう工夫された商品や、車いすからでも操作しやすい精算機の調達について協議を行いました。
フラップ式駐車場機器販売業者からは、①駐車場の左右を広く取り、車いすの方が座られる位置によって後方駐車、前方駐車を使い分けるように対応すること。また、機械式駐車場販売業者との協議では、②昇降場所の左右はフラットのため乗り降りに支障はないこと、車いす対応駐車場として認定を受けていることの説明がありました。

(障がい者団体との協議について)
 県内の障がい者団体とは、高知県身体障害者連合会、高知市身体障害者連合会、高知県肢体障害者協会などの団体関係者に参加いただき、設計策定中から意見交換会を3回、サインやトイレの手すりの位置などの検証会を2回、完成後にも検証会を2回開催し、その都度ご意見をいただいてまいりました。
 ご指摘のありました障がい者用駐車場のフラップや精算機についても、障害者団体からご指摘いただきましたので、障がい者用駐車場からフラップを取り除き、手計算で料金を徴収するなどの手法を検討いたしましたが、繁忙時の個別対応については困難であると判断し断念しました。
 最終的には、フラップ式駐車場は左右を広くとり、後方・前方駐車を使い分けること、それでも対応できない方(運転席・助手席とも車いすの方の場合など)は機械式駐車場にご案内することを障がい者団体に提示させていただき、ご理解ご了承いただいております。また、精算機の高さについては、係員1名を精算機付近に常駐させることでご理解いただいております。

(駐車場のその他の問題点について)
 いただいたご指摘の中には、機械式駐車場は滑るうえに昇降に時間がかかり他の方の迷惑となる、入口が狭い、音声で早く出るよう促される等のご意見もありました。
 これらについては、駐車場係員から、お待ちいただいているほかの利用者に、障がい者に優しい配慮をお願いし、ご理解をいただくよう努めてまいります。

(宅配貸出サービスについて)
 宅配貸出サービスは、病気やけが、障害などの事情により、お近くの図書館(市町村図書館も含む)への来館ができない方に、本やCDなどを自宅等にお届けするサービスです。貸出冊数は5冊まで、貸出期間は30日以内、読み終わった本については、宅急便が自宅等に回収にお伺いしています。ただし、来館できる方はご利用いただけないことになっています。ご利用にあたっては、利用カード申込書(宅配貸出サービス用)に、障害の内容等を確認できるもの(身体障害者手帳の写し等)を添えて提出いただき、審査を行ったうえでカードを発行することになります。
 今回の場合、その場で手帳の確認ができませんでしたので、申込書等を郵送していただけたら審査をすることをお伝えし、封筒を添えてお渡ししたものです。

(その他の問題点について)
 読みたい本の場所への案内がなかったとのことですが、お声がけいただければ、できるだけご案内するように努めております。カーペットが重いこと、につきましては、障害者団体関係者の検証会でもご指摘いただき検討いたしましたが、防音のため必要とのことで改善には至りませんでした。駐車場のスロープは大地震による津波対策のため、フロアをかさ上げする必要があったことから現状の傾斜になっております。エレベーターにつきましては、1階での乗降の際には回転することなくご使用いただけるよう配慮をして整備しております。
 なお、電子図書館につきましては、予算の範囲内でのことになりますが、引き続き、充実させていくこととしています。
 
(最後に)
 ご指摘いただいたようなハード面での対応は、費用の面など困難な部分もございますことを、ご理解いただきたいと思います。
オーテピアでは障がい者差別解消法にもあります合理的配慮を意識し、障がいのある方に寄り添った視点でのサービスを職員が提供することにより、より快適に来館していただける図書館にしていくようソフトサービスの向上に取り組んでおります。ご理解と、今後ともお気付きの点がありましたらご意見いただきますようお願いいたします。
 このたびは,ご意見をお寄せくださりありがとうございました。

令和元年6月14日
オーテピア高知図書館 
高知県立図書館 館長 渡辺 憲弘

お問い合わせ

教育委員会事務局 図書館
オーテピア図書館
電話:088-823-4946
回答内容は掲載時点のものであり、状況などの変化により、内容が異なっている場合があります。
詳しくは担当課までお問い合わせください。
Topへ