県民の皆さまからのご意見

ご意見・ご提言などの内容

受付日

2019-06-03 16:46

担当所属

薬務衛生課

子猫の殺処分について

県民の声

・高知新聞に子猫を殺処分していると掲載があった。
・全国的に殺処分しない努力をしているが、高知は犬も猫も簡単な判断をしているのか。

高知県からの回答

 このたびは、高知県の動物愛護に関するご意見をいただき、ありがとうございます。
 いただきましたご意見について、動物愛護を担当している食品・衛生課から回答させていただきます。
 本県の動物愛護の考え方や取組は他県と同様、殺処分がなくなることを目指していこうとするものです。
 高知県が保護、引取った犬及び猫については高知県小動物管理センターに収容しております。このセンターは狭あいな施設ですが、通路や倉庫等のスペースも活用して、できる限り多くの動物をぎりぎりまで飼養し、譲渡に努めています。
 しかし、同じ犬舎にいる他の犬を攻撃する犬もおり、収容にも限界があることから、飼養に差し支える状況等になる場合にはやむを得ず殺処分を決定しています。
猫については、平成26年7月から、地域のボランティアの方々がお世話をしている飼い主のいない猫に加え、外飼いが主である本県の事情から飼い猫も対象とした雌猫の不妊手術の費用を助成する事業を開始し、繁殖を抑制することで、飼い主のいない猫の削減に努めています。 
 しかし、離乳前の猫を引取った際には、体温の保持や授乳、排泄等につきっきりの介助が必要であること、また、免疫力がないため病気に感染しやすく、適切に飼養していくことが困難であることから、苦痛を長引かせないよう、やむを得ず即日殺処分しています。
 このような子猫の命を少しでも救うため、昨年度から離乳前であっても哺乳​等により育成が可能と判断された子猫については、ミルクボランティアのご協力を得るこ​とにより譲渡につなげる取組を進めています。
 譲渡については、小動物管理センターのホームページやポスターなどで譲渡動物の情報を積極的に提供したり、平日の業務時間であれば収容動物を見学できるようにしています。また、毎月1回以上休日に見学会を開催して、譲渡の機会を増やすようにしています。
​ また、何よりも飼養者に対する終生飼養や繁殖制限の啓発が大切ですので、新聞やパンフレット等による普及啓発の取組を継続していくことで、殺処分される不幸な猫の削減に努めています。
 なお、高知県庁ホームページ及び食品・衛生課ホームページ上に「高知県の野良猫対策について」を掲載しております。
 どうか、ご覧いただき、ご理解くださいますようお願いいたします。
 http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/131901/2019050700325.html


高知県健康政策部食品・衛生課
企画監(動物愛護推進担当)西岡 政雄
チーフ(動物愛護担当)  利岡 彩穂
担当 山端 桂祐
TEL:088-823-9673
E-mail: 131901@ken.pref.kochi.lg.jp

お問い合わせ

健康政策部 薬務衛生課
食品・衛生課
電話:9673
回答内容は掲載時点のものであり、状況などの変化により、内容が異なっている場合があります。
詳しくは担当課までお問い合わせください。
Topへ