県民の皆さまからのご意見

ご意見・ご提言などの内容

受付日

2020-08-27 19:05

担当所属

薬務衛生課

猫の殺処分について

県民の声

・住まいは高知県ではないが、猫の殺処分の記事をSNS上で拝見し、今回メールをした。

・犬や猫はモノではない。私たちと同じように精一杯生きている。
・殺処分するお金があるなら不妊手術をしてあげてもらいたい。その方がずっと野良猫は減るだろう。

・私の住んでいる県では、殺処分ゼロを目指し、殺処分場も無くしている。
・野良猫はほとんどがさくら耳になっており、地域での活動が根付きつつある。

・まだ高知県のような県があることが非常に悲しい。
・高知県には旅行で行ったことがあり、素晴らしい県だと思っていたが、180度見方が変わった。
・どうか正しい判断をお願いする。

高知県からの回答

 今回、メールフォームに添付いただいた記事は2015年のものでしたので、2015
年当時、記事にあるような「犬猫を殺す」というような姿勢が決定されたのか調
査しましたところ、そのような記録はございませんでした。本県の動物愛護の考
え方や取組は他県と同様、殺処分がなくなることを目指していこうとするもので
す。

 高知県が保護・引取った犬及び猫については、収容施設の通路や倉庫等のスペ
ースも活用して、できる限り多くの動物を可能な限り長く飼うよう努め、県内の
ボランティアの方にも多大なご協力をいただき、保護・引取った犬及び猫のほと
んどについて譲渡を行っております。令和元年度において決定された殺処分は、
小さすぎて育つことができない乳飲み子を長引く苦しみから救うためにやむを得
ず決定した処分のみであり、その数、犬3頭、猫467頭でした。

 猫の不妊手術への助成については、財政力の乏しい高知県でございますが、平
成26年度から全国トップレベルの費用を投じ、令和2年度は約1,500万円の予算
を充て、特定地域の野良猫への集中的不妊手術をはじめとしたボランティアの活
動を支援しており、着実にさくら耳となった猫が増えています。

 何らかの事情により飼えなくなったということで、犬や猫の引取りを依頼され
ることがありますが、動物の愛護及び管理に関する法律施行規則第21条の2の規
定に基づき、飼養者から動物を安易に引き取らず、飼養者に対する当該動物の終
生飼養や新たな飼養者を見つける努力をしてもらうよう説諭して引取り抑制を図
っています。

 小さすぎて育つことができない乳飲み子はやむを得ず引き取りますが、それで
も、県に持ち込まれる小さな猫もできる限り救おうと、ミルクボランティア制度
を設け、令和元年度は23頭の子猫が育てられて巣立つことができました。

 高知県がこれまでどのように動物愛護の取組を行ってきたか、そして今後どう
していこうと考えているかをご説明させていただくため、「高知県の動物愛護の取
組について」「高知県の野良猫対策について」として、高知県食品・衛生課ホーム
ページ上に掲載しています。
 ●●様のおっしゃるとおり、犬や猫はモノではございません。私たちと同じ
ように毎日精一杯生きています。そして、高知県は、殺処分がなくなることを目
指し動物愛護行政に取り組んでおります。どうか、ご覧いただき、ご理解くださ
いますようお願いします。

 http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/131901/2018050700144.html
 http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/131901/2019050700325.html


                    高知県健康政策部食品・衛生課
                    企画監(動物愛護推進担当)西岡 政雄
                    チーフ(動物愛護担当)  利岡 彩穂
                    担当 加藤 紗織
                    TEL:088-823-9673
                    E-mail: 131901@ken.pref.kochi.lg.jp

お問い合わせ

健康政策部 薬務衛生課
食品・衛生課
電話:088-823-9673
回答内容は掲載時点のものであり、状況などの変化により、内容が異なっている場合があります。
詳しくは担当課までお問い合わせください。
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