平成27年度 「対話と実行行脚」 第2回 東洋町

公開日 2020年01月20日

「対話と実行行脚」 第2回 東洋町訪問実績

日時:平成27年5月29日(金曜日)

視察地

  1. あったかふれあいセンターの活動視察
  2. 「海の駅」東洋町の視察
  3. 地域で活動されている住民の方々との昼食及び意見交換
  4. 水産現場の視察
  5. 水産加工場の視察
  6. 野根キッチンの活動視察
  7. 炭焼現場の取組視察
  8. 東洋町防災ヘリポートの視察

視察の様子

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1.あったかふれあいセンターの活動視察

あったかふれあいセンターを拠点に、子どもから高齢者、障害者の方々など誰もが集うことのできる居場所づくりや、健康維持のためのヨガ教室の開催など、様々な取組を展開されている東洋町社会福祉協議会。さらに、山間部の高齢者を中心に、買い物支援として宅配サービスも行うなど、地域の見守りにもつなげていきたいとのこと。地域のニーズを把握し、工夫をしながら事業を展開されている福祉現場のお声をお伺いすることができ、利用者の方々の生き生きとした笑顔と、高齢者が見守る中で保育園児ののびのびとした姿を目にすることができました。

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2.「海の駅」東洋町の視察

平成27年1月にオープン1周年を迎えた「海の駅」東洋町を見学させていただき、農産物や水産物の生産者による搬入状況や、県内外からの集客状況、販売強化の取組などについてお話をお伺いしました。また、地域おこし協力隊を配して、イベントの開催や店舗の魅力アップにつなげるための活動に力を入れて取り組まれている様子を伺い、今後の展開にもさらに期待が広がります。

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3.地域で活動されている住民の方々との昼食及び意見交換

地元女性グループ手作りの、こけら寿司をはじめとした様々な地元食材を使ったお弁当を昼食にいただいた後、東洋町の活性化について各方面の代表者の方々と意見交換を行いました。

意見交換に参加して下さった7つの団体、①よさこいを通して地域振興や子育て支援に取り組んでいる「よさこいサークルおはな」、②サーフィンと東洋町の自然の素晴らしさを多くの人に伝え、東洋町のファンを増やす活動に力を注ぐ県観光特使、③自らも移住者であり、有機野菜栽培を行いながら熱心に県地域移住サポーターを継続されている姿、④東洋町の自然環境を生かした観光振興に力を注ぐ「東洋町観光振興協会」、⑤「東洋町商工会婦人部」の地域での奉仕活動、⑥交流人口の拡大や地域活性化、若手商工業者の育成に努めている「東洋町商工会青年部」、⑦地元の果物を使った商品開発、販売、販路開拓に取り組む「甲浦の果樹仲間」、それぞれの工夫、資源を生かした活動について貴重なお話を聞かせていただき、直面している課題をより具体的に知る貴重な機会となりました。

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4.水産現場の視察

甲浦漁港の施設を見学し、甲浦における沿岸漁業の取組と水産業の現状についてお話をお伺いしました。水揚げ量は年々減少しており、地区外への水揚げが多いといった状況の中、最近では特に鰹の不漁も続いているとのこと。また、高齢化により漁を離れるといった事情や新規漁業就業者の雇用の難しさなど、率直な意見を聞かせていただき、研修や水産資源の確保について取り組んでいくことの重要性を認識しました。

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5.水産加工場の視察

水産加工場として取組を進めている「株式会社マルキョウ」の加工場を視察。東洋町の港で水揚げされる鮮魚の販売、干物や燻製などの水産加工品の製造と販売など、意欲的に展開されている様子を拝見しました。また、県内外でのイベントへの出店や加工品の冷凍保存による安定供給への工夫など、積極的に取り組まれているお話をお聞きしました。さらに、ホームページの開設や移動販売車での販売を視野に入れ、東洋町の魚のブランド化につなげていきたいという力強い姿に、今後の展開への期待が高まりました。

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6.野根キッチンの活動視察

地元女性グループが運営する「野根キッチン」は、週一回の朝市の開催と、カフェスペースでの「こけらモーニング」の提供などの活動を展開している。東洋町の郷土料理である「こけら寿司」の販売、「こけら寿司づくり体験」の実施によって食文化の継承と後継者づくりを目指しているとのこと。また、地元住民や県内外の観光客、お遍路さんに喜んでもらえる、そしてくつろいでもらえる憩いの場であることを心がけて活動されている姿に感銘を受けました。

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7.炭焼現場の取組視察

「土佐備長炭生産組合」の炭焼現場を見学。1,000度を超える火力で焼き上がったウバメガシの備長炭を、長い鉄の棒で炭焼き窯から引き出す作業も体験させていただき、炭にダメージを与えないように配慮しながら手早く作業を進めなければならない大変さを実感しました。また、土佐備長炭の生産から出荷、販売供給についてお話をお伺いしました。移住者を含めた雇用の促進、後継者の育成においても、長いスパンで継続的な計画をもとに事業を展開されている力強い様子を目にすることができ、県東部の産業発展に大きな可能性を感じました。

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8.東洋町防災ヘリポートの視察

大型ヘリコプターの緊急離発着場としてに建設された「東洋町防災ヘリポート」と、防災備蓄倉庫を視察。命をつなぐための対策として、東洋町の防災拠点施設に位置づけられ、救援物資の受入や救急患者の搬送に備えてさらに機能や体制を充実し、取組を着実に進められるとのお話をお伺いしました。

この記事に関するお問い合わせ

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