高知労働局との共催「働き方改革セミナー」にて 社会福祉法人ふるさと会様、株式会社山崎技研様に ワークライフバランスの推進に向けた取組を発表していただきました!

公開日 2020年01月27日

従業員のワークライフバランスを、今なぜ推進しなければならないか、高知の先進企業に学ぶ

 高知県では、従業員のワークライフバランスの充実に積極的に取り組む企業を、「高知県ワークライフバランス推進企業」として認証しています。

 12月11日に高知労働局との共催で開催した「働き方改革セミナー」において、認証企業である社会福祉法人ふるさと会様、株式会社山崎技研様に、ワークライフバランスを推進するうえでの課題や工夫している点など、各社の取り組みを発表していただきました。

社会福祉法人ふるさと会 (社会福祉業(全24事業所)、従業員数271名)

 介護事業所等を運営する社会福祉法人ふるさと会では、女性の育児休業取得率は100%を達成し、男性の育児休業の取得実績もあります。育児や介護などの事情がある場合でも、希望する勤務内容やシフトについて相談ができ、男女ともに働き続けられる環境が整っています。

 また、働きやすさを後押しするだけでなく、職員の意見を聞く会議や面談の機会を多く持つことで、ボトムアップで新しい意見を出しやすい企業風土をつくったり、キャリアアップの具体的なイメージを持つことができるようキャリアアップモデルを示したり、職員同士のコミュニケーションを向上させる活動を補助するなど、職員の能力を伸ばし、やりがいへとつなげる様々な仕組みがつくられています。

 ワークライフバランスの推進を福利厚生の充実のみに止めず、職員がいきいきと働ける職場づくりを通して、人材の育成と確保を実現しています。

ふるさと会山本様事例発表

(事例発表する社会福祉法人ふるさと会 ケアハウスあじさいの里 山本施設長)

ふるさと会様事例発表2

株式会社山崎技研 (製造業(県外含む6事業所)、従業員数136名)

 株式会社山崎技研は、本社工場の増設・移転に伴い、多くの社員の通勤時間が、今までに比べ長くなりました。

 子どもの保育園の送迎等にも支障が出てしまうことから、人材の流出(社員の退職)が懸念されるようになり、それに対応するため、育児短時間勤務制度をはじめとする、育児と仕事の両立支援に取り組むようになりました。

 それらの取り組みにより、男性の育児休業の取得実績は、現在までに60%を超えるようになりました。実際に取得した社員からは、「仕事は他のメンバーがフォローしてくれ、取引先も理解してくれた。育休中の家事と育児は大変だったが、貴重な経験になり、仕事も家庭もどちらも大切だと思うようになった。」などの感想が寄せられています。

 育児と仕事の両立を支援する取り組みが、国のくるみん認定へとつながり、それが会社のイメージアップにもなりました。

 新卒や中途採用の人材を確保しやすくなったという効果も出ています。

 さらに、育児との両立を実践している社員がいることで、介護との両立もできる社内風土になってきました。

 目の前の社員の悩みにひとつひとつ寄り添いながら、社員が安心して働ける環境づくりを着実に進めています。

山崎技研岡本様事例発表

(事例発表する株式会社山崎技研 岡本企画室室長)

山崎技研様事例発表3

この記事に関するお問い合わせ

高知県 商工労働部 雇用労働政策課

所在地: 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号
電話: 労政担当   088-823-9763
能力開発担当 088-823-9765
働き方改革担当 088-823-9764
就業支援担当 088-823-9766
ファックス: 088-823-9277
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