40年にわたり造園業に従事し、和洋あらゆる造園の工種の技能に優れ、施主の様々な要望に応えることができる一級造園技能士です。 特に「石積み」と「敷石（しきいし）」の技能に卓越し、素材の特性を理解し、活かすことで、機能的かつ美しい見た目の石垣や園路を作ることができます。こうした技能は、種間寺や牧野植物園等の様々な施設の造園工事に発揮されています。 また、勤務先である株式会社佐々木造園や造園講習会で後進技能者へ技術指導を行うほか、他社の工事の出張要請に応じた際には惜しみなくその技術を伝承するなど、高知県の造園業界の発展に貢献しています。

◆技のみどころ ＜こだわり＞
　石積み、石張り、どちらも大・中・小の石材をバランスよく配置することが一番神経を使うところです。これが崩れると、「かわいらしさ」や「やさしさ」、景色の落ち着きが感じられません。造園屋の独特の表現にはなりますが、こういったことを心がけて、日々仕事をさせていただいております。

◆「夢」 ＜挑戦・目標＞
　和風・洋風を問わず、時代時代にあった庭を貪欲に勉強し、作庭していきたいと思います。

◆「ひとこと」
　「土佐の匠」の名に恥じぬよう、これからも精進してまいります。

◆これから「ものづくり」の道に進もうとする方へ
　「ものづくり」と言っても色々な業種があり、一人前になるには時間がかかりますが、自分ができるようになると、面白く、やりがいもあります。この「ものづくり」の世界で、自分のため、高知県のそれぞれの業界のために共に頑張りましょう。

敷石（牧野植物園内）	石垣（種間寺）
和風庭園	洋風庭園（モネの庭マルモッタン ボルディゲラの庭）