事例紹介(池ノ内)

公開日 2009年03月19日

 湛水被害防止と用水の安定供給により発展を続ける!  

− 水田営農活性化排水対策特別事業/経営体育成基盤整備事業 須崎市「池ノ内」地区 −


 


池ノ内(いけのうち)地区 事業概要

水田営農活性化排水対策特別事業
 【受益面積】25ha
 【事業工期】平成7年度から平成12年度
 【総事業費】806,000千円
 【事業内容】排水機場:1ヶ所(φ1,000×2台)

経営体育成基盤整備事業
 【受益面積】48ha
 【事業工期】平成5年度から平成15年度
 【総事業費】1,639,600千円
 【事業内容】排水路:1,979m/用水路:12,126m(パイプライン)/ファームポンド:1ヶ所(1,600t)
        /農道工:542m/区画整理:4.9ha


   


「池ノ内」地区の農業振興には、2つの農業農村整備事業が大きな役割を果たしています

 池ノ内地区は、須崎市の市街地に隣接する水田地帯で、水稲作のほか古くから、きゅうり、ししとう、ピーマン等のハウス栽培が盛んに行われてきました。 しかしながら、外潮位が上昇すると自然排水ができない地形的条件に加え、既設排水ポンプの能力が不足していたために、台風等の豪雨時には度々甚大な湛水被害が生じていました。 このため、排水対策特別事業による排水ポンプの増設と、経営体育成基盤整備事業による排水路網の整備を一体的に計画しました。
 また、本地区では近年、塩水化や用水の水質悪化により、ハウス園芸用水の確保が課題となっていました。 このため、経営体育成基盤整備事業では、新たな取水源(地下水)の確保やパイプライン網の整備等も併せて計画しました。
 事業完了後、湛水被害が抑制され、効率的な水利用が可能となった農地では、安心して施設園芸に取り組むことが可能となり、地域の農業振興が図られています。


 


事業効果

  • 湛水被害が防止され、施設園芸に取り組む環境が整っています。
     
     本地区の排水は、地区内排水路を通じて排水機場のある「糺池(ただすいけ)」に集められ、排水ポンプと自然排水ゲートによって、県道下に設けられた暗渠を通り、外海に排水されています。
     台風等の洪水時には、外潮位の上昇や、排水暗渠が長く(約1km)また水路勾配が小さいことから、自然排水が不可能となりポンプ排水に頼らざるを得ない状況でしたが、既設ポンプの能力が不足していたため度々甚大な湛水被害が生じていました。
     事業実施前は、平均すると2年に1回湛水被害が発生していましたが、本事業完了後は、H19年現在まで湛水被害を抑えることができています。

       


 

  • 施設園芸に適した良質な用水が確保されました。
      本地区では、近年、塩水化や用水の水質悪化により、ハウス園芸用水の確保が課題となっていました。
    このため、新たな地下水の取水源を確保するとともに、ファームポンドを新設しパイプライン網を整備して効率的な水利用を可能としました。 
     
     
  • 湛水被害が抑制され用水不足が解消された地区内では、施設野菜等の有利作物の作付けが増えています。    
         

    ・水稲以外の畑作利用が約1.5倍に増加しています。
      (実施前:9.6ha から 実施後:14.0ha)

    ・本県が全国の7割近くを占める優良品目であるミョウガは、須崎市で県内の約半分を生産していますが、本地区は須崎市でも主要産地の1つとなっています。
      (実施前:1.9ha から 実施後:10.7ha)

    ・畑ネギは事業導入後、2.5ha新規作付けされています。
      


     
       


連絡先

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電話: 総務担当 088-821-4561
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