事例紹介(赤野・穴内)

公開日 2010年11月30日

更新日 2014年03月16日

ハウス団地の造成と共に延伸する農道整備 − 農免農道整備 安芸市「赤野」「穴内・赤野」地区 −




赤野・穴内(あかの・あなない)地区 事業概要 

【受益面積】 316ha (水田211ha、普通畑47ha、樹園地58ha)
【事業工期】 昭和61年度から平成22年度
【総事業費】 3,371百万円
【事業内容】 農道:5,470m 全幅員:5.0m 
※「穴内・赤野」「穴内・赤野2期」「赤野」「赤野2期」の4地区合計を記載

   


穴内から赤野の農免農道は、安芸市の施設園芸振興に大きく貢献しています 。 

 安芸市穴内から赤野地域は、古くから温暖な気候を利用したハウス園芸が盛んに行われてきた地区ですが、海岸段丘の山沿いでは、道路整備の遅れからハウス園芸の導入が進んでいませんでした。また、一部で行われていたハウス園芸も非常に作業効率の悪い農業経営を強いられていました。
 このため、海岸段丘の山沿いを東西に結ぶ幹線農道として、「赤野」及び「穴内・赤野」地区農免農道が計画されました。
 農道整備により農産物や営農資材の搬入搬出が容易になることから、農道が整備されるにつれて各地でハウス団地が造成されており、望ましい農業構造の変化をもたらしています。


 


事業効果

  • 山沿いの農地へのアクセスが改善されています。
     
     
     整備前(左)と整備後(右)の写真
     
        
      

   


       

  • 農道整備が進むにつれてハウス団地が造成されています。 
     
    各地区の営農状況
      
          
    八流地区(左)、天ノ平地区(中)、六丁新田地区(右)
       
    整備されたハウス面積(平成19年9月 安芸農業振興センター調べ)

    地区名

    事業名 実施年度 整備面積

    うちハウス面積

    天ノ平

    高生産性土地基盤整備事業

    平成5年度から平成7年度

    5.7ha

    2.0ha

    八流

    県営土地改良総合整備事業

    平成9年度から平成18年度

    24.7ha

    7.3ha

    六丁新田

    地区再編農業構造改善事業

     平成3年度から平成5年度

    6.2ha

    1.4ha

    

  


【地区の営農状況】
 本地域では海岸段丘地形を利用した施設園芸が盛んで、施設ナスを中心とした営農を行っています。
 近年は、施設ユリも拡大しています。 

  
    

        

   

【ナスの生産量】 
なすの生産量は、高知県がシェア9.9%で全国一位です。なかでも、安芸市は県内シェアの42.5%を占めています。
 平成17年度の安芸市のナス生産量は16,600tです。
 
 

 
    


この記事に関するお問い合わせ

高知県 農業振興部 農業基盤課

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