漁港事業

公開日 2009年03月16日

更新日 2014年03月16日

 高知県の海岸は総延長約706kmあり、その地形は中央部を流れる一級河川仁淀川を境にして、東は浦戸湾を除いて殆ど出入りの少ない砂浜と段丘の連なる隆起海岸、西は浦の内、須崎湾を始め沈降性の入り江と岩礁の多い山と絶壁が海に迫ったリアス式海岸となっており、この海岸沿線に大小90の漁港が点在しています(漁港数全国13位)。
 漁港は、水産業を支える社会基盤として、国民へ水産物を安定的に供給する役割を果たし、漁港背後の漁村住民の生命や財産の保全、国民への海洋性レクリエーション等の余暇空間の提供、さらには災害時の救援物資の運搬拠点等多面的な機能を有しています。
 これまで、漁業・漁村の全体的な底上げを目指し、漁港毎に生産基地機能の強化に向けたハード面の整備を行ってきた結果、多くの漁港は基本的な機能を獲得しました。
 一方、漁村の多くは、厳しい自然条件や地理的条件から自然災害に対して脆弱な面を有し、依然として都市と比べて生活環境の整備が立ち後れており、さらに、漁業の担い手の減少・高齢化の進行などに伴い漁村の活力も低下しています。
 このため、平成14年度を初年度とする漁港漁場整備長期計画において、国が定めた漁港漁場整備基本方針及び高知県水産業ワンランクアップ戦略に基づく『安全で効率的な水産物供給体制の整備』『水産資源の生育環境等の積極的な保全・創造』『水産業の振興を核とする漁村の総合的な振興』の3つの基本方向に沿った整備方針を定め、多面的利用が可能な安全で開かれた豊で住みよい漁村づくりを推進し、水産業の振興と漁村の活性化を目指していくこととしています。


県内の漁港位置図


宇佐漁港の写真(管内の漁港)


この記事に関するお問い合わせ

高知県 土木部 中央西土木事務所

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