平成30年10月18日、「免震レトロフィット工法」により改修工事を行った高知県庁舎が「第１６回公共建築賞（行政施設部門）」を受賞することが決定しました。

本庁舎は来るべき南海トラフ地震に備え、高知城とともに県民に慣れ親しまれた景観を「保存」しながら、今後も生き続ける価値の高い庁舎として「再生」することを目的とし、平成21年12月から平成24年3月にかけて、免震レトロフィット工事を行いました。

 

公共建築賞は、公共建築協会が、国土交通省及び全国知事会、全国市長会、全国町長会の後援を受け、昭和63年から１年おきに実施しているもので、優れた公共建築を表彰することにより、公共建築の総合的水準の向上に寄与することを目的とし、設計施工が優れているだけでなく、地域社会への貢献や施設の管理、保全を評価することから竣工後３年を経過した建築物を対象としています。

第16回公共建築賞は、全国から応募のあった102点の公共建築物について、全国９地区の審査委員会で第１次審査が行われ、平成30年４月に高知県庁舎（免震レトロフィット）を含む32点が「公共建築賞・優秀賞」（公共建築協会会長表彰）として選考（四国地区３点）されました。

公共建築賞（国土交通大臣表彰）は、「公共建築賞・優秀賞」の32点の中から、さらに第２次審査が行われ、行政施設部門、文化施設部門及び生活施設部門ごとに最も優れた建築物が１点選ばれるもので、今回、高知県庁舎（免震レトロフィット）が行政施設部門として受賞したものです。

　◇参考：一般社団法人　公共建築協会HP「公共建築賞」⇒https://www.pbaweb.jp/pb_date/award/news/16th_pbaward_prize_181018/