公開日 2018年03月20日
更新日 2024年06月28日
オオキンケイギクは植えないで!駆除しましょう!
毎年5~7月頃にかけて、鮮やかな黄色の花を咲かせるオオキンケイギク。
県内でも、土手や川原などで見られます。
コスモスの花に似てきれいですが、実は、外来生物法で特定外来生物に指定されている植物です。
自宅の庭や花壇には植えないでください。
【特定外来生物 オオキンケイギク防除チラシ】
チラシPDF(黄色)[PDF:1MB] チラシPDF(白色)[PDF:1MB]
オオキンケイギクが特定外来生物に指定された理由
オオキンケイギクは、強靱でよく生育することから、かつては工事の際の法面緑化に使用されたり、苗が販売されていました。
しかし、あまりに強く、いったん定着してしまうと在来の野草の生育場所を奪い、周囲の環境を一変させてしまうため、平成18年に外来生物法に基づく特定外来生物に指定され、栽培、譲渡、生きたままの運搬などが禁止されました。
※自宅の庭や花壇で栽培(水やりや施肥などのお世話)をすると違反になります。
オオキンケイギク(Coreopsis lanceolata )の特徴
キク科の多年生草本で、高さは0.3~0.7m程度。
土手、河川敷き、道路わき、街路樹の下、線路沿い、海岸、空き地など開けた場所分布が確認されている。
開花期は5~7月。
駆除方法
オオキンケイギクは多年草のため、繁殖を防ぐには、根から抜き取ってしまうのが効果的です。
広範囲で根からの抜き取りが難しい場合は、地上部を刈り取る方法もあります。なお、この場合は、同年中に地上部が再生し、再び開花することもあります。
また、オオキンケイギクの種子は、長期間発芽可能な状態で地中に残るため、その年に生えていた個体を全て駆除したとしても、翌年再び生えてくることがあります。
種ができてから抜き取りや刈り取り等の作業をすると、種をばらまくおそれがあります。花が咲く前か、なるべく花が咲いている間に駆除をお願いします。
抜き取った個体は、飛び散らないように袋などに入れ、植物が枯死したのちに燃えるゴミとして処分してください。
その他
・庭先にオオキンケイギクが生えている場合は、ご自身で駆除をお願いします。
公園や川原、土手など公共の場所に生えている場合は、その管理者と相談しながら駆除を進めていく必要があります。
・オオキンケイギクの栽培が禁止されている原因は、強靱な性質のため在来生態系に被害を与えるからです。個体に毒が含まれていて危険であるなどの報告は、現在のところありません。
関連情報 (環境省のホームページ)
この記事に関するお問い合わせ
所在地: | 〒780-0850 高知県高知市丸ノ内1丁目7番52号 |
電話: | 四万十川・清流担当 088-821-4863 |
牧野植物園整備担当 088-821-4868 | |
共生社会担当 088-821-4554 | |
自然保護・公園担当 088-821-4842 | |
ファックス: | 088-821-4530 |
メール: | 030701@ken.pref.kochi.lg.jp |
PDFの閲覧にはAdobe社の無償のソフトウェア「Adobe Acrobat Reader」が必要です。下記のAdobe Acrobat Readerダウンロードページから入手してください。
Adobe Acrobat Readerダウンロード