★受賞作品決定!★ 令和6年度知っちゅう?備えちゅう?土砂災害まんがコンテスト

公開日 2024年11月15日

令和6年度「知っちゅう?備えちゅう?土砂災害まんがコンテスト」の受賞作品が決定しました!

全国各地から、たくさんのご応募をいただき、本当にありがとうございました。

オリジナリティあふれる作品ばかりでしたが、審査員の皆さまの厳正なる審査の結果、第1回の受賞作品を以下のとおり決定しました。

                              

  ・~・~・~大 賞~・~・~・

R6大賞

 

「ご教示」   作:志良 るい

 

○作品の説明
土砂災害について、何の知識もないと気づいた母。その瞬間、ムジャキに遊んでいる息子の体に「犠牲者ゼロ」の神様が降臨する。

 

●審査員の講評

・漫画としての見せ方が上手。母親の知識不足と子の啓発の言葉との対比が面白い。

・子どもの方が防災に詳しかったりする「あるある」も入りつつ、お母さんの気づきもあって良かった。

・山での大雨によるひびわれで危険!!と思ったら砂遊びだったというオチもあり、分かりやすい作品だった。

・防災意識が低いと言われる親世代への啓発につながる。

 

 

 

        

 優 秀 賞 4作品

R6優秀賞①まさかの時のために

「まさかの時のために!!」
 作:ニシワキ コウジ

 

○作品の説明               災害に対する正しい情報の重要性と家庭での会話シーンを、実は被災していた、という意外性を表現しました。

 

●審査員の講評

・啓発の内容が上手にまとめられていて、分かりやすい。

・大災害だがしっかり対策しておいたおかげでみんな助かったというストーリーがまとまっている。

・前兆の確認、早めの避難がしっかり伝わる。

・情報量は多いがとても読みやすく、必要な知識がたくさん得られる。

・防災意識の高い人が、結果的にどうして助かったのかをうまく表現している。

 

 

 

R6優秀賞②前兆

「前兆に気を付けるニャ!」
  作:九重アルト

 

○作品の説明               男の子とロボットの会話を通して『警戒レベルに関わらず前兆があれば即避難』という情報が伝わるように制作しました。

 

●審査員の講評

・前兆に着目して展開させているところが分かりやすくてよい。

・前兆のコマ、きれいに描けているだけに、もっと大きく表現してほしかった。

・前兆の再確認。しっかり覚えて早めの避難!

・土砂災害の前兆が一つの絵でとても分かりやすく描けている。

・個性的なキャラ設定

 

 

 

 

 

R6優秀賞③早めの避難

「早めの避難」
 作:福岡 真由美

○作品の説明
豪雨の時、正常性バイアスがかかって避難を渋る父親を、娘が説得して避難するというストーリーです。「今まで平気だったから今回も大丈夫だろう」という「だろう運転」ではなく、「近頃の雨は異常だから災害が起こるかもしれない」という「かもしれない運転」で命を守る行動をしていきたいという思いを込めて描きました。

●審査員の講評

・父への説得と娘達の下心との漫画的な展開の中で、早めの避難を啓発しているところが面白い。

・ストーリーが若者に受け入れられやすく面白い。「裏手の崖」は絵で表現してほしかった。オチは不純な動機でも避難して良かったというポジティブな内容になるともっとよかった。

・不純な動機でも早めの避難が大事!

・大切なワードが赤字になっており、セリフが効果的でストーリーも分かりやすい。

 

 

優秀賞④大蛇

 

「大蛇が教えてくれたこと」
 作:吉川 みなみ

 

○作品の説明
その土地に伝わる大蛇伝説。蛇の伝説は土砂災害を乗り越えた証になっていて・・・・?

 

●審査員の講評

・大蛇は土砂災害の象徴。ヤマタノオロチ(八岐大蛇)は土石流の象徴であることを改めて思い出させてもらった。

・土砂災害の危険性は地名でも分かることを伝えている。

・土地に伝承されている災害の記憶を上手に表現している。

 

 

 

 

 

特 別 賞 2作品

★キャラがかわいいで賞

      「早めの避難」  作:和仔

特別賞キャラかわいい

 

★がんばって描いてくれたで賞

     「災害ってこわい!」   作:なゆい

特別賞がんばって描いた

 

 

審査会の総評

 【橋村審査員長の総評】

 土砂災害の防災を漫画で表現することはとても難しいですが、どの応募作品も表現を工夫し、伝えたいことがよく分かりました。審査は、漫画的な面白さがあり、啓発作品としての内容がきちんと表現されているかを大事なポイントとして受賞作品を決めました。否定的なセリフで漫画が終わっている作品もありました。この漫画を使って啓発活動をするわけですから、最後に肯定的な一言を添えるなどの工夫をするといいと思います。また、災害が起きそうな状況などをセリフだけでなく、きちんと絵で見せることも、漫画ではとても大事なことです。本職の漫画家さんは、描きたい内容について徹底的に調べます。その中で知った新しい知識を基に、アイデアを練っていきます。自分の知識だけで漫画を描くのではなく、まずは土砂災害について詳しく調べ、その中から誰かに伝えたいものを見つけてください。そうして作った漫画は、人を動かす力があります。これらのことを参考にして、また土砂災害まんがコンテストに挑戦していただけることを楽しみにしています。

 

この記事に関するお問い合わせ

高知県 土木部 防災砂防課

所在地: 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号
電話: 計画担当 088-823-9845
保全担当 088-823-9844
災害復旧担当 088-823-9824
土砂災害対策推進担当 088-823-9847
ファックス: 088-823-9539
メール: 171501@ken.pref.kochi.lg.jp
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