公開日 2024年02月26日
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行事名
令和5年高知新港コンテナ貨物取扱量(速報値) -
日時
2024年2月26日 -
場所
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知事の出席
無 -
副知事の出席
無 -
取材ポイント
高知新港のR5年のコンテナ取扱量は前年比4.6%増の12,652TEU (R4年:12,091TEU)。 そのうち、実入りコンテナの取扱量は前年比9.6%増の8,809TEUとなった(R4年:8,040TEU)。特に輸出は対前年比39.9%増と大幅に増加した。 増加の主な要因は、コロナ禍が収束したことに加え、R5年7月から新たな定期航路が就航し、高知新港の利便性が向上したため。
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内容
(1)令和5年高知新港コンテナ貨物取扱量(速報値) (単位:TEU※1) 【輸出入】 輸出 輸入 「実入り」(※2) 3,735(39.9%増) 5,069 (5.6%減) 「空」(※3) 2,718(22.9%減) 1,081 (105.1%増) 「合計」 6,453(4.2%増) 6,150 (4.3%増) 【移出入】(※4) 移出 移入 「実入り」 3 2 「空」 0 44 「合計」 3 46 【合計(輸出入+移出入)】 「実入り」 8,809(9.6%増) 「空」 3,843(5.1%減) 「合計」 12,652(4.6%増) ※1 TEU:20フィートの海上コンテナに換算した荷物の量を表す単位(twenty-foot equivalent units) ※2 実入り:貨物が積み込まれたコンテナ ※3 空:貨物が積み込まれていないコンテナ ※4 移出入:国内における県外との貨物の輸送 (2)輸出入別原因分析(実入りコンテナ) ①輸出:前年比39.9%増の3,735TEU(R4年:2,670TEU) 「前年からの変動要因」 ・コロナ禍の影響で昨年落ち込んだ炭酸カルシウムが、例年並みの貨物量に戻りつつある。 ・コロナ禍による海上物流の混乱(スケジュール乱れ、運賃高騰等)が収束したことに加え、新規航路の就航により新港の利便性が向上したことから、コンバイン、綿製品の輸出に再び高知新港が利用されるようになった。 ・新規荷主による中古自動車部品の大口出荷が開始された。 ②輸入:前年比5.6%減の5,069TEU(R4年:5,370TEU) 「前年からの変動要因」 ・紙産業において、コロナ禍に溜まった余剰在庫を捌かすために原料の買い控えが進んだことや、大口荷主の倒産などにより、パルプの輸入量が大きく減少した。 ・一方で、コロナ禍による海上物流の混乱が収束したことに加え、新規航路の就航により新港の利便性が向上したことから、特殊繊維やフィルムの輸入に再び高知新港が利用されるようになった。 ・新規荷主によるタイヤチップの大口利用が開始された。 (3)今後の取組 昨年7月に世界第3位のコンテナ貨物取扱量を誇るCMA CGM(CNC)による釜山航路が新たに開設され、高知新港の利便性は向上した。この2社による週3便の体制を維持できるよう県内をはじめ近隣経済圏の荷主に対してポートセールスを強化していく。 また、高知新港のさらなる利便性の強化に向けて、内航も含めたコンテナ航路の充実強化を図っていく。
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