公開日 2023年08月18日
こうちの山を守り、森を守る ○県民みんなが森のサポーター○
現在の森林・林業を取り巻く状況は、木材価格の低迷によって林業経営が困難となり、人工林の手入れが行き届かなくなっています。そのため、荒廃した森林が増加し、私たちの生活環境にも悪影響が出始めています。
このような中、高知県は、県民みんなの負担で森づくりを進めるため、平成15年に全国に先駆けて森林環境税を導入しました。
これまでに、この税を活用して、森林の荒廃を防止するための人工林の間伐や、希少野生植物などをシカの食害から守る取り組みなどを進めてきました。
また、県民みんなで森林や山を守る「こうち山の日」の取り組みや、小中学校などが行う森林環境学習、森林ボランティア活動への支援など、県民の皆さんの森林への理解と関わりを深める活動も支援してきました。
高知県の森林環境税は、令和5年度から5期目(平成15年から数えて21年目)を迎えています。第5期森林環境税では、森と触れあい、学ぶ「こうちの森で人づくり事業」と、森を守り育み、使う「豊かな森づくり事業」の2つの事業を柱に取り組みます。
「こうちの森で人づくり事業」 |
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森林環境 教育 |
子どもたちに森林や山への理解や関心を持ってもらえるよう、学校等での森林環境教育を支援します。
・環境学習推進事業(自然体験活動や環境学習の推進)
・高校生森林環境理解事業(森林環境の保全を理解し支援できる高校生の育成) ・青少年教育施設振興事業(小学生対象の林業体験等を実施し、自然への感受性や関心を高める) |
森林環境教育の様子
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県民の |
「こうち山の日」(11月11日)を中心に行われる県民の皆さんの自発的な活動や、森林保全ボランティア団体等の活動を支援します。 |
ボランティアによる間伐の様子 |
普及・ 啓発 |
森林環境情報誌、SNSでの情報発信、イベント開催等により、森林や木材利用への関心を広げます。 (事業の紹介)
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普及・啓発の事例 |
「豊かな森づくり事業」 |
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木材 |
県民の皆さんの目に触れやすい公共的施設などに県産木材を使うことや幼少期から木材に触れあい親しむ体験を通して、木の良さを |
木製品導入例(保育園) |
野生動植物
との共存
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シカによる食害等から森林環境や希少野生植物を守るための対策に取り組みます。 ・指定管理鳥獣捕獲等事業(山岳地等の捕獲困難地域でのシカ捕獲を委託)
・森林環境保全対策シカ捕獲事業(シカ捕獲に対する報奨金の支払を市町村に委託)
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シカによる森林被害の様子
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令和5年度森林環境税チラシ[PDF:2MB] |
森林環境税の仕組みなど
森林環境税は、個人・法人県民税の均等割に500円(年額)を上乗せして納めていただいています。
また、同税の趣旨に賛同していただけます方から、寄附を受け入れています。
条例、仕組みや徴収の仕方、寄附など、詳しくは下記をご覧下さい。
関係条例など
高知県森林環境保全基金運営委員会
納税者である県民や学識経験者の方で構成される高知県森林環境保全基金運営委員会(10人以内)に、事業計画や進み具合、制度のあり方などについて、ご意見やご提案をいただいています。
関連リンク
連絡先
住所: | 〒780-0850 高知県高知市丸ノ内1丁目7番52号(西庁舎4階) |
電話: | 企画担当 088-821-4572 |
総務担当 088-821-4874 | |
木の文化担当 088-821-4586 | |
ファックス: | 088-821-4576 |
メール: | 030101@ken.pref.kochi.lg.jp |
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