第３期高知県自殺対策行動計画の策定について

　県では、国の「自殺総合対策大綱」に基づき、平成21年４月に「高知県自殺対策行動計画」を策定、さらに平成29年３月に「第２期高知県自殺対策行動計画」を策定し、うつ病をはじめとするメンタルヘルス対策やゲートキーパーの養成、相談体制の確保など、自殺対策を総合的に推進してきました。その結果、本県の自殺者数は平成21年の233人から平成29年には109人に減少するなど、着実に成果を上げてきました。しかしながら、それ以降は120人前後で推移するなど、依然として深刻な状況が続いています。

　自殺の背景には、精神保健上の問題だけでなく、健康問題、経済・生活問題、人間関係の問題など、様々な要因が複雑に関係しているとされており、社会全体で自殺リスクを低下させるためには、生きることの包括的な支援をより充実していくことが求められます。
　このため、本県の自殺の現状やこれまでの取組の評価、令和４年10月に閣議決定された「自殺総合対策大綱」を踏まえ、「第３期自殺対策行動計画」を策定しました。

　本計画では、「高知型地域共生社会」の推進に向けた取組をはじめとした各種施策との有機的な連携を強化し、自殺予防に向けた普及啓発や包括的な支援体制の構築、身近な地域でのゲートキーパーの養成、児童生徒の自殺予防などに重点的に取り組み、「誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現」を目指します。

 

第３期高知県自殺対策行動計画本文編[PDF：6MB]
第３期高知県自殺対策行動計画資料編[PDF：2MB]