デング熱にご注意ください!

公開日 2019年10月23日

デング熱にご注意ください!

 今般、東京都内において、海外渡航歴のないデング熱を発症した患者が確認されました。
 東京都の報道発表によると、患者は9月18日から20日までの間、修学旅行で訪れた奈良市内又は京都市内でデングウイルスを保有している蚊に刺されて感染した可能性が疑われるとのことです。
 デング熱は、デングウイルス保有する蚊(デング熱を媒介するヒトスジシマカの活動は概ね10月下旬まで続くとされています)に刺されてから典型的には、2日~14日(多くは4~7日)の潜伏期間の後、高熱(38~40度)・頭痛・関節痛・筋肉痛・発疹などの症状が現れます。両市内や流行地域(東南アジア、南アジア、中南米など)を旅行した際に蚊に刺され、その後発熱等の症状がある場合は、かかりつけの医療機関等を受診してください。
 なお、これまで両市で同様の患者は確認されおらず、現在、関係自治体が協力して蚊の防除対策等を実施しています。

デング熱の国内感染症例の発生について(令和元年10月16日付け厚生労働省健康局結核感染症課長通知)[PDF:335KB]

 ※昨今では、デング熱発生地域を旅行した際に現地で感染し、帰国後発症した輸入症が年間200例以上報告されており、高知県内でも今年9月に1例報告されています。

1 デング熱とは

 デング熱は、デングウイルスに感染した蚊(ネッタイシマカ・ヒトスジシマカ)に刺されることによって感染するウイルス感染症です。
 デングウイルスを媒介する蚊が生息する熱帯・亜熱帯地域で多くみられ、全世界で年間約1億人の患者が発生していると推測されています。流行地から航空機によって感染した蚊が運ばれるなどして、国内でも感染する可能性がある疾患です。

2 病原体と感染経路

 デングウイルスを原因とします。
 デングウイルスは日本脳炎などと同じフラビウイルス科(同属)に属し、4つの血清型(1・2・3・4型)があります。感染した型のウイルスには免疫を得ることができます。
 デングウイルスに感染した蚊(ヤブカ属:ネッタイシマカ・ヒトスジシマカが代表的な種)に刺されることによって感染が成立します。
 ヒトからヒトに直接感染することはありません。

3 症状

 典型的には、蚊に刺されてから2日~14日(多くは4~7日)の潜伏期間の後、高熱(38~40度)・頭痛・関節痛・筋肉痛・発疹などが主な特徴です。1週間ほどで解熱し、予後は良好な疾患です。
 一方「デング出血熱」は、原因は同じデングウイルスですが症状は重く、デング熱の症状である熱が下がり始めたころ(2~7日後)、循環障害と出血傾向により、消化管出血・呼吸困難などを呈しショック状態に陥ることがあります。適切な治療を受けない場合は死亡する可能性もあります。
 「デング出血熱」は、前回と異なる型のデングウイルスに感染した際に発症する確率が高くなるとされています。

4 治療

 デング熱及びデング出血熱に対する特別な治療法はありません。症状に応じた対症療法が行われます。

5 予防のポイント

 デング熱に対する予防接種はありません。デングウイルスを媒介する蚊が生息する地域に渡航する際は都市部においても蚊に刺されない工夫をする必要があります。

蚊の繁殖や虫刺されを防ぐ工夫

  •  蚊の繁殖を防ぐため、雨水タンクに蓋をしたり、タイヤに溜まった水・鉢植えの皿の水を放置しない。
  •  室内の花瓶の水などは最低週1回は交換する。
  •  戸外に出るときは肌の露出をできるだけ避ける。
  •  虫刺され防止薬を適切に使用する。
  •  網戸やエアコンを使用する。
  •  渡航の際は設備が整った(網戸の設置や必要な清掃が行われている等)宿泊施設を利用する。

 

医療機関の皆様へ

 デング熱及びデング出血熱は感染症法による四類全数把握疾患であり、診断した医師は直ちに最寄りの保健所又は福祉保健所に届け出ることが定められています。

 デング熱の国内感染が疑われる事例がありましたら、速やかに最寄りの保健所又は福祉保健所へ情報提供を行っていただきますようお願いいたします。

蚊媒介感染症の診療ガイドライン(第5版)[PDF:2MB]

 

高知市保健所 088-822-0577   
安芸福祉保健所 0887-34-3177
中央東福祉保健所 0887-53-0297
中央西福祉保健所 0889-22-1247
須崎福祉保健所 0889-42-1875
幡多福祉保健所 0880-34-5120

 

 

 

 

 

 

 

 

リンク等
厚生労働省 デング熱について

国立感染症研究所 デング熱とは

連絡先

高知県 健康政策部 健康対策課
住所: 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号
電話: がん・企画担当 088-823-9674
難病担当 088-823-9678
感染症担当 088-823-9677
周産期・母子保健推進室 088-823-9659
ファックス: 088-873-9941
メール: 130401@ken.pref.kochi.lg.jp

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