鳥インフルエンザ関連情報(平成25年度)

公開日 2014年11月11日

1 県民の皆様へ

(1)家きん(採卵鶏、ブロイラーなど)における発生状況

詳しくは「農林水産省ホームページ(鳥インフルエンザに関する情報)」へ

 

■現在、国内における発生は確認されていません。

 

■宮崎県における鳥インフルエンザ抗体陽性例について

・平成25年6月3日、宮崎県において家きんに鳥インフルエンザウイルスが過去に感染していたことが確認されました。鳥インフルエンザが発生したということでありませんが、宮崎県では、念のため農場の移動制限や鶏舎にウイルスが残っていないかどうかなどの検査(農場監視プログラム)を実施しています。

◆9月3日、宮崎県はこれまでの検査結果が全て陰性だったことを踏まえ、国と協議を行った結果、農場監視プログラムを終了しました。

◆高知県では、6月4日に県内の家きん飼養農場(97戸)に立ち入り、家きんに異常のないことを確認しております。また、毎月実施している鳥インフルエンザウイルスのモニタリング検査でも陽性事例は確認されておりません。

詳しくは「宮崎県家畜防疫対策課ホームページ(更新情報)」へ

 

■韓国等における鳥インフルエンザの発生について

 

◆平成26年1月17日、韓国農林畜産食品部は、全羅北道高敞(コチャン)郡の種あひる農場において高病原性鳥インフルエンザの発生を確認したと発表しました。
・また、アジア周辺諸国では、依然として鳥インフルエンザが発生しています。
◆家きん農家を含む畜産関係者の皆様方におかれましては、引き続き、飼養衛生管理の徹底や早期発見に万全を期していただくようお願いいたします。

詳しくは「農林水産省ホームページ(鳥インフルエンザに関する情報)」へ
詳しくは「内閣官房ホームページ(中国における鳥インフルエンザ(H7N9)感染の対応について)」へ

 

■外国に行かれる場合に注意していただきたいこと

 

・農林水産省は、韓国における口蹄疫の拡大を踏まえて、鳥インフルエンザを含めた動物検疫の強化を進めています。

・地方空港を含め出国エリアや航空機内等における旅客への注意喚起のためのアナウンスを実施しています。

※これから年末年始や旧正月を迎え、海外との人や物の動きが一層激しくなり、国内地方空海港においても海外からのチャーター便などの増加が見込まれることから、農林水産省においては、渡航者や入国者を対象に、動物検疫に係る情報提供、注意喚起等を強化し、引き続き、水際検疫を徹底することとしています。


【具体的なアナウンスの内容(抜粋)】
◆発生国からの肉製品の持ち込みは禁止されていること

◆海外では、家畜を飼っている農場などへの立入は極力避けていただきたいこと

◆帰国時には、靴底消毒を受けていただきたいこと

◆やむを得ず海外で農場など畜産関連の施設に立ち寄ったり、ゴルフシューズなど土の付いた靴などを持っている人は、動物検疫所のカウンターに寄っていただきたいこと

詳しくは「農林水産省ホームページ(空海港における水際検疫の強化について)」へ
詳しくは「動物検疫所ホームページ(家畜の伝染性疾病の侵入を防止するために から海外へ旅行される方へのお願いから)」へ

 

(2)野鳥における検出状況

詳しくは「環境省ホームページ(鳥インフルエンザ関係・報道発表等資料)」へ

 

 

(3)鳥インフルエンザや家きん卵、家きん肉の安全性について

 

■鳥インフルエンザのうち、高病原性鳥インフルエンザとは、国際獣疫事務局(OIE)が作成した診断基準(鶏接種試験における病原性の判定)により、高病原性鳥インフルエンザウイルスと判定されたA型インフルエンザウイルスの感染による家きんの疾病 をいいます。

詳しくは「農林水産省ホームページ(鳥インフルエンザとは)」へ
詳しくは「(独)動物衛生研究所 ホームページ(高病原性鳥インフルエンザ)」へ

 

■家きん卵、家きん肉を食べることにより、鳥インフルエンザウイルスが人に感染することは世界的にも報告されていません。

 

・鳥インフルエンザは、鶏等の鳥の病気であり、感染鶏の肉や卵が市場に出回ることはありません。

・鶏卵・鶏肉の安全性について、食品安全委員会では、我が国の現状においては、鶏肉や鶏卵を食べることにより、(高病原性)鳥インフルエンザがヒトに感染する可能性はないとの考え方を示しています。

(鶏肉・鶏卵の安全性に関する食品安全委員会の考え方[PDF]、平成19年10月4日更新) [PDFファイル/15KB]

 

(4)愛玩鶏、学校で飼育されている鳥について

 

■国内で鳥インフルエンザが発生したからといって、直ちに家庭等で飼育している鳥が感染するということはありません。

・清潔な状態で飼育し、ウイルスを運んでくる可能性がある野鳥が近くに来ないようにしてください。

・鳥の排せつ物に触れた後には、手洗いとうがいをしていただければ、心配する必要はありません。

・飼育中の鳥を野山に放したり、処分するようなことはせず、冷静に対応下さいますようお願いいたします。

・飼養する鳥が、原因がわからないまま連続して死亡するなどの異常があれば、すぐに最寄りの家畜保健衛生所に連絡しましょう。

鳥インフルエンザから愛玩鶏を守るために(PDF:3,228KB)[PDFファイル/3.03MB]
鳥インフルエンザと学校飼育鶏(PDF:1,284KB)[PDFファイル/1.23MB]

 

(5)死亡野鳥について

 

■鳥獣対策課ホームページをご覧ください。

鳥獣対策課ホームページ

 

2 現在の高知県の取組(平成25年度)

 

■畜産農家等への情報提供、注意喚起

(1)文書通知

通知回数

文書日付

通知内容

1

平成25年4月8日

・中国における発生を受けて(H7N9、低病原性)

2

4月30日

・中国における続発を受けて(H7N9、低病原性)

3

5月15日

・北朝鮮および中国における発生を受けて(H5N1、高病原性)

4

6月3日

・宮崎県における抗体陽性例を受けて(H5亜型)

5

9月13日

・平成25年度における高病原性鳥インフルエンザ等の防疫対策の強化

6

平成26年1月20日

・韓国における発生を受けて(H5N8、高病原性)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■畜産農家への指導・検査等

・飼養衛生管理(清掃、消毒、野鳥の侵入防止、部外者の立入制限など)の実施状況の確認や指導

・異常な家きんを発見した場合の早期通報の徹底

・飼養家きんの鳥インフルエンザウイルス感染状況のモニタリング(抗体検査やウイルス分離)の実施

 

■防疫体制強化に係る打合せ会議

・鳥インフルエンザの発生時には、早期の防圧を図るため、防疫作業を迅速・的確に進める必要があります。

・このため、家畜保健衛生所や畜産試験場の家畜防疫員を構成員とする防疫作業のワーキンググループを平成23年度に立ち上げ、防疫作業の具体的な進め方を検討したり、動員者に対する的確な作業指示のできる防疫作業リーダーの育成に取り組んでいます。

開催回数

開催日数

議事内容

平成25年6月27日

・H25年度現地対策本部組織図の決定

・取組の年間計画

・異常家畜の通報受理から農場における臨床検査までの対応手順の確認

2

9月10日

・初動対応手順の確認

・H25防疫演習(1回目協議)

・家畜防疫マップの更新

3

10月2日

・平成25年度における高病原性鳥インフルエンザ等の防疫対策の強化

・H25防疫演習(2回目協議)

・防疫備蓄資材の整理状況と今後の更新

・家畜防疫情報のメール配信サービス登録の農家等への推進

 

■防疫演習の実施

 

(1)高病原性鳥インフルエンザ防疫演習(平成25年10月16日、畜産試験場、参加者50名)
・午前に、農場における防疫措置の机上演習と畜舎や車両消毒の実動演習について、農家や自衛防疫団体と共に実施しました。
・午後に、病性鑑定や防疫作業(評価、農場消毒、殺処分)について、家畜防疫員による実動演習を実施しました。

防疫演習の風景[PDFファイル/1.26MB]

 

(2)高知県高病原性鳥インフルエンザ対策訓練(平成25年10月21日、本庁・幡多土木事務所等、参加者約120名)
・午前に、本庁と出先、関係機関で情報伝達の訓練を実施しました。
・午後に、幡多土木事務所において、県職員の動員参集、健康チェックの訓練や防疫措置に係る研修会を実施しました。


対策訓練の風景[PDFファイル/1.05MB]

 

 

3 畜産農家の皆様へ

 

■外国に行かれる場合に注意していただきたいこと

・鳥インフルエンザ等が発生している国への渡航は可能な限り自粛してください。

・やむを得ずこれらの国に渡航した場合には、帰国の際に到着した空海港の動物検疫所のカウンターに必ず立ち寄り、指導を受けてください。

■飼養衛生管理の徹底(清掃、消毒、野鳥の侵入防止、部外者の立入制限など)をお願いします。

これまでも鳥インフルエンザに対する防疫対策の強化についてお願いしているところですが、国内での事例を踏まえ、これらの対策を強化していただきますようお願いします。

・防鳥ネットや金網などの整備により、野鳥などの鶏舎への侵入を防止しましょう。

・また、防鳥ネットに破れがないかなど、野鳥などの侵入防止対策を点検しましょう。

・鶏舎周囲に、穀類や生ゴミなどの野生動物をおびきよせるものを置かず、清潔を保ちましょう。

・鶏舎などの出入りの際は、長靴や車両の洗浄・消毒を十分に行いましょう。また、踏み込み消毒槽の設置も効果的です。

・関係者以外の農場への立ち入りを制限しましょう。

・鳥インフルエンザが発生している地域(国内外)への農場視察等は当面の間控えて下さい。

飼養衛生管理基準(鶏その他家きん編)[PDFファイル/1.57MB]

 

■飼養する家きんの異常に気がついたら、すぐに最寄りの家畜保健衛生所に連絡しましょう。

 

・家きんの状態をよく観察してください。
・飼養する家きんの異常に気がついたら、すぐに最寄りの家畜保健衛生所に連絡しましょう。

 
家畜保健衛生所名 住所 電話番号
 中央家畜保健衛生所  土佐市高岡町乙3229   088-852-7730
   田野支所  安芸郡田野町903-8   0887-38-2543
   香長支所  香美市土佐山田町加茂777   0887-52-3069
   嶺北支所  土佐郡土佐町田井1370-7   0887-82-0054
 西部家畜保健衛生所  四万十市具同相の沢5208   0880-37-2148
   高南支所  高岡郡四万十町榊山町2-12   0880-22-1124
   檮原支所  高岡郡梼原町檮原1629   0889-65-0392

 

4 過去の高知県の取組

【高知県の取組(平成24年度)】
【高知県の取組(平成23年度)】
【高知県の取組(平成22年度)】

 

この記事に関するお問い合わせ

高知県 農業振興部 畜産振興課

所在地: 〒780-0850 高知県高知市丸ノ内1丁目7番52号
電話: 総務担当 088-821-4551
酪肉振興担当 088-821-4810
経営流通担当 088-821-4522
衛生環境担当 088-821-4553
食肉センター整備準備室 088-821-4565
ファックス: 088-821-4578
メール: 160901@ken.pref.kochi.lg.jp

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