ESSENCEは、もし気づかれず放置されたままだと、さまざまな発達障害や精神医学的問題につながっていく可能性があり、言い替えれば、それらの問題を発達の早期に確認することができる重要な前兆と考えられます。

現れる徴候は、１つだけでなく複数の徴候が重なり合ったり併存していると考えられています。徴候が１つでもあれば、必ず他にないかみていくことが大切です。

 

ESSENCEの徴候がある子どもたちを捉える有効なツールとして、『 ESSENCE-Qチャイルド 』 という質問紙があります。

 

　

『 ESSENCE-Qチャイルド 』は、何らかのESSENCEの徴候のある可能性がある子ども（すべての年齢層、主に幼児）をスクリーニングできる質問紙です。診察の場面だけでなく、乳幼児検診や保育園などでも活用していただけ、色々な立場の人が色々な場面で活用できる質問紙です。

 

ESSENCE-Q チャイルド をご使用されたい方

『 ESSENCE-Qチャイルド 』は著作権で保護されており、
 クリストファー・ギルバーグ教授が所有しています。
 

スウェーデンのギルバーグセンターのHP▼でダウンロードできます。
https://www.gu.se/en/gnc/gncs-resources/screening-questionnaires-and-protocols/essence-q-child

※上記URLの『 ESSENCE-Qチャイルド 』ページにアクセスし、最下部までスクロールして下さい。

表示されている日本国旗のアイコンをクリックすると、日本語版のPDFがダウンロードできます。



アクセスができない場合やその他ご不明な点がございましたら、
下記メールアドレスまでお問い合わせください。　
問合せ先　✉ kochigillberg@ken.pref.kochi.lg.jp

 

　※ 使用に関するお願い

• 年に１回程度、ESSENCE-Qチャイルドのご利用状況や内容に関するご意見をお伺いする場合がございます。
  ご協力をお願いいたします。
• 当センターのホームページ上のESSENCEマップ（こちらをクリック）に、ご利用いただいている機関名を掲載させていただいております。掲載にご協力お願いいたします。

 

 

「様子をみましょう」とそのままにしないことが大切です。１つの専門的な立場からだけでなく、複数の視点で全体的に子どもさんの様子を見ることが必要です。気になる行動について、家庭や保育園・幼稚園等での様子をよく観察し、今、子どもさんが置かれている環境で何ができるかを考えましょう。ESSENCEの傾向が強く、子どもさんが困っていたりする場合は、適切な段階で専門機関へ相談をすることも重要です。

 

 

　

ギルバーグセンターでは、「ESSENCEの視点を用いた子どもの発達の見方」などのESSENCEに関する研修をしています。詳しくは高知ギルバーグセンターまでお問い合わせ下さい。