令和元年12月27日 仕事納め式での知事あいさつ

公開日 2020年05月26日

令和元年仕事納め式での知事あいさつ

令和元年12月27日(金曜日) 正庁ホール

【動画】知事あいさつ

 皆さん、一言御礼の挨拶を申し上げます。今年一年大変お疲れ様でございました。

 今年一年間は、日本にとりましても、またこの高知県にとりましても、大きな節目の年であったと思います。日本全体としましては、言うまでもなく5月に改元がございました。4月までの平成の時代が幕を閉じ、天皇陛下が即位をされて、5月1日からは令和の新しい時代になりました。希望に満ちた新しい時代のスタートでございました。

 また高知県政におきましても、4月の統一地方選挙で県議会の改選が行われました。12月には私自身、12年ぶりの新しい知事の就任という節目の年になりました。私自身のことを申し上げますと、7月までは大阪府で副知事として勤務をしておりましたところ、東京に帰って席を温める間もなく、この選挙に挑戦をして知事に就任するという、非常に転機となった、私自身にとっても激動の年ということでございました。

 今年一年、皆様には様々な施策に取り組んでいただきまして、大変お忙しい一年だったろうと思います。それぞれの部署で担当の業務に精励いただいて、精一杯頑張っていただきましたことに、改めまして感謝を申し上げたいと思います。

 特にこの2ヶ月弱でございますが、私が就任以来、早速に12月の定例の県議会がございました。こうした中での議会の対応、また並行して来年度の予算編成に向けました懸案のご説明、あるいは産振計画の見直し・改定に関しますご説明、こういったことを非常にお忙しい中で並行して進めていただきました。本当にありがとうございます。

 今回の12月定例県議会でこんな一コマがございました。中継の音声で聞いていただいた方もおられると思いますし、庁議メンバーの皆さんは議場で聞かれたと思いますけれども、それは再質問の形である委員の先生から、「濵田知事は今まで他の県でもいろんな仕事をし、職員とも交流をしてきた、勤務をしてきた経験があると思うけど、言いにくいかも知れませんが」と言いながら、「高知県の職員どうですか。」というご質問がございました。咄嗟の質問で、いわゆる再質問の形での質問でございましたので、私もその場で、「私は3つ4つの県で勤務をしておりますけれども、他の県と比べて劣るとかそんなことは全くございません。全く遜色のない良い仕事をしてもらっております。」というふうにお答えをいたしました。そして、「これは尾﨑前知事の下で、非常に鍛えられてスキルが上がってきたということだと思います。」というような答弁を申し上げました。

 後々、これを皆様にご紹介しようと思いまして考えました時に、高知県庁には、高知県庁ならではの強みがあると改めて思いました。私が今まで勤務した県の中で、福岡県あるいは大阪府、比較的大きな県でございます。その中には島根県にも勤務いたしましたが、大きな県でございますと、組織が大きいだけにやはり、良く言えば非常に職員の専門的な能力は磨かれますけれども、逆に言いますと非常に組織が細分化され、縦割りの弊害と言われるようなケースも往々にして出てくるということではないかと思います。大きな組織になりますとなかなか上に立っていても隅々まで目が届かない。また意見交換なども懇談の形でしていくことはなかなか難しいということがございますが、高知県の場合は比較的人口規模が小さくございますから、県庁組織も比較的小さいということでありますけれども、であるが故に非常に小回りのきく、風通しの良い、横の連携が取りやすい、また現にその連携をしてその良さを活かしている組織だと思います。

 例えば、あったかふれあいセンターという施策は、普通の行政組織では、大きなところの発想では、これは高齢者、これは障害者、これは子ども、これは部署が違いますねといって、とてもああいった形でこれを横串に刺して一つの拠点を作っていこうという発想は生まれにくいと思います。そういう発想が生まれたとしてもなかなか実現はしにくいと思いますが、そうしたことをしっかりと風通しの良い組織の中で、横の連携を良くして実現をしてきている。これは全国的にしっかり自慢ができる、誇れる高知県庁の強みだと思います。

 私はこの高知県庁の強みを活かして、ぜひ今後もしっかりと県民の皆様のために、良い施策を県庁一丸となってやっていきたいという思いを新たにしたところでございます。

 職員の皆さんには、今後の予算編成におきまして、様々な新しい年の事業の検討を進めていただいているところでございますけれども、年明けにはまたそれぞれについて一緒にしっかりと議論をさせていただき、また職員の皆さんと共に、県民の皆様にしっかりと奉仕をしていきたいと考えているところでございます。

 今回の年末年始はカレンダーの関係で、9日間という非常に長い休みになるということでございます。皆様にはしっかりと休養を取っていただいて、また常日頃なかなか疎かになっているかもしれませんご家族とのふれあい、あるいは古い友人との旧交を温めていく、そういったことでぜひリフレッシュをし、英気を養っていただきたいと思います。新年には元気なお顔で再会ができて、また新年度、共感と前進の県政を進めていく、実質的に最初の年と言ってもいいと思います。それを皆様と爽やかにスタートを切れることを心より祈っている次第でございます。

 改めまして皆様、この一年間大変お疲れ様でした。どうもありがとうございました。

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