令和8年9月4日 知事の記者会見

公開日 2026年09月09日

1 災害について
2 観光振興について
3 四国新幹線について
4 足摺海底館の再開断念について①
5 足摺海底館の再開断念について②
6 消防広域化について①
7 消防広域化について②
8 消防広域化について③
9 消防広域化について④
10 消防広域化について⑤
11 消防広域化について⑥
12 消防広域化について⑦
13 消防広域化について⑧
14 消防広域化について⑨

(司会)
 ただ今から記者会見を始めます。まず、幹事社質問をお願いします。

災害について
(稲本・共同通信社記者)
 まず、幹事社から3問質問させていただきます。
 まず、災害の関連でお尋ねします。気候変動により、気象災害が昔と比べて大きくなる中、千葉豪雨、北陸での豪雨が立て続けに起きました。いずれも浸水の恐ろしさが際立ちましたが、この被害状況を受けて、高知県で改めて見直しや改善につなげていきたいものがありますでしょうか、教えてください。

(知事)
 まず、先月の千葉豪雨により亡くなられた方々に対しまして謹んで哀悼の意を表したいと。また、一連の豪雨で被災された方々に対しまして、心からお見舞いを申し上げたいというふうに存じます。
 本県におきましては、直接のきっかけといたしましては、平成30年の7月豪雨がございますが、これをきっかけに、豪雨災害対策推進本部という組織を常設の組織として設置をしております。平時からハード、ソフト両面で部局横断的に施策を講じていくということでございます。
 ハード面では、例えば、河川におきまして、再度被害の発生の防止を目的といたしました護岸の嵩上げの工事、あるいは川底の堆積土砂の浚渫、こういった対策を順次、実施をしております。
 また、ソフト面では、いわゆる浸水想定区域図を作成をし、これを市町村でハザードマップというような形に加工をしていただいて、住民の皆さんに、お住いの地域の災害リスクを確認をいただくといったような取り組みを進めております。
 こうした中で、今回の千葉県の豪雨におきましては、特に道路の冠水によって、車に閉じ込められるという形で、そうした原因でお亡くなりになるという事例が複数発生いたしました。今回の事案を受けまして、いわゆるアンダーパス、立体交差で深くなっているものでありますが、その部分につきまして日常の、例えば、ポンプ、排水装置などの維持管理、あるいは降雨時に迅速、的確に操作ができるといった対応方法、こういうものにつきまして、改めて整備をし、対応を強化していくということにしております。
 具体的には、現状では冠水が発生をいたしましたら、速やかに通行規制を行うということといたしておりますが、今後につきましては、特に車両の侵入防止対策、アンダーパスに入らないように、その手前のところに通行止めの表示を行うというようなことですとか、監視の機能を強化をしていく。こういったことに取り組みたいと考えております。
 また、本年5月の末からは、国におきまして新しい防災気象情報の運用が開始をされました。大雨、河川氾濫、そうした情報の名称に警戒レベルの数字を付す。これは統一的な分かりやすい発表もされるようになっています。県といたしましては、こうした情報をもとに引き続き、各市町村におきまして適切に避難指示などを発令していただく。あるいは災害対策本部の設置といった対策を取っていただくように働きかけを行ってまいります。
 こうした取り組みを総合的に行っていくということによりまして、豪雨災害に対します備え、対策を推進をし、被害の軽減を図っていきたいと考えております。

観光振興について
(稲本・共同通信社記者)
 続いて、観光振興の関連でお尋ねさせていただきます。最近作られたGUNMA PASSPORTとIBARAKI PASSPORTが消費者の心をつかんでいるようで、欲しい人が殺到していると話題になっています。それ以前に、高知では2012年から龍馬パスポートを発行しており、県民にはかなり親しまれているものになっていると存じておりますが、そこでお尋ねしますが、県外の方に、特に人口が多いのは首都圏などですが、高知をより知ってもらい楽しんでもらうために、さらなる活用など、取り組みを強化したいお考えなどお聞かせください。

(知事)
 お話のありました龍馬パスポートは、14年前、平成24年に本県で取り組みが始まったものでありまして、趣旨としましては、当時の大河ドラマ「龍馬伝」の後の観光客のリピーター化、あるいは周遊促進策という趣旨で始まりました。この種の取り組みとしては全国初ということで始まったというふうに承知しております。今年の8月末現在の保有者は30万人を超えております。その内、先ほど県民には親しまれているという話がございましたが、30万人の内の県外在住者の割合も約81%となっていまして、実際のところ、多くの県外観光客にご利用いただき、また、リピーター対策、周遊促進対策として、有効に機能しているというふうに思っております。
 これは、その内容として、利用可能な施設の箇所が宿泊体験等々750とかなり多い。そして、スタンプを使ったアナログな周遊企画の側面も持たせている。そして、これだんだんと利用頻度が上がりますとステージアップをしていくということで、楽しみながら達成感が味わえる。こういったところがうけている要因ではないかというふうに分析をしております。県の方では、これまでも観光キャンペーンなどと連動させまして、龍馬パスポートを活用して周遊企画などを展開をしております。
 最近では、例えば「あんぱん」の放送に合わせて、やなせさん縁の市を巡る。そういうときに、やなせさん縁の限定スタンプを獲得できるという企画を行ったような例があります。今年は「よさこい高知文化祭」と連動しましたレアスタンプ企画といったようなものも予定をいたしておりまして、この機会に高知へ来られた方々に県内各地を巡って、また再び高知を訪れていただくようなきっかけにつなげたいと考えています。
 この他、株式会社ポケモンと連携をして行っておりますキャンペーンとして、ヌオーのパスポートカバーをプレゼントする。こういった企画も実施をする予定で準備を進めています。
 今後につきましては、再来年からの大河ドラム「ジョン万」の放送とタイアップをする企画、こういったものを検討したいと思います。これによって、兼ねて目標としております大河ドラマをきっかけとした県内各地域への誘客促進、そういうところにつなげていきたいというふうに思っておりますし、本県への注目が高まるというチャンスでもありますので、龍馬パスポートの対象施設でもあります東京、大阪のアンテナショップでも、今まで以上に、情報発信に力を入れて取り組みたいというふうに考えています。

四国新幹線について
(立石・NHK記者)
 四国新幹線についてお尋ねします。1973年の基本計画路線指定から半世紀以上にわたって動きがありませんでしたが、先月の8月に国土交通省が、四国における新幹線整備の検討に向けたケーススタディの調査を始めると公表しました。新幹線の導入に関しては、四国各県から新幹線の空白地帯の解消や広域交流の活性化などの観点から期待の声も上っています。また、新幹線の導入により、南海トラフ巨大地震の発災後のインフラにも貢献するという見方もあります。
 ただ、一方で地方自治体の財政負担もかなり大きく、高知の場合は、空の便もありまして、交通網への影響も十分に考えられます。本州から四国の中で見ますと最も遠い高知県だからこそ、インパクトは四国4県の中で最大と言えるかと考えます。まだ、調査の段階で先行きは見通せませんが、改めて知事のスタンス並びに導入することへの課題やリスクについて、どのようにお考えかを聞かせください。

(知事)
 お話がありましたように四国の新幹線は、昭和48年に基本計画路線に位置づけられましたけれども、それから半世紀以上にわたりまして、具体的な動きがなかったところでありますが、今回、これが国のケーススタディの調査対象路線として、公示をされるという動きがありまして、文字通り画期的、時代を画するような、また、具体化の動きがなかった状況を打開をする第1歩となるような、嬉しいニュースであるというふうに受け止めております。
 新幹線が整備されますと移動時間が大幅に短縮をされる。その結果、観光面あるいはビジネスの拡大、そうしたことで交流人口の増大が期待をされる。さらに県民の暮らしの利便性の向上、地域経済の発展への寄与、こういった大きな効果が期待できると考えています。
 一方で、またお話がありましたように、特に本県にとりましては南海トラフ地震によります大規模災害ということを想定をいたしますと、災害時の救援物資・人員の輸送ルートといたしまして、他の交通機関が被災をした場合のバックアップ、いわゆるリダンダンシーの確保という観点からも、非常に重要なインフラだというふうに考えております。
 一方で、お話もございましたように、整備にあたりましては巨額の事業費がかかる。これが近年の建設費の高騰によって、さらに上振れをするというような状況にあるということ。また、それに伴って、地方負担の金額も増加をするであろうということ等々ですね、課題も様々なものがあるというふうに考えています。
 しかし、こうした課題を考えましても新幹線の整備は、四国の活力を向上させる。そして、災害に強い国土づくりにもつながるということでございますし、そういった意味で、将来にわたって四国の発展を支える。また、四国が全国の他の地域と同じスタートラインに立って、こういった地域間競争を戦うためのベースになる。そういう意味で、非常に大きい意味を持つ。課題は多々ありますけれども、整備によるメリットの方がはるかに大きいというふうに考えております。
 お話のありましたように、四国の中でも高知県は、最も本州から遠いということでありますから、効果はますます大きいというふうに考えております。今の在来線であります土讃線が大正から昭和にかけてという整備時期が非常に古い。ディーゼル車、単線ということでありますし、災害に対しても脆弱ということでありますから、速達性という点でも課題があるわけでありまして、こうした現在の交通条件が大変厳しいからこそ、新幹線によって改善する改善幅というのが、飛躍的に大きいというふうにも捉えられるわけでありまして、そういう意味で、高知県にとりまして新幹線整備の効果というのは、四国の中で見ても特に大きいのではないかと考えます。
 今回のケーススタディは、こうした課題も含めまして、四国における新幹線整備のあり方を具体的に検討するものであります。その成果を今後の整備のスキームの見直しにつなげていくことが重要だと考えておりますので、引き続き四国4県の政官民で、しっかりと連携をしながら、整備計画への格上げに向けました法定調査を行う、これが次のステップとして大変重要でありますから、この法定調査の速やかな実施、あるいは整備新幹線の財源確保、地方負担のあり方の検討、こういったものについて、具体的な動きにつながりますように、国に対してしっかりと働きかけていきたいと考えています。

(司会)
 各社からの質疑に移ります。質問をされる方は挙手をして社名とお名前を発言の上、質問をお願いします。

足摺海底館の再開断念について①
(竹久・高知さんさんテレビ記者)
 私から三つ、大きく質問させていただきます。
 一つ目は、足摺海底館の関係です。県の観光開発公社が先月末に取締役会を開いて、5億円ほどの費用が、連絡橋の修繕と本体施設の改修にかかるということから、将来、投資をしても回収するのが難しいということで、営業を取りやめていくというふうな話になっています。正式には今月の中旬にある臨時株主総会で決定されるということなんですけれども、こうした動きについて、知事のお考えをお聞かせいただきますでしょうか。

(知事)
 この足摺海底館は、まずは連絡橋の老朽化というのが問題化をしたということでありまして、「ジョン万」の放送開始決定も踏まえて観光客の方々がたくさん訪れることが想定されるという中で、安全性の確保が懸念をされるということがございましたので、今年の5月に休館をいたしまして、今後の方針につきましては、公社において9月ごろに方向性を決定すると、そういう方針で検討が進められてきたというふうに認識をしています。
 お話がありましたように、8月31日に開催をされました取締役会におきまして、9月の末をもって営業を終了するという方向で議論が進みまして、営業を終了するということということにつきまして、近く株主総会に諮るという方針が固まったというふうにお聞きをしております。
 今回の判断は、この検討の過程で営業を再開をしていくには、連絡橋につきまして小修繕のみならず、全面的な架替えが必要となる。また、海底館本体につきましても修繕が不可避であると、そういったことを考えますと、現実的に新たな投資、約5億円規模の投資が必要だということを前提に、今後の収支見通し、あるいは公社の経営状況といったものを推計をし、また勘案をした中で、端的に言えば、それだけ大きな投資を追加でしてもそれを回収できる見通しが立たないということに、起因をした判断だというふうに受け止めております。
 足摺海底館は長年にわたって、多くの観光客の方々に親しまれてきた施設でありまして、営業終了というのは、大変残念であります。かねて申し上げていますとおり、でき得れば何らかの形で営業が続けられるような方策があれば、それは理想的だと思ってまいったわけでありますが、ただ今申し上げましたように、施設の安全性、そして、公社の経営状況といったものを踏まえた上での事業主体、設置主体としての判断をされたということだと思っておりますので、これを尊重をしていくべきではないかというふうに考えております。

足摺海底館の再開断念について②
(竹久・高知さんさんテレビ記者)
  土佐清水市は大河ドラマが再来年ですか、放送されるということで、これから県も含めて観光面で盛り上げていこうというふうに準備をされている中だと思うんですけれども、直接的な影響はそんなにないかもしれないんですけれども、観光面でどういうふうにバックアップしていこうとされているのか、その辺りも含めて教えていただけませんか。

(知事)
 まさしく「ジョン万」に関しましては、近々会議も開きまして、今年度中の補正予算への対応ということも含めて、全県を対象とした博覧会ですね、これで土佐清水の地域のみならず、全県的な観光の盛り上げにつなげていきたいというふうに思っておりますし、地元、土佐清水市の方でも体制を立ち上げられて、種々方策を検討されているということだと思います。
 お聞きをしているところでは本年度末ですかね、3月ぐらいを目安に地元でも、特にこの竜串エリアの観光の振興、再興に関してプランをまとめたいということで準備をされているというふうにお聞きをしました。ですから、逆にいうと、そのプランをまとめるということの前提の条件としても、海底館の今後の方針について、中身はともかく方針は9月の時期に決定をしておきたいというような、そんなタイムスケジュールと言いますか、時系列感で検討が進められたというふうに聞いておりますので、大河ドラマとの関連での観光振興ということに関しては、市とも十分意思疎通をしながら、市で講じられる対策、そして、県で支援も含めまして講じていく対策、しっかり噛み合って観光振興につなげていくという点で努力をしていきたいと思っております。

消防広域化について①
(竹久・高知さんさんテレビ記者)
 それから話題変わりまして、消防の広域化についてお伺いします。昨日、実務協議会がありまして、昨日もちょっと会議が終わった後に質問させていただきましたけれども、須崎市の方が、協議会から離脱したい旨を市長ご自身がオンラインの場でしたけれども、表明をされました。知事は、非常に当惑をしているというふうに会議の場でおっしゃっておられましたけれども、改めて、会議の中では他の自治体からも採決について、違和感を持つ、あるいは疑問を持つような声もありました。昨日の会議の運営も含めて、採決のやり方も含めて、昨日の会議をどのように振り返っておられるかお聞かせいただけますか。

(知事)
 まず、須崎市長が、いわゆる協議会からの離脱を、突然に表明されたということに関しての受け止めを改めてでございますが、私、この問題は元々、例えて言えば、先般来一種押しかけ仲人的に、県の立場で市町村の、消防は市町村消防の原則がありますので、あくまで市町村の責任範囲でありますけれども、そこを敢えて、広域化が今必要ではないかということで、押しかけ仲人的に後押しをしてきたわけでありますが、それに例えて言えば、そういったことでいろいろと関係者の間も調整をし、親類縁者も集めてお見合いの席をセットしたところで、現れた当人にちゃぶ台返しをされたというような構図になっているのが昨日の発言ではないかというふうにも感じておりまして、そうした意味で、私としては本当に残念でした。
 須崎市長さんとも電話で話をしましたが、お考えもあるということではありますが、ぜひそのお考えを、会議の場でお話をいただくということにならなかったのかなというところが大変残念でありますし、行政を司る者として、私はこの手法は、ちょっとあんまりではないかという気がいたします。ただ、報道によりますと、須崎市長さん曰く「私個人の考えでなく、議会にも相談した上だ」ということもおっしゃっておられるので、よくいろいろ事情はお聞きしながら、須崎市さんとのお付き合いの仕方も考えていかないといけないのかなというようなことではないかと思っています。
 ただ、それはそれとして、今回の昨日の展開について、今後の進め方への影響も含めて考えるところはないのかということについてであります。ただ、確かに私どもとしても、反省すべき、教訓とすべき点として考えるとすれば、須崎市長さんは、「広域化の必要は分かるけども、スケジュールに追われるようなスケジュールに付いて行けない。スピード感が早すぎる。」ということをおっしゃっておりました。
 実際、昨日の採決をするかどうかを、会長の提案で採決がされるという展開になりました中で、僅差ではありましたけども、採決は昨日のところでは見送るべきだという挙手をされた方々が市町村長さん中心に、採決をこのままやろうという方を、若干ですが上回ったというのは、これも事実でありまして、この点は、その意味で言いますと、須崎市長さんが問題提起をされた、言ってみれば必要なこと、正しいことかもしれないけれども、やらなければならないことかもしれないけれども、それにしてもスケジュール感が早すぎて付いて行けないという思いは、多少なりとも、ないしはかなりの部分の市町村長さんも、ある意味、共感を持って聞かれていた部分もあるのではないかという点は、これは真摯に受け止めなければいけないのではないかというふうに思います。
 その意味で、今後の進め方は総務部会での調整ということも控えておりますが、昨日提案をいただいたということで、桑名市長にも、より相談をしていきたいと思っています。
 実は、そういった意味では、思い出しますのは、この年度替わりに、新しく実務協議会に検討の場を切り替える時点で、昨年度末までは県として基本計画を作るというフェーズでしたので、これは県の検討会でやりました。今回、当事者である市町村中心に協議をする場に、新年度から切り替わりますので、私としては、桑名市長などにもご相談ベースで事務局体制も、もっと高知市消防局を含めた高知市が前面に出る形で、組み換えはできないだろうかと。もちろん、県としては万全のバックアップをしますというようなご相談もしたんですけども、ちょっとそれは勘弁してくださいというようなお話もあった中で、県として事務局を引き続きお引き受けをして、細かいことを言えば、経費の負担を市町村に求めることもなくやってきたわけでありますが、それが良かれと思ってやってきたわけですけども、こういう事態に至りますと、もう少しある意味では市町村の方々にも、ある意味、いろんな意味でのご負担もいただいて、事務負担もいただいて、より市町村の方々に主体となって検討をいただけるような事務局体制の方も形を整えて、もちろん、県もバックアップをしていくということで体制を作って、いろんな案作りをしたり、中の相談をしたりとかいうことをしておいた方が、より市町村の皆さんの気持ちに寄り添った形での提案ができたという面もあったのではないかと。
 教訓、反省として汲み取るべき点があるとすれば、そういう点ではないかというふうに思っておりますので、スケジュールが早すぎて付いていけないというところのコメントと合わせて、より市町村の皆さんの気持ちを踏まえて、それを反映した形での事務局運営ができるにはどうしたらいいかということも、考えていかないといけないのではないかというふうに思っております。
 そういった点、また市町村側の1番代表選手でありますし、昨日も、ここで採決は中止をし、延期をした方が、長い目で見て広域化が進むのではないかという観点から手を挙げていただいた桑名市長などにも、またご相談をして、今のような問題意識でどう改善できるかというところも、我々なりに考えた上で、次なるステップを提案をさせていただくということで対応したいと考えております。

消防広域化について②
(竹久・高知さんさんテレビ記者)
 今の時点のスケジュールによると協議会は、もう今年12月に予定されていて、県としては今年度中に実施計画案の取りまとめをなさりたいというお話でした。来年、夏ぐらいには法定協議会を設置しようという、今スケジュールを組まれていると思うんですけれども、スケジュールに付いていけないというお話もあるわけなんですが、この辺りの計画の時期というのの見直しとかっていうのを、今のところ知事お考え、念頭にあったりされるんでしょうか。

(知事)
 これは、中身にもよるので、全体的にどうということは現時点では控えたいとは思いますが、方向性として申し上げると、一つは、今回の改革は大きく二つの流れがあって、一つは、いわゆる指令システムの共同化とか共同採用。これは、本部統合とは別の流れとしてやっていこうと。これは、ただ高知市と土佐市の現行システムの耐用年数というのがありますので、尻が具体的に決まっていると令和16年ということで決まっているということがありますので、こちらの方は文字どおり、やはり、スケジュールが厳しいと言われても、実際、令和10年度には新しい体制を立ち上げて準備を始めないと物理的に間に合わないと、こういう流れが一つあると思います。
 もう一つは、消防本部の統合という、県一といったときの肝に当たる部分でありますが、こちらについては、今は、最速、令和11年度にそれを成し遂げるとすると、と考えておりますので、こっちは相当厳しい、こっちもスケジュールになっているということだと思いますが、昨今の議論の進展の状況を見ますと、市町村長さん方の意向調査も最初は、全市町村できるだけ揃って、かつ、できるだけ早いうちに移行した方がいいというご意見でしたけれども、2度の意向調査をし、かつ、今回の採決の準備をしている過程の中で、私自身感じておりますのは、「できるだけ」一斉がいいと。「できるだけ」がつくようになった。それから、早い方がいいというよりは、むしろ準備期間があって、ゆっくり遅い目の方がありがたいという声が強くなっているということだと思います。
 そうしたことも考えますと、今、申し上げました完全に物理的に尻が決まっているシステムの共同化、こっちの方はスケジュール管理をしっかりしていかないといけないということは変わらないと思いますけれども、本部統合の方は、1番ゆっくりであれば令和16年と言っているわけですから、そこに至るには、まだ8年もあって、機械の更新と違って物理的に5年かかる6年かかるとかないわけでありますので、こちらの本部統合の方は、もう少しゆったりしたスケジュールで、いってみれば市町村の皆さんが自己決定の権限もないまま急がされているというふうな感覚を、今、お持ちの部分があると思うんですが、そこは少し取っ払って、本部統合の方はもう少しゆったりとしたスケジュールを考える余地がまだあると思いますので、そういった点が、市町村の皆さんの気持ちと合っているのか合ってないのかというところも、また探りながら、そういう視点でのスケジュール全体の組み方の前提条件とか大枠とか、そういったものを、少し考え直す余地があるのではないかと今の時点では感じております。

消防広域化について③
(竹久・高知さんさんテレビ記者)
 この件最後にしますけれども須崎市も含めて、ちなみに知事、昨日お話をされた後、今日、この知事会見までに須崎市長と何かお話されましたか。

(知事)
 今日の記者会見までに?

(竹久・高知さんさんテレビ記者)
 これまでに。昨日の会議終わって今のこのタイミングまでで。

(知事)
 今日、若干お話をさせていただきました。

(竹久・高知さんさんテレビ記者)
 ちなみに、どういったお話を。お話いただける範囲で結構なんですが、どんなお話をされたんでしょうか、今日は。

(知事)
 昨日の時点では、最小限のやり取りしかできませんでしたので、今日、改めて少しお互い一晩寝て、頭がクールになったところで、真意はどうなんですかという話。実際、離脱と言われましたけれども、いわゆる職を辞すというところまで考えておられるのか。会議の欠席というレベルのお考えなのかと。事務的にはそういうことも関係しますので、から始まって、では、須崎市長さんのイメージだと、どういった形で進めればいいというお考えなのかという辺りとか。須崎市長さんの場合は、高幡のように、今の高幡消防組合の中でもいろんな市町村の考え方の違いがあったり、あるいは、高幡消防組合では、現行のシステムをすぐにも更新しないといけないという課題や事情を抱えているんだというようなお話であったり、そういった須崎市さんの、今、自身が抱えられている課題を踏まえて、これ以上は差し控えたいと思いますが、市長さんが、どういうやり方をしたいというイメージをお持ちなのかということについて、意見交換をさせていただきました。また、先ほど申しましたように、行政トップとして、あのやり方はひどいんじゃないですかというお話もさせていただきました。

消防広域化について④
(村上・高知新聞記者)
 高知新聞の村上です。先ほどの消防広域化の件で、知事の先ほどの発言で、お付き合いの仕方を考えないといけないというようなご発言もあったと思うんですけど、取り方によっては、結構脅しのようにも聞こえるんですが、その真意をちょっと教えてください。

(知事)
 脅しといいますか、行政トップ同士ですので、一定の信頼関係があって仕事をお互いにやっているということだと思いますので、かねて須崎市さんは、初回に確か副市長さんが出られて、離脱というような話もされておったという記憶は、私もありましたですけれども、あの場でああいう形で問題を持ち出されて、結果において、予定しておりました協議・議事の進行が妨げられたというか、結果、予定どおりにはいかなかったという点がありますので、そういった意味では、私としては、いろいろご意見をお持ちなのであれば、そういった点を、もっとあらかじめの時点で、ご相談をしていただけなかったかなと。
 今回に至る前にも、別に少し時間が、まとまった時間があってお話ができたときもありましたので、そういった意味で、須崎市長さんとそんなに私は信頼関係がないとは思っていなかったので、もう少し率直に、ご意見が言っていただけるような関係ではなかったかなというふうな思いがありましたので、それは、必ずしもそうでなかったということでありますから、そうはいいましても、もちろん、今後、最終的には全県一つの消防を目指していくということであれば、須崎市さんのご理解もいただきたいということはありますから、決して私の方から、対話とかの扉を閉ざすとか、協議会に出てくるなということは全然ありませんので、むしろ、扉を開けて待っとくよと言いたいし、今日も申しましたけれども、それはそれとして、やはり、あんなやり方はないじゃないですかという気持ちはありますので、そういうことは率直に申し上げて、それは覚悟でやってるでしょうということは申し上げたということです。
 こういうやり方をすれば、片方で頬を叩いて片方で握手、なかなか人間そうはいきませんから、そこは覚悟でやられたんでしょうから、消防だけじゃありませんから、県の行政との付き合いは。そういう中で、須崎市さんとして、県の行政に期待をすることたくさんおありだと思いますけれども、万事それをご自身の期待どおりにやってもらって、その上でこういう仕打ちをされるということは、それはないですよねということを申し上げたいので。
 もちろん行政同士のいがみ合いで、市民の皆さんにご迷惑かけてはいけませんけれども、言ってみますと、私としては、できるだけ誠心誠意、市町村長さんの皆さんのご意見というのをお聞きをして、ご期待にどこまで添えるかというのを120%考えようという姿勢できましたけれども、80点が合格点なら80点でいいよねという対応でいいんじゃないかと、例えばですね。というような気持ちも持っておりまして、人間ですので、そういう気持ちも持って、しばらくは思考する場合があるかもしれませんが、それは覚悟しておいてくださいということを申し上げたということであります。

消防広域化について⑤
(村上・高知新聞記者)
 追加でスケジュールのことなんですけれども、県推奨案で、2029年度全県一斉というのが県推奨案だと思うんですが、その県推奨案を見直すということもあるということです。

(知事)
 それはそうです。端的に申し上げて、県の推奨案として、一つは良いことは早くやった方がいいですよねというのがありますが、やはり、2回にわたって首長さん方の意向調査というのを、無記名の形でまとめてありましたけれども、やった時点でも、やはり一斉に、かつ時期はどのタイミングがいいかって、やっぱり早い方がいいという方が多数でありましたので、それを踏まえたら、できるだけ多数の意思を尊重してということが望ましいであろうということで、立てたわけでありますから、それが今回の採決の準備の過程の中で日の目を見ませんでしたけれども、第1案、第2案として、比較的遅めの第2案ということも含めて意見をお聞きした中で、大分状況が変わってきているという印象は持っておりますので、そういう意味では、プラス、スケジュールがきついのがやっぱりつらいんだという、付いていけないんだというお話があったということなども含めて考えると、特に本部統合について、もう少しフレキシブルにできないかというところは、今後の大きな論点だろうなという問題意識は持っております。

消防広域化について⑥
(中田・高知民報記者)
 消防です。最初に、出口というか、後半部分では通信指令システムを先行をさせるというような感じで、何というか異論がないところから進めていって、そこに抵抗感があるところは、もっと丁寧にゆっくりやりますというお話だったので、それは理にかなっているというか、市町村のあれにも沿っていると思うので、それはそうかなと思って聞いたんですけれども、前段部分ですね、須崎市に対する言いぶりといいますか、感情的なというのがちょっと異様といいますか、お気持ちは、ご立腹はよく分かりますけれども、須崎市長さんのやり方も確かに乱暴かも分かりませんが、やはり、市長村消防であって、統合するもしないも市町村の判断ですよね。その中で迷惑だとか、今、覚えちょけとか、なんか覚悟しちょけでしたっけ、なんかそんな、それは、ちょっと市長村を対等の立場として見ているのかというのを、非常に疑問に感じてしまったんですが。そもそも、これは消防庁に、議論のテーブルに付かん奴は、もう勧告したりとか、そういうので、いろいろベースにあってのことですよね。須崎市のあれはやっぱり、ちょっとそれでいいんですか、そういうことで。

(知事)
 人間、濵田省司はこういうもんだということを分かっていただいた上で、また、腹の割った話ができる関係が、そういうことができる関係が、また生まれてくるだろうということを期待をしつつということでございます。

(中田・高知民報記者)
 共感が知事のモットーのはずですので、こういう事態は、やっぱり県民にとって非常によくないと思いますので。

(知事)
 共感、やっぱり、理屈だけでなくて感情、気持ちというのも大事にしないといけないというのが、一つの今回の市町村長の皆さんの気持ちをもっと察してスケジュールにゆとりを、あるいは自分で自分たちのこと、自分のことを自分で決めているという自己決定の気持ちで仕事ができるようにということを、そういう気持ちを配慮しないといけないということは片方でありましたから、片方で、やっぱり、同じ人間として、1番大事なことをご相談もなくされるというのは、非常に残念だということを、これはこれでこの場を借りて恐縮ですけれども、ご本人には電話で申し上げましたので、ということは伝えさせていただいて、ただ、ちゃんと席を空けて待っていますよということは言ってありますので、その上で、けじめはけじめであるところで付けて、冷静になって、改めてお話をさせていただきたいということは市長さんには伝えたということであります。

消防広域化について⑦
(中田・高知民報記者)
 最後です。結局、事務局に市町村側にもっと加わってもらって、市町村主体で責任を持って取り組んでもらいたいというのも、それ理にかなった話やと、僕も思うてましたけども、そういうことを言うた覚えもありますが、これは、先ほどありましたけど、推奨案は、いうたら白紙化ということと捉えてよろしいでしょうか。

(知事)
 今の時点でそこまで確定的に申し上げません。また、市町村にもいろんなご意見ありますから、それは受け止めて、早くやりたいということは相変わらずある、可能性はあると思いますので、そこは、あんまり、今の時点では申しませんが、少なくとも今までのような姿勢で、県の推奨案というのを推していくというところは、そこは、軌道修正をした方がいいかなというふうに思っているということであります。

消防広域化について⑧
(大山・高知新聞記者)
 2点確認したいところがありまして、一つ消防に関してなんですけど、先ほどの発言に覚悟云々というお話もありましたけど、あれは取りようによったら消防に賛同しない自治体については、他の施策についても、なかなかそれを全部は聞けないというふうにも取れますし、ただ、一方で同義的に、あの態度の表明の仕方とかやったら、やっぱりおかしいんだというふうにも取れるかと思うんです。そこはどちらに真意があるんでしょうか。

(知事)
 態度と何ですか。

(大山・高知新聞記者)
 消防について県の考える施策と違うので、それはちょっと待ってください、他のことにも影響しますといったようにも取れますし、意見の表明の仕方が、それはちょっと道義に反するんじゃないですかというふうにも両方に取れると思うので、そこは。

(知事)
 あえてどちらかといえば、後段で取ってください。考え方が違うのは、これは当たり前だと思っていますから、いろんな考え方が違うのをどうすり合わせていくかというのが、行政の大事な仕事の一つだと思いますので、そのときには、そのときの作法なり、やり方というのがあると思うので、昨日の身の振り方というのは、そこからちょっと逸脱しているんじゃないですかということを申し上げたということで。

消防広域化について⑨
(大山・高知新聞記者)
 スケジュールに関してなんですが、推奨案というのは11年度がありというところだったと思うんですが、これ最後の16年度ということも含めて見直されるのか、最後のケツの部分は維持されるのかどちらでしょうか。

(知事)
 そこは今からの大事な論点の部分でありますから、今どうこう申し上げることは差し控えたいと思いますけど、ただ、いずれにしても、私自身は、全くそこについて決まった数字が何もないような、いつやるかは分かりません、将来いつかはやりますというのでは、これはなかなか計画というのには値しないんじゃないかと思いますので、いつかという問題ありますが、それは、幅はあっていいと思うんです。目途とかいろんな幅はあっていいと思うんですが、そこに全然年次の提示がない、いつやるか分からない。でも、将来いつかはやりましょうねというのでは、これ、なかなか行政が示す計画には値しないと思っていますので、その点は、よく一般論として、こんな仕事をやるときに言いますときに、期限ですね、それから数値目標、そして行程表というふうに言いますけど、やっぱり期限がない仕事というのは、私は仕事にならないんじゃないかと思っておりますので、何らかの形で期限について、具体的なものが合意されているということがないといけないんじゃないかと、ただ、今の時点で思っているということであります。

お問い合わせ

総合企画部 広報広聴課
TEL:088-823-9046
FAX:088-872-5494
Topへ