庁内アナウンス(県の融資に関係する家宅捜索について)

公開日 2007年12月06日

庁内アナウンス(県の融資に関係する家宅捜索について)(平成13年3月12日)

 職員の皆さんおはようございます。この土曜日と日曜日に県庁の職場や元の幹部職員の自宅などが家宅捜索をうけたことを知って、多くの職員の方々は驚き、また恥ずかしい思いをされたのではないかと思います。
 私は、県庁の組織の長として、こうした事態を招いたことに大きな責任を感じていますし、職員の皆さんに対しましても申し訳ない気持ちで一杯です。

 私が知事に就任して10年近くがたちます。
 この間に数々の改革を手がけてきましたし、そのことは県の内外からも一定の評価をいただいてはいます。しかし、その一方で、早く手を着けなければならないと思いながら、手を着けられないままになっていた問題もありました。
 それが今回の一連の事件の根底に横たわっています、特定の個人や団体との癒着やしがらみでした。そのため県民の皆さまにも議会にも十分な説明責任が果たせないまま今日の事態を迎えてしまいましたことが残念でなりません。

 この特定の個人に絡んで、私は昨年、県の体育協会の会長人事の際、県政との癒着やしがらみをたち切るのは今しかないと判断して、そのことを広く訴えました。
 正直を言って不安はありましたが、そのときの県民の皆様の反応は、私も予想しなかったほど力強いものでした。その大きな力によって、この分野の改革を一挙に進めることができました。
 県民の皆様は本当によく見てくださっていると思います。恐れず、臆せず改革を続けていけば、必ず県民の皆様からの支持があります。
 こうした支持と力を信頼して、私はこれからも職員や県民の皆さんに広く問題を提起しながら、勇気と情熱をもって県政の舵取りにあたっていきたいと思います。

 そこで、旧来からのしがらみや癒着によるゆがみを断ち切っていくことを県民の皆様にお示しするために、すでに議会でも申し上げましたように、県庁の内外にある県との念書や覚書といった文書を洗い直していくことにしました。その中で改めて、過去の闇の中にあったいろいろなしがらみや癒着が、表に出てくるかもしれません。
 しかし、それを恐れていては改革は進みません。また、県民の皆様は、改革の過程で表面化するかもしれない過去のマイナスよりも改革に向けたプラスの努力を必ず評価してくださるはずです。

 今回の事件の捜査はこれからも続きます。
 しかし、職員の皆さんはどうか平常心を失わず、今までにも増して県民の皆様のために、整然と、粛々とそして情熱をもって仕事に向かっていただきたいと思います。
 今回の事件で、職員と県民の皆さんがうけた悔しさやむなしさは計り知れないものがあると思います。そのことに改めてお詫びを申し上げます。
 が、この経験をふまえて、職員の皆さんにとっては、仕事のしやすい県庁を必ず実現していきます。

 最後に高知県の未来のために、県民の皆様に隠し事のない透明度の高い行政を力を合わせて進めていきますことを、職員の皆さんにお願いをして話を終わりにします。どうもありがとうございました。

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