インパク推進会議(報告会)知事挨拶

公開日 2007年12月06日

更新日 2014年03月16日

インパク推進会議(報告会)知事挨拶

平成14年1月22日(場所:サンライズホテル)

 インターネット博覧会において、高知県は6つのものを柱に致しまして、1年間この仮想のパビリオンを運営をして参りました。
 その中からは例えば、「街路市」ではインパク見てみい屋というような取り組み、また「よさこい」ではネットで会員を募集する「ネットでよさこい」、さらに「路面電車」では外の風景のライブ中継でございますとか、体験運転だとか様々な取組、企画が生まれて参りました。

 こうしたことの結果、従来ならばなかなか得られなかったようなネットワーク、高知のファンもこのインパクを通じて出来たのではないかと思っています。また、数字的に見ましても、第一四半期、1月から3月でございますが、アクセス数で第2位の賞を頂きましたし、アイディア賞も頂きました。

 また、その後も1年間を通じて自治体のパビリオンとしては、トップクラスのアクセスを維持することができました。こうしたことも、このインパクに最初からご協力を頂きました、多くの関係の皆様方のご支援の賜と、心から感謝を申し上げたいと思います。

 が、ここで終わってしまったのではもったいない。ここで培ってきたノウハウ、また先程も言いましたような色んなネットワークというものを今後どう活かしていくかということが、これからの課題ではないかと思います。

 つまり、ネットワーク、色んな人脈としてできたものをきちんとフォローアップをしていく。また、様々な取組の中でこれはよかったねというものをこのイベントで終わらすのではなくて、そのノウハウを引き継いでさらに発展をさせていくということが大切ではないか、というふうに思っています。

 具体的に事務局の方でも、それぞれの6つのテーマ、柱毎に、関係をする機関、団体にここで培われたノウハウをまた引き継いでいって頂く、ということを考えているようでございますけれども、ぜひそうした形で今回のこのインパクを県の情報文化として根付かしていく。

 そのことが、「情報生活維新」を、さらに一歩進めることにつながっていくのではないかと思っています。また、今朝も担当の人達とちょっと話をしておりましたら、必ずしも成功話ばかりではなくて、失敗というか、やはりネットだとなかなかうまくいかないよ、というようなことも色々あったという話がございました。

 正式な名前は忘れましたけれども、メールで友達を紹介していくという、友達の輪のメール版、これも、やはり顔が見えないと、TVで顔が見えればどんどんどんどん友達の紹介が進んでいきますけれども、顔が見えないネットだと、途中で途切れて声を掛けないとなかなか進まない。そんな難しさがあったということを聞きました。

 ネットという顔の見えない媒体でございますので、そのことによる良さとそのことによる実感のなさ、色んな面があるのではないかというようなことも思いますので、今日の会議では、こんなこと良かったねというだけではなくて、これはやっぱり予想外だった、これは失敗だったねということも含めて、お話を頂ければと思いますし、そうしたことがこれからの県の、先程もいいました「情報生活維新」の進展、また、それぞれの企業の取組においては、新しいビジネスチャンスに繋がっていくのではないかと思いますので、是非そのような視点から、様々なご意見、ご議論を頂ければと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

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