知事の定例記者会見(副知事の選任について)

公開日 2007年12月06日

更新日 2014年03月16日

知事の定例記者会見(副知事の選任について)

平成13年9月13日

(記者)
 それでは知事、自民党からそういう今議会のですね、提案見送りを、申し入れられたと思うんですけども、その申し入れを受けての知事の見解を。

(知事)
 提案の見送りの申し入れということではなかったです。今議会に提案をされるのであればそれは自民党県議団は一致して否決をいたしますというお話でございました。で、また改めて臨時議会なり、また12月の議会に提案をしていただければその間に十分協議をしていきたいといったご趣旨の話でございました。
 

(記者)
 今議会に提出しないようにという風な申し入れじゃなかったですか。

(知事)
 いえ、提出しないようになどというお話ではありませんでしたが、本議会に提出をされれば自民党県議団は全員一致で否決をします。ということを決めましたという、お話でございました。
 

(記者)  このことに対するですね、今後知事がお出しになるまでの方針なり、お考えなりを伺いたいのですが。
(知事)
 それで理由はどいうことなんでしょう?ということを伺いましたら、あの地域の選出の議員は吉良さんの人柄や力量なども十分知っているけれども、その他の地域の選出の議員は吉良さんのお人柄なり、その仕事の面での力というものを知らないと。突然まあ知事が出してこられて戸惑っているので、そのお人柄や仕事の面での力というものを広く勉強してからでないと判断できないからだという、お話でございました。
 で、私からはですね、まだ議会が開かれるまでにも一定の日数もございますし、また議会の閉会日までということを考えれば1ヶ月程の期間がございますので、この期間をまた見送って次の議会にという時には私自身もそうですし、議会もなぜそこまで待たなければいけないのかと、これだけ県政改革が急がれて新しい体制での出発をということを多分多くの県民の皆さんが期待されているときにそれを少し延ばしていかなきゃいけないという、その理由は何かということを説明をする責任が出てくるのではないでしょうか、ということを申し上げました。
 

(記者)
 知事はどうされるおつもりですか。今回の議会で出すかどうか。

(知事)
 それは人事の案件で政策の是非を問うというものではありませんので、最大会派で過半数を占めている会派が一致して今議会であれば否決をするという決定をされたのであれば、自ずと方向はもう定まらざるを得ないんじゃないかなと思います。
 

(記者)
 説明が不足してて、どういう方かわからない、という言いかたですね。そのへんの説明はどういう風にされていくんですか。

(知事)
 私は、前回の議員総会の場でも私なりのご説明はいたしました。で、会長からはもちろん自分達もいろいろ資料も取り寄せて勉強もしなきゃいけないし、また知事ともう少し関係あるように協議の場を作っていかなければいけないし、というようなお話もございました。
 

(記者)  今後もやっぱり自民党に対して、自民党がその判断材料に基づいているわけだから、それに対するその材料提供と言いますかね、説明の努力、いろいろ汗をかくとかいうことをおっしゃっているわけですけども、それはされていくおつもりですか。

(知事)
 ええ、私はだから、まだ議会が始まるまでにも相当に日数もありますし、また議会会期中という日時もありますので、こういうことも含めてですね、自分はどういうことをしていけばいいんでしょうか、と言うことを伺いましたら、それはまあ今日はまだ決めたばかりで私はその報告に来たので、そこまではまだ知事にどうしてくれとか、どういうことをしていったらという提案ができる段階ではないという、お話でございました。私はどういう所に出て行ってお話をしろと言われればいたしますし、またこういう資料をと言われれば、それはいくらでも集められるものは集めて、ご提供は当然していきたいと思います。
(記者)
 知事のお考えとしては、開会まで相当日数ある、会期中にも日数があるということで、その間に理解が得られるような説明が出来るようであれば機会を設けて説明されていくのですか。

(知事)
 では、ありません。僕の考えは、そうではないです。僕は先程も言いましたように、議会の最大会派で過半数の会派が今議会に提案すれば否決をするというふうに言われればですね、それは自ずと取るべき方向は決まってこざるを得ないと思います。ただ一般の県民の皆さんの目から見た時、僕の意見というより一般の県民の皆さんの目から見た時ですね、これだけ県政改革ということが急がれ、そのための新しい体制でのスタートというものを多くの県民の皆さんが見守っておられる時ではないかと思うんです。で、そういう時期にですね、その一定の資料とか、その方についての勉強ということにあまり時間を掛けすぎると県民の皆さんからなぜそれだけの時間を掛けなきゃいけないんだ、というご質問が来るのではないかなと。で、私自身もそれに対するお答えをしていかなきゃいけないし、また議会にもそういうご質問が来るのではないでしょうか、と言うことを結城会長に申し上げたと言うことす。
 

(記者)
 ですが、そうしますと9月議会に関しては出すかどうかというのは出さない方向で自ずと方向が定まってくるのでは。そういう理解をさせてもらってよろしいですか。それで12月までは延ばせないので、それまでに理解を得られれるのであれば臨時議会を招集できるようになれば、その場で話し合って決めていきたいと。

(知事)
 今日は、会長さんはですね、今議会に提出をされた場合には自民党県議団が一致して否決をしますという今日の結論を伝えにきましたと、それを伝えるのが私の仕事だということで、それ以上のことは会長個人としてのお考えとかお気持ちとしては少し伺いましたけれども、自民党県議団としてまとまったものではございませんので、そのあとにどう対応していくかということは何とも私からは申し上げられません。
 

(記者)  提出するかしないかといったらお答えはいただけない?

(知事)
 それもさきほども申し上げたとおりでございます。
 

(記者)
 会期中であろうが会期までであろうが要は自民党が納得すれば、納得する反応があるとですね、納得できるという風な段階まで至れば当然出すでしょうし、現状では否決すると言ってくるんだから自ずとその方向は決まってくるということでしょう。さきほどのとおり。

(知事)
 ええ、その会期中であればというお話でしたけれども、その本会期には、本議会に提出をされれば否決をするという結論はですね、これ会期中には理解は深めることはできないという裏返せばご趣旨になりますので、それに対する対応は自ずと方向が決まっておりますでしょう、と言うことを申し上げました。だから、その会期中にご理解がいただけるものならばという前提はなかなか成り立ちにくい現状なのではないかという風に私は受け取りました。
 

(記者)
 人選そのものには影響はない、知事としてべつに吉良さんをお願いしたいっていう。

(知事)
 そのこともお話をいたしました。もしその人選としてですね、いけないと言うことであるのならば、またこの議会を過ぎて一定の期間が経って、その時にまたもう一度その方のお仕事の力や何かで議論が起きてということだとですね、いよいよその補佐役という意味では、県政の支えの体制が取れないままずっといって、これはもう県民の皆さんに対しても大変申し訳のないことになると思いますので、そこは今議会は突然この吉良さんという名前が出たから判断ができないけれども、その次なんらかの機会であれば前向きな形でご判断いただけるのかどうかということをもちろん伺いました。
 それに対して否定の答えはございませんでした。否定の強いお答えがあるのであれば当然別のことを考えていかないとですね、新しい体制のスタートができないということになります。そのことも申し上げて、それは特段の否定のお言葉はございませんでした。
 

(記者)
 早く改革を進めたいということで、出していったのに結果的に延ばせと言われたことについてはどいうふうに。

(知事)
 それは別に。私自身は自分一人でも出来るべき仕事は一生懸命やってまいります。先程からも言いましたように県民の皆さんから見たときに、やはり県民の皆さんは知事がいて補佐役がいて新しいスタートで県政改革が始まるという、新しい体制で県政改革が始まるということを望んでおられるのではないかなと、そのことを一日も早くというのは県民の皆さんの思いではないかと、それに対して私もお答えをしていかなきゃいけないという思いを持っているということです。
 

(記者)
 今後、県議会に対して知事の方からはどのように。

(知事)
 先程お答えをいたしました。だからどうすればいいのでしょう、ということを申し上げたら今日はまだ、今日の結論を報告に来ただけで、何をその間、知事にして欲しいということは特段持ち合わせていないというお答えでした。で、私のほうは先程も言いましたように、いつでもどこでも出ていって、自分の思いだとか吉良さんのこれまでのお仕事の内容だとか、やってこられた実績についてご説明をいたしますし、またそのための資料を集めてご提供することはいつでもできます。それはもう今日でも明日でもできることでございますし、それはいつでもできますので、どういうことをすればいいのでしょうか、ということは会長には投げかけてございます。
 

(記者)  自民党の今日の態度なんですが、やはり見解なんですが、知事から見られて予想どうりでしたでしょうか、若しくは意外な結末だったでしょうか。

(知事)
 いえ予想も何もしておりません。私はそんなことを予想したり、意外だと思ったりすることよりも、日々県政がきちんと運営されるように努力していくのが自分の立場ですので、与えられた条件で自分は最大限のことをやってまいります。


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