知事、副知事の定例記者会見(副知事の辞任報道について)

公開日 2007年12月06日

更新日 2014年03月16日

知事、副知事の定例記者会見(副知事の辞任報道について)

平成13年6月18日

(記者)
 今日の報道の件ですが、知事と副知事の事実の整理、状況を伝えてください。また知事の方からどういう対処をされるかお答えをいただけますか。まず副知事の方からお願いします。
(副知事)
 今朝の報道にありました件につきましては、今年の3月にこの一連の関係で検察庁で任意に事情を聞かれました。その際に、安原氏からカフスボタンを贈られたという伝票を見せられました。そのとき全く思い当たることがなかったもので、帰って探してみますというこで、帰って探しましたけれども現物が出てまいりませんでした。ただ、その伝票には内容が記載もされておりましたし、私の自宅宛というふうになっていましたので、そういったことについては否定できるものではないというふうにそこでお答えをしました。
 そして、このことをある人には相談をしておったんですけれども、知事にすぐにお話、報告もせずにきましたのは、まだ百条委も継続しているし決論も出てないといったことで、これ以上知事にご心配をかけたり、ご迷惑をかけてはいけないなというようなことで、少し躊躇があった点は非常に今反省をするところです。
 また、そういったものをもう少し幹部の職員として贈られたものを確認をきちんとして、対応をしてなかったそういった軽率さ、あるいは不注意といったところも批判を免れるものではないというふうに思っております。
 ただ高度化事業というのは、事業団、当県が共同で診断をし、そして検討会とか審査会といった多くの人の手を経て案件が処理されますので、私自身そのことで特に便宜を図ったとかいうような思いは決してございません。そういうことで結果として、やはり担当課長、当時は副部長に昇任したといえども道義的責任は免れないというふうに思っております。
(記者)
 今朝の報道では、辞任というふうな報道がありましたけれども、さっきの庁議では知事と相談をして決めていくということでしたが、改めて辞任に関してどう考えていますか。
(副知事)
 辞任ということに私が思いをいたしておりましたのは、昨年の案件が表面化して以来、ずっと私はこれまでの職歴はおわかりの通り同和対策課長、あるいは商工政策課長として関わってきた人間として、やはり当時としては、私は手順を踏んで仕事をするんだというふうに、今でも思っておりますけれども、結果としてやはり先にもあって、今日の事態に至った責任は非常に痛感をしておりました。 
 ただ、まだ百条委も進んでいるし、改革の内容、改善の内容も検討することも大きな責任であるという思いから、こういった責任を果たすということ、あるいは辞任ということで責任を果たすこと、非常に思い悩んでまいりました。
 ここへ来て、こういったことが表面化すると、やはりこれも県民に対して大変申し訳ないし、また今後職員を指導していくうえでも、やはり事務方の責任者として今後困難になってくる、そういった思いからこれも一つのきっかけとして知事に辞意をお伝えをしたということでございます。
(知事)
 私が副知事からこの件についての話を初めて聞きましたのが、今月の14日の夕方でございました。私はまず最初に感じて、また副知事にも申し上げたことは、3月の時点で検察庁からそうした事実を知らされたのであれば、なぜそのときに私に言ってくれなかったかということです。かつての元副知事をめぐる問題でも、知事への報告がなかったということがこれだけ言われる時に、様々な意味での危機管理ということも含めて、事実を事実としてきちっと伝えてくれる関係であってほしかったということを申しました。
 それに対して今話がありましたように、私に、これ以上百条委も続いている中で心配をかけたくない、迷惑をかけたくないという思いがあったということで、それもそれで人の情としてはわからないではございませんけれども、やはり副知事という立場で是非一言は知らせてほしかったということを今も思っております。
 また、その贈答品のこともカフスボタンというものでございますから、値段そのものは贈られた者にはなかなかわかりませんし、しかも副知事自身まったくそのことに記憶がないというのも真実であろうと思います。けれども、やはり幹部職員にある者として、これは一般の職員もそうですけれども、よそか ら、関係の者から贈られてくる贈答品、またそういう人たちと一緒に飲食を共にするといったことに、もっともっと注意をはらうべきではないかということを思いまして、この点も軽率のそしりは免れないということを私自身は思います。また、そのことは副知事にも申しました。
 ただこの件が、そのまま副知事たる地位にある者の辞意、辞任に結びつくかどうかということは私自身やや疑問に感じるところがあります。ですから、最初に14日に話を聞きました時にもこのことを以て、もし辞意というのであれば、それはもう少ししっかり考えていただきたいということを言いました。
 というのは、もし本当にこのことで辞意をというのであれば、3月の時点にその事実関係を改めて知らされた時に辞意の表明をされるべきであって、今の時点で例えば表面化しなければ、というふうに県民の皆さんから見られるような辞意の表明の仕方はおかしいのではないかということを思ったからでございます。
 ただ、詳しく話を聞いてみますと、そもそも今副知事からも話がありましたように、副知事就任の時からモードアバンセの問題は表面化をしておりました。吉良副知事は同和対策から商工政策、そして商工労働の副部長というふうに、このモードアバンセの高度化事業の経過に仕事のうえで深く関わってきた人でございます。ですから、だからこそ私は思いきった事実関係の調査や見直しも出来る、そういう立場で責任を持ってけじめをつける、対策も講じていただけるということを感じましたし、また副知事もそういう思いでやっていただけたと思います。と同時にそうした立場にありましたことから、一定の区切りをつけた後には、今回の問題云々を別にしてご自分の仕事の区切りをつける、そういう思いがあるということは前から直接ではございませんが、人を通じてそういう話しも聞いておりましたし、また今回話を聞きましたら、そういう意思がもともとあったということでございましたので、今回のこの出来事のみを理由に辞意というのではなくて、すべての今回の様々出てきた出来事を受けとめ、その中での関わりということを踏まえ、そして一定それに対する対策、区切りをつけたという意味での辞意であれば、辞意のお気持ちを汲んで今後検討をしていきたいということを申し上げました。
(記者)
 知事がおっしゃったのは、辞任の時期としてはまだ早いということですか。
(知事)  早いというか、ひとつはカフスボタンを贈られていたというご本人が忘れ去っていた事実が明るみに出たということのみをもって、辞意ということには私は当たらないということを申しました。
 しかし、もともと一定の区切りをつけた時点で、けじめをつけたいというご意思だということでございますので、辞意という副知事の思いは思いとして受け止めたいと思っております。時期として早いかどうかというご質問に対して、少なくとも今回の議会に県としての処分という意味でのけじめ、また様々な対策という意味でのけじめをお示しをしていくわけでございますから、そこまでのとりまとめをし、またこれからそれを具体化をしていく事務方の責任者として、少なくとも今議会そのものはきちんと対応をしていただきたいということを思っております。
(記者)
 つまり議会までに、辞表が出ても知事としては受理をするつもりはないということですか。
(知事)
 そういうことでございます。
(記者)
 副知事のお考えはどうなんですか。
(副知事)
 私は先ほど申し上げましたように、様々な思いで来ました。ただ、一定のけじめというのは必要ですので、今知事からお話があったところはまだ責任の範疇ではないかと思っております。
(記者)
 辞表を出す時期としては、議会が終了してからということですか。
(副知事)  手続き上のことがありますので、そういったことを勘案して出したいというふうに思っています。
(記者)
 くどいようですが、議会が終わったら辞表をお出しになるという意味に取ってよろしいですか。それともそのことも今後知事と相談をして検討されるということですか。
(副知事)
 時期的には、先ほど申しましたように手続き的なことがありますので、今いつとは決めていませんけれども、議会が一つの区切りであるというふうには思っています。
(記者)
 出すということを確認になったという理解でよろしいですか。
(副知事)
 はい。
(記者)
 くどいようですが、議会前は。
(知事)
 それは先ほどお答えをしております。
(副知事)
 一定の手続きを視野に入れながら、日は決めたいと思います。
(記者)
 議会終了後辞表が出た場合、知事は辞表を受け取る意向ですか。
(知事)
 それは先ほども申し上げましたように、吉良副知事はもともとご就任の当時から今回の事件に深く関わってきた者として、一定の区切りをつけたらけじめをつけたいというご意志があったということでございます。そのことは就任時に直接伺っているわけではございませんが、これまでの間にそういうご意志があるということは、漏れ聞いておりました。
 また、今回のことで14日からお話をする中で、そうした意思がもともとあったということは確認をしておりますので、くどいようですけれども今回の表面化をした出来事そのものは、そのことだけをもって副知事たる者が辞意を云々ということでは、私はないと思いますけれども、そうした前々からの就任時からの副知事としての決意、けじめにたいする考え方というものは私としても重く受けとめていかなければいけないんじゃないかと思っています。
 


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