四国知事会議の会議録

公開日 2007年12月07日

更新日 2014年03月16日

四国知事会議の会議録

平成14年6月7日(徳島県三好郡西祖谷山村 ホテル・秘境の湯)

出席者(敬称略)
  徳島県知事 大田 正
  香川県知事 真鍋 武紀
  愛媛県知事 加戸 守行
  高知県知事 橋本 大二郎

1.開会
〇司会者(石原徳島県企画総務部長)
 徳島県企画総務部長の石原と申します。慣例によりまして、開催県の担当部長が本日の進行役を務めさせていただくことになっておりますので、よろしくお願いいたします。
 まず、初めに開催県でございます本県の大田知事からごあいさつを申し上げます。
 
2.開催県知事あいさつ
〇大田徳島県知事
 四国知事会議の開催にあたりまして、開催県の知事としまして、一言ごあいさつをさせていただきます。
 本日は大変お忙しいところ、橋本知事さん、真鍋知事さん、加戸知事さんには、まさに秘境、「平家の里」と言われております祖谷のほうへお運びをいただきまして、本当にありがとうございます。心から厚く御礼申し上げます。

 四国の知事会議、加戸知事さんのご提案で「四国の中心部で一度やれないか」というご提案があったそうでございまして、まさに中心部であります、このとおり四国の、西祖谷山村のほうに、このような会議をやらせていただきました。

 本当に、我々四国それぞれの各県もそのとおりでございますが、大変な時代情勢、あるいは多くの県民の皆さん方の大変多岐にわたります行政に対する要求、こういったものをいかにして四国全体として取り組んでいって、本当に元気の出る、そして四国から全国に発信の出来る、そのような提案なり、運動なり、行政が一丸となってやるということが、非常に重要な時期を迎えているというふうに思っています。

 こういった今日の四国知事会こういうものを通しまして、私も皆さん方のいろいろご意見・ご提言を承りながら、今後の本当に重責を皆さん方とともに担っていきたいと、このように考えておるところでございます。これからいろいろご指導いただくことになると思いますが、どうぞよろしくお願い申し上げまして、一言歓迎のごあいさつに代えさせていただきます。本当にありがとうございます。

3.座長選出
〇司会者(石原徳島県企画総務部長)
 では、これより議事に入らせていただきたいと存じます。審議に先立ちまして本日の会議の座長を選出していただきたいと存じます。
 慣例によりますと、開催県の知事が座長をお引き受けするということになっておりますが、慣例に従うということでよろしゅうこざいますでしょうか。〔「異議なし」の声あり〕 

〇司会者(石原徳島県企画総務部長)
 ありがとうございます。それでは大田知事、よろしくお願いを申し上げます。
 
4.議事
〇座長(大田徳島県知事)
 それでは、慣例によりまして座長を務めさせていただきたいと思います。
 早速でございますが議事に入らせていただきます。

 まず、議題1の平成13年度四国知事会歳入歳出決算及び議題2の平成14年度四国知事会歳入歳出予算(案)につきまして、事務局より一括してご説明させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 
〇事務局長(木幡香川県政策部長)
 四国知事会の事務局長を担当いたしております,香川県政策部長の木幡でございます。
 議題1の平成13年度決算及び議題2の平成14年度予算(案)につきましては、お手元に資料をお配りしておりますが、その内容につきましては、過日、担当課長会議でご審議いただきまして、ご了承をいただいているものでございます。ここでの詳細のご説明は、省略をさせていただきたいと存じます。

 なお、13年度の決算につきましては、会計監査者でございます、愛媛県の野本企画情報部長さんの監査を過日受けております。野本部長さんのほうからご報告をお願いいたします。
 
〇会計監査者(野本愛媛県企画情報部長)
 それでは、監査の結果をご報告申し上げます。
 平成13年度の四国知事会議歳入歳出決算につきまして、去る5月28日に帳簿その他の関係証拠書類を審査いたしました。その結果、適正に執行されておるということを確認をいたしておりますのでご報告を申し上げます。以上でございます。
 
〇事務局長(木幡香川県政策部長)
 ありがとうございました。
 
〇座長(大田徳島県知事)
 以上の次第でございますのでご了承いただきたいと思いますが、いかがでございましょうか。〔「異議なし」の声あり〕

〇座長(大田徳島県知事)
 ありがとうございます。
  それでは次に議題3の平成15年度の政府予算等に対する提案・要望(案)につきましてお諮りをいたしたいと存じます。提案・要望事項はお手元に配布してございますが、政府予算等に対する提案・要望項目は16項目でございます。本県の木村総合政策室長に提案・要望(案)の説明をさせますのでよろしくお願いをいたします。
 
〇木村徳島県総合政策室長
 それでは資料の10ページ、四国知事会提案・要望(案)の内容をご覧いただきたいと存じます。
 個々の内容につきましては、各県間で十分調整をさせていただいておりますので説明を省略させていただきますが、主な項目につきまして、昨年度の変更点と併せてご説明を申し上げます。

 本年度に新たに追加した項目は、12項目目の「牛海綿状脳症(BSE)対策について」及び16項目目の「人権が尊重される社会の実現について」の2つでございます。全体で16項目の提案・要望となっております。

 提案要望の主な変更点及び新規項目の内容を見ていただきたいと存じます。14ページをお開きいただきたいと存じます。1項目目「新たな地方行財政システムの構築」につきましては、国と地方の新しい関係を構築し、地方分権を更に進めていくために、昨年度の要望事項「地方分権の推進」及び「地方財政の充実強化」を整理したものでございます。

 続きまして15ページをお願いいたします。
 2項目目「本州四国連絡橋公団の民営化等」につきましては、昨年度の要望事項「本州四国連絡道路の利用・促進」を、今後、国において検討される「道路関係四公団の民営化」に対する要望とするため、要望項目名を変更しております。
 「民営化に当たって、地方公共団体との事前協議や新たな負担を求めないこと」などについて提案・要望するものでございます。

 続きまして26ページをお願いいたします。
 8項目目「廃棄物処理対策の推進」につきましては、家電リサイクル法において、リサイクル費用が後払いとなっているため、全国的に法対象の家電4品目の不法投棄の増加傾向にあり、早期に負担方法の見直しが必要であることから、「家電リサイクル料金の前払い制度への見直し」を追加するなど、適正な廃棄物処理対策が実行出来ますよう提案・要望するものでございます。

 続きまして34ページをお願いいたします。
 12項目目の「牛海綿状脳症(BSE)対策」につきましては、昨年11月5日に四国知事会として緊急要望を行いましたが、BSE発生の影響による様々な問題が、長期化・深刻化しているため、「感染ルートの早期解明」「安全性のPR」及び「生産者などへの支援措置」などについて提案・要望するものでございます。

 37ページをお願いいたします。
 14項目目「震災対策の推進」につきましては、四国地方においては、南海トラフを起因とする巨大海溝型地震などによる大きな被害が予想される地域であることから、「南海大地震に備えた調査の実施や観測体制の整備」及び「震災時の代替電源の確保や高齢者、障害者等に配慮した避難所等の整備促進が図れるよう事業の充実」を追加するなど、各種の震災対策を提案・要望するものでございます。

 40ページをお願いいたします。
 16項目目「人権が尊重される社会の実現」につきましては、様々な人権に関する課題の状況を踏まえ、人権問題に関する教育・啓発の取り組みを更に充実することが必要との観点から、人権教育及び人権啓発に関する施策を実施する地方公共団体に対する財政上の支援措置の一層の充実を提案・要望するものでございます。

 最後になりますが,国の現行施策の推進や現行制度の改善のみならず、新しい施策への取組みを提案する「政策提案」に取り組んでいることから、昨年度までの「四国知事会要望」から、本年度は「四国知事会提案・要望」として名称を変更しております。
 以上でございます。
 
〇座長(大田徳島県知事)
 ただ今の提案・要望(案)につきましては、あらかじめ各県のご意見をお聞きいたしまして内容を調整検討のうえ、事務局で取りまとめたものでございます。なおご意見等がございましたらお聞かせをいただきたいと存じます。
 
〇加戸愛媛県知事
 既に事務レベルでの調整が済んだ内容でございますので、この文面自体の問題ではございません。実は16ページに「四国地方の道路整備について」要望することになっております中の3(2)で、いわゆる「8の字ネットワークの早期実現」ということで、これ従来から「四国はひとつ」という考え方のもとに、4県知事でスクラムを組んで取り組んでまいった経緯もございます。

 この考え方自体は、私ども愛媛・高知の間の連結という意味と、もちろん北のほうでは鳴門・徳島間を含めて、いわゆる縦貫道と横断道が連結することによって、言うなれば四国一体としてのネットワークの完成ということを、従来から強く望んできた経緯もございます。

 大田知事の今回ご当選なさったときの、大型公共工事に関する様々なご意見等を紙上でも拝見してはおりましたが、このネットワークについての考え方は、従来どおり4県スクラム組んで進める方向でよろしいかどうか、お考え聞かせていただければ幸いでございます。
 
〇座長(大田徳島県知事)
 私は、選挙のときに確かに「大型公共事業で、しかも無駄な事業につきましては、見直していかなければいけない」こういうふうに申し上げまして、県民の皆様からご支援をいただきまして、当選をさせていただいたわけでございますが、この8の字ルートの関係につきましては、いわゆる選挙の折に、特段このことについて触れたわけでございませんで、今、事務方なりですね、公団のほうで、粛々と進められておりますから、そのことについて特段異議を挟むつもりはございませんので、そのようにご理解をいただけたらと思います。
 
〇加戸愛媛県知事
 はい。
 
〇座長(大田徳島県知事)
 他に何か。橋本知事さんよろしいですか。
 それでは、提案・要望案のとおり、四国知事会の提案・要望事項としまして決定をさせていただきたいと存じますがよろしいでしょうか。〔「異議なし」の声あり〕 

〇座長(大田徳島県知事)
 ありがとうございます。
 それでは、さよう決定させていただきたいと存じます。
 なお、提案・要望書の提出等につきましては、事務局に一任させていただくことでよろしいでしょうか。
 〔「異議なし」の声あり〕

〇座長(大田徳島県知事)
 ありがとうございます。議題は以上でございます。
 次に、意見交換に入らせていただきたいと存じます。

5.意見交換
〇座長(大田徳島県知事) 
 まず「四国4県の協調・連携の促進」につきまして、ご協議いたしたいと存じます。
 本県の阿部総合政策室企画監に説明をさせますので、よろしくお願いをいたします。
 
〇阿部徳島県総合政策室企画監
 それでは、お手元の資料、1枚ものの資料でございますが、「四国はひとつ」4県連携施策案についてご説明をさせていただきます。

 4県の連携につきましては、4県が協調・連携し、力を合わせ輝かしい未来を築いていく、そのような趣旨で昨年度から各種の施策を進めてまいったところでございます。

 お手元にお配りさせていただきました資料は、昨年の知事会議におきまして合意いただきました施策のうち、平成14年度も継続して進める施策及び新たに取り組むことといたしております施策の一覧でございます。「観光・PR・イメージアップ」や「環境・自然保護」分野など、7分野15施策となってございます。

 これらの施策のうち、具体的に事業実施に取り組む施策といたしましては、観光・PR・イメージアップ分野の「いやし・遍路の共同PR」や「国際観光の推進」、それから文化・スポーツ分野の「文化事業の共同実施(共同舞台芸術の実現)」でございますけども、新たに取り組む施策といたしましては「主要観光地等での4県合同観光物産コーナーの設置」や「四国における循環型社会の構築」などでございます。

 なお、連携施策が機動的かつ柔軟に実施できますよう各県で予算措置をいたしておりますが、「四国における循環型社会の構築の調査研究」及び「空き缶等不法投棄防止四国統一キャンペーンの実施」につきましては、この予算の適用も検討してまいりたいと、このように考えております。以上でございます。
 
〇座長(大田徳島県知事)
 ただ今の事務局案につきまして、ご意見をお聞かせいただきたいと存じます。
 
〇真鍋香川県知事
 私のほうから、「四国はひとつ」ということで、ここに新規に出ておりますが情報発信、四国全体が全国へ向けて、あるいは世界に向けて、情報発信が今まで少なかったんじゃないか、というふうなご指摘もございますし、四国が連携をして一つになって、「四国はひとつ」という考え方でいろいろ情報発信をもっとやっていったらいいんじゃないかというふうに考え、例えば、今愛媛のほうでは俳句の甲子園ですか、高知では漫画の甲子園とか、そういうふうな全国向けのイベントと言いますかね、そういうふうなものをやっているし、香川もスポレク祭を来年やることになっていまして、そういう全国へ向けていろいろと発信をしたいようなものについては、よその県、例えば愛媛の主催のものでも、香川県のホームページにも掲載をしてアクセス出来るようにしたらどうか、そういう趣旨でございますので、是非ご賛同いただいて、一緒にやっていただければと思います。
 
〇加戸愛媛県知事
 これは、昨年、インターネット博覧会、いわゆるインパクという形で、四国4県共同して四国パビリオンという形での情報発信をさせていただいた経緯がありますから、過去のそういった経験を踏まえて、今後そういったインパクの継続的な意味での四国パビリオンの再構築という考え方もあるでしょうし、今香川県知事の提言と言いますのは、それぞれ4県が企画している全国向けのものを、情報を提供してもらったら、それぞれの他の3県も、我が県のイベントであるかのごとく一緒のPRというか、材料提供という意味で、その他出来ることたくさんあると思いますし、そういった方向での事務レベルでの技術的な情報交換システム並びに発信システムを検討してもらったらありがたいと思います。
 
〇橋本高知県知事
 全く異存ございません。
 
〇座長(大田徳島県知事)
 そうですか。徳島の場合もですね、まさに「四国はひとつ」という立場で、そのようなことにつきまして、今後皆さん方とともにやっていくということでご異議ありませんので。
 他にいかがでございますか。
 
〇加戸愛媛県知事
 新規事項として、これ順番はばらばらでよろしゅうございますか、資料の。
 
〇橋本高知県知事
 構わないでしょう、全然。
 
〇加戸愛媛県知事
 そうですか。環境・自然保護のところで「四国における循環型社会の構築の検討」ということで、これは知事会議ではなくて、徳島でのNHKでの会合ですかね、話題が出ましたが、言うなれば各県それぞれリサイクルに取り組みをされている、民間ベースのものが非常に多うございますけれども、そのあい路としては、リサイクル事業を立ち上げた場合の原材料が県内だけでは不十分である。四国4県が一緒になって原材料提供が出来るシステムづくりをするということが大切ではないかという、そのあたりからの話の切っ掛けではあったんでございますけれども。

 このためには、県だけでは無理で、市町村、あるいは分別収集のシステム、あるいは運送のシステム等々、詰めなきゃいけない点は多々あると思いますけれども、この強力な取り組みが事業成否の鍵を一つ握っている。

 と同時に、実はリサイクルされた物が、実際に使用されなければ意味がない、事業も立ち行かなくなるという難点もあります。県内でもこういう話がございまして、例えばトイレットペーパーは、いわゆる再生紙を使ってやっているんですけれども、現実に市場のシェアとしては、まだ相当程度バージンパルプペーパーといって、まさにパルプから作ったトイレットペーパーが使用されている。上等になってくると再生紙の分野っていうのが不採算になる。

 考えてみますと、国もグリーン購入を始めて、愛媛県もやってますけれど、公共団体のほうでは、そういった環境に優しい製品の購入というのを進めていますけれど、一般的な形で、もっと県や市町村がPRすることによって、現実に、その結果としてリサイクル事業にプラスになるという方向への誘導策というのを考えていくのも必要があるのじゃないかな。

 そんな意味で、ここで「四国における循環型社会の構築の検討」の中で大きなテーマとしては、一つのどんな分野でもいいですけど、リサイクル事業を成功させるための「原材料の確保並びに販路の確保」ということを行政ベースで強力に推進していくことが、四国全体の環境保全に繋がっていくんじゃないか、そんな考えでおりますので、皆様方のご賛同をいただければ、事務的にこれを詰めていってもらったらありがたいと思っております。

〇座長(大田徳島県知事)
 はいどうぞ。
 
〇橋本高知県知事
 もちろん大賛成でごさいまして、2月にNHKの番組の中でも、加戸知事からペットボトルの処理をする会社のお話があって、「なかなか愛媛の県内だけでは原材料として集まらないから、需給の関係ではペイしない」というお話がありました。

 直接、結びつくことではないのですが、本県にはペットボトルを粉砕をした繊維から水切り袋を作っているという会社が、製紙の技術を生かした会社がございますが、これも今は県内ではペットボトル粉砕が出来ませんので、中国地方の会社に頼んでやっているということがございまして。

 こういうような情報が、たちどころに連携出来るかどうかは、ビジネスベースでフィジビリティ・スタディをやってみないといけませんけれど、是非どういう業者があって、どんな原材料の使い道のあい路があるかということをですね、情報交換するだけでも、随分、単に循環型社会とかいうんじゃなくて、新しい産業興しだとか、せっかく立ち上がった産業が地域に根ざしたものとしてやっていけるという意味からもですね,将来的な雇用ということにも関わって、とても大切な視点だと思いました。是非やっていけたらと思います。

 グリーン購入も各県それぞれなさっていると思います。そういうグリーン購入の項目の中に、四国の中でそうやって頑張ってやっているものをドンドン取り入れていくと、そしてそういう購入をまず行政の側でマーケットを広げて、少しでもコストダウンに繋げていくということが、一つは必要なんだろうと思います。

 あわせて、うちの県で一昨年「エコデザイン協議会」という名前でですね、行政と企業と研究者と消費者というか地域の方に入っていただいた、環境をどうやって産業に繋げていくかということをみんなで考える協議会をつくって、新商品の開発から様々な調査などをしておりますので、4県ではやはり単に行政のレベルで、企業のレベルでというのはなく、将来的にはそういうような形でですね。

 行政、企業、研究者、消費者あわさって、動きが出来ていけばいいと思いますので、何から何まで一遍には出来ませんから、まず具体的に出来ることからですね、せっかく付いている調査費を使ってやってみたらどうかと思いますけど、まず第一歩を今年はそうやって始めてみたいなと思います。
 
〇真鍋香川県知事
 私もこの問題、是非4県が共同でいろいろと勉強を始めると、事務方が勉強を始めるということは大賛成でございます。

 やはり原料の確保と言いますか、4県それぞれでやっていたのではなかなか集まらないという問題も一つあろうかと思います。それからお話がありましたように売る先ですね、需要者サイドがどれくらい、グリーン購入というふうなことで、積極的に行政も含めて使っていく、四国で出来たそういうリサイクル製品を使っていくということが大事なことだと思います。

 香川県も13年度でリサイクル商品というふうな認定制度をですね、リサイクル商品こういうものだといって認証制度をつくって認定をしました。そういうものを増やしていきたいと思います。

 ただ、実は豊島に関連いたしまして、我が県では直島の「エコタウンプラン」というのをやっているんです。一応そこでいろんな循環型社会で完全なリサイクルという土壌をつくって、中間処理施設とかいろんなものをやっているんですが、その過程でいろいろと議論が出てきた中には、やはり我が県は、反省の上に立って、あまり県間の移動を簡単に認めるべきではない、よくチェックをしてから入れるべきであるというふうな指摘がかなりございまして、県議会発案でしたけれども、県間のそういう廃棄物の移動についてですねチェックするシステムを、条例をつくりましたので、そういう点も含めて一緒に議論をしていただけたらと思います。そういうとこも合わせて議論をしていただきたい。

 もう一つは、実は最近各地で、環境、廃棄物税の議論が出ております。中国地方は5県ですか、「5県で一緒に大体同時期に導入しようじゃないか」というふうなことになっておるようでございますので、その影響が四国にどういうふうに出てくるのかという問題、これも合わせてですね検討を、この問題と合わせて検討をしていただいて、場合によっては4県で大体時期を合わせて、廃棄物に対する税金をどうするのかというようなことも議論していただいたらいいんじゃないかと思いますのでよろしくお願いいたします。いずれにしましても、4県でこれらの問題を含めて議論をしていただくということが必要だと思います。
 
〇座長(大田徳島県知事)
 はい、どうぞ。
 
〇加戸愛媛県知事
 真鍋知事のおっしゃった中の第一点の産廃処理の関係、豊島のお話ございましたけれど、先ほどの私の提案は、リサイクル可能な廃棄物の原材料としての処理の問題ですから、一応問題は、切り口は分けられるのじゃないのかなとは思っておりますけれど。その点は、事務レベルでもっと詰める必要はあるかと思いますが。

 最後におっしゃいました廃棄物税、これは三重県が導入しましたよね、これ私なんかは、四国でどこかの県がスタート、もしそれをやられれば、他の3県にしわ寄せが来るだろうと、私思いますし、このことの取り組みは、4県うまく共同歩調を揃えてやるべきことの一番の、「四国はひとつ」の構想から言えばそうではないのか。

 ですから仮に産業廃棄物税を構想するならば、4県同時に検討を開始して、しかもスタートも4県同時という形での、言うなれば密接な連携を保った上で処理する事柄だと認識しています。
 
〇橋本高知県知事
 当然、産業廃棄物税については同じ意見でございます。
 
〇座長(大田徳島県知事)
 本県としましてもですね、まさに4県が連携して循環型社会をつくっていこうということにつきましては当然賛成でございますし、リサイクル問題ですね、徳島の場合も、農業用の廃ビニールを処理している業者、民間レベルの業者さんがいらっしゃいますけれども、やはりこれも原材料が足りないという一面もお聞きをしておりますので、先ほど加戸知事のほうからご提案がありましたこと、今後事務レベルでも一緒に詰めた話をしながら、本県としても対応していきたいというふうに思います。

 廃棄物につきましては、徳島の場合は、どちらかと言いますと、廃棄物を外に出しているのが多い県でして、大変心苦しく思っておりますが、これらにつきましても先ほど来、お話がありますようにできるだけ4県の皆さんと共同しながら、そういった税のスタートをさせていくということになりますれば、事務方でずっと詰めさせていただきまして、同調していきたいというふうに思っております。
 他に。
 
〇橋本高知県知事
 同じ環境のことでですね、京都議定書がいよいよ批准ということになりますので、法的な義務というか、各県でも取り組んでいかないといけないことがあろうと思います。

 それぞれの県でも、正式ないろんな取り組みをされていると思いますが、この京都議定書の関わる課題でも、4県が連携をしたほうが、コストの面でも、効率的にも進められるとか、また4県が役割分担をしたほうがいいというような分野が多分あるんではないかと。

 ちょっと具体的な、例えばということは言えないので申し訳ないんですけれども、あるのではないかと思いますので、そういう、まず事務的な話を4県でこの議定書に関しても始めてみたらどうかなと思うんですけど、いかがでございましょうか。
 
〇座長(大田徳島県知事)
  どうぞ。

〇加戸愛媛県知事
 全く大賛成でございます。私も個人的に気になっていたのは、京都議定書もありますが、政府としても地球温暖化防止に向けてある程度数値目標を出され、愛媛県もまた数値目標をつくり,何%というのは腰だめの目標ではあるにしても、これ4県で調整した跡はなさそうですから、多分数字はほぼ合っているんでしょうけれども、峠越したら服一枚変わるかもしれない。

 ヨーロッパ連合、EUの場合だと、大体EUのディレクトリーが出て、話し合いの結果まとまったものは、各国がその方針でいくというようなことで。私は、こういった地球温暖化等のグローバルな問題、せめて四国ブロックとしては、足並み揃っているのが正しいのじゃないのか。

 後ろから数値目標だから、それぞれ厳密をきすことは出来ないとしても、およそ共同歩調でこの程度のレベルまで目指しましょうよというような、そんなコンセンサスも、事前につくっておく必要があったんではないのかなという、ちょっと個人的な反省はしておりますけれど。

 いずれにしても、どういう形での取り組みをしていくかという具体的な問題は共同研究をして、環境推進地域としての四国のレベルを一歩でも半歩でも、「他地域よりもいい四国だな」と言われる行動を目指したいと思います。
 
〇真鍋香川県知事  

私も賛成でして、やはりこの地球温暖化の問題というのは、非常にグローバルな話ですから、何となく、よその事みたいに、みんな思っているんですけども、やはり結局これ決め手は一人ひとりが行動をしていくというか、行動に移していくということが、今大事なところまで来ているんだと思うんですね。

 そのためには、できるだけ多くの人がそれに参加をしてもらうということで、「四国はひとつ」と言いますか、四国の人も全部が参加をすると。例えば今私のところでは、「エコライフ香川」というようなことで、「行動に移しましょう」というようなことで、省エネ運転をしましょうとか、あるいはできるだけ排ガスを出さないようにしましょうとか言ってるんですが、そういうのもやはり四国の道路を走るのに香川県境から徳島県境から行ったから変わるわけでないんですけどね。

 そういうすべてのトラック運転手がそういう心掛けをしていくとか、すべての生活者が環境に優しい生活をしていくという実践が積み重なってはじめて成果が上がって来るんだろうと思いますので、是非これは事務方でよく意見交換をして、出来るものから実施をしていくということが、私は大事なことだと思います。
 
〇座長(大田徳島県知事)
 京都議定書を実効あるものにしていくというのは、かなり切り口もたくさんありましてね、いろいろな取り組みがあると思うんですが、私などは先ほど間伐の状況と言いますか、現在の荒れた山の状況を見ていただきましたが、森林の果たす役割とか、こういったものは非常に大きいだろうし、本当に行政レベルで進めなければ、なかなか手の付かない問題ではないかというふうに思っていますので、こういったことも含めましてですね、高知県知事のほうからご提案がありましたことについて、事務方のほうで、具体的な四国として取り組みを詰めていっていただけたらというふうに私も思います。
 はい、どうぞ。
 
〇加戸愛媛県知事
 四国全体という意味で、私考えてみますと、例えばなんですけど、どこかで発表された、多分農水省が作られたデータだと思うんですが、日本人が1年間に排出している二酸化炭素の量が3億tと言われていて、森林が吸収する二酸化炭素の量が1億t弱とか、森林は相当な意味で二酸化炭素の軽減に力を果たしている。

 じゃあこれを各県別のノルマとか考えたら、香川県のように山の少ない所で二酸化炭素の吸収量が少ないじゃないかいうと困るんですが、四国の山全体の話だと私は思うんです。その意味では「四国はひとつ」と考えたときに、例えば植林・間伐その他もですね、やはり全体的に四国はひとつのエリアで目標というか、そういった意識啓蒙・努力をそれぞれの応分の山を持っている所がやっていくという基本的な方向づけを得るのに、いいチャンスだなと私は理解してます。
 
〇橋本高知県知事
 そうですね。例の水源かん養税もうちでも検討し、徳島でもご検討されているし、今年度からは香川県さんが早明浦のダムの周辺に、県境を越えて支援の予算を組んでくださるという動きもございましたし、やはり四国全体で山のこと、森林のことをどう考えていくかというのを、そんなに会ばかり開いてあれすることはないですけれども、少しずつレベルあわせをして、目標を立てられるようになると一番いいと思いますね。

 間伐についても各県いろいろな手法で、放置林の対策をどうするとか、不在村の地主さんへの対応をどうするだとか、補助の制度だとか、それぞれやっておられるわけですね。上手くいった仕事もあれば、なかなか思ったほど利用者がいないという事業も、多分うちもあるんですけどあると思います。

 そういうものを少し出し合って、四国の山全体としての、いきなり県境を越えなくてもですね、それぞれの所で出来る山の管理とかいうのを、全国に先駆けて目に見えるような形で出来ればなと思いますね。
 
〇加戸愛媛県知事
 よろしいですか。実は愛媛県内で、小さな町なんですけどね、割り箸工場をつくって,これでやろうとしたら、原材料の、割り箸の材料が入手が出来なくて、要するに予定に比べて。倒産というか、工場閉鎖になりまして、やはり、そういうのを見ていると、これも四国全体からの入手を考えてスタートしていれば、もうちょっと違ったのかなという反省はあります。

 ある意味では、そういった点で4県がいろいろな分野で「何かで困っているんだけれど」と言ったら、「うちのこの地域だったら、これくらいの値段でこんなものがありますよ」とか、そういう情報提供なり、あるいは行政の支援なりというのがあると、もうちょっと違っていたのかな、そんな感じがするので、このことに限りませんけれど、いろいろな分野で4県で何かやっていくことで、ちょっと他の県がバックアップしてくれたらいいなというのは、たくさんあるだろうと思いますし、そういうのはその都度、そういった形も心がけると事務局で全部扱う必要はないとは思いますけれども、いろんな臨機、随時のテーマとして取り扱っていくといいのかなと思います。
 
〇座長(大田徳島県知事)
 他にありませんか。
 
〇橋本高知県知事
 今お話があったとおりで、先ほどのリサイクルの研究というのも、研究だ調査だと言いますとね、調査費を組んで報告書が出来てというような形になりがちですけれども、そうじゃなくて、今のお話にあった割り箸なども、木の端材が当然原材料だという意味では、リサイクルのゼロエミッションの一環ですから、そういうことまで含めて、単にゴミの処理だとか、ゼロエミッションだという狭い範囲での資源循環だけではなくて、産業政策的な意味も含めてですね、何か困っていることや、こういうことがもうちょっと手助けしてもらえると助かるのにという話、いっぱいあると思うんですけどね。

 そういう情報をまず持ち寄って、意見交換というか情報交換出来る場があれば、気楽に担当の部署でも話していける場があれば、そういう情報交換だけでも十分いろんなあい路を突破する道が出てくるんだろうと思うんですね。
 
〇真鍋香川県知事
 おっしゃるとおりですね。私もそういう現状面だけでなくて、先ほど話が出ました、例えば間伐材の利用とか何かについても、少し「こんなん余って困っとんだけど」とか「使ってもらえないか」とか、いろいろなことを情報交換したらまた道が開けてくると思いますので、そういう意味で情報交換出来る場をつくったらいいと思います。
 
〇真鍋香川県知事
 別の項目に移ってもいいですか。よろしいですか。観光ですね一点、各県にそれぞれに物産というのがあって、各県それぞれの所に観光地にはですね、自分のところの物産は置いてあるんですけれども、よその県のまであまり置いてないんで、店によってはそういうよその県のも売っていただいているところもあるんですが、そういう物産の展示コーナーみたいな所へ、できたら主要な観光地とか出来る所からでいいんですけども、どっかに展示をするときには、よその県の物産も、ちょっと四国の物産も置いていただくといいのかなあというふうに思います。

 実は、香川県は、今、サンポート高松という所にシンボルタワーを造っているんですが、そこへ香川の物産コーナーを作ろうと思っているんですが、そのときに、できたら高知・愛媛・徳島の物産も一緒に展示をさせてもらおうかなというふうなことも考えてますので、他の県の観光地でそういう物産館みたいとこがある所はですね、まあ一気にはいかんと思いますが、出来る所から置いていただけたら、お互いにいいのではないかなと思いますので、提案させていただきたいと思います。

 もう一つ観光に関連してですね、今、八十八カ所のフィルムをフランスのアンテンドゥで放映するということで、今、フィルム作成中ですけれども、お寺の標識ですね、実はだいぶ前に、こういうのをやろうというので、こういう統一のお寺の標識を作ってだんだんと整備していこうということになってるんですが、我が県も含めて必ずしも十分でないというご指摘もありましてね、「あれはもう古くなって見えにくい」とか「あれは不親切だ」とかいうふうな指摘もありますので、この際、せっかく4県で一緒になってフィルムを作ってPRしようという事になってますので、もう一回足元のほうから、そういう看板・表示ですね、看板を一回見直してお互いに整備したらどうかと思いますので、ご検討をいただいたらと思います。
 
〇座長(大田徳島県知事)
 はい、どうぞ。
 
〇加戸愛媛県知事
 先ほどの物産コーナーで四国4県の物をと、非常にいいご提案でございます。実は以前、四国4県の東京での共同アンテナショップは、それぞれ各県の状況等の違いで、なかなかうまくいかなかったんです。香川のご理解で、愛媛・香川両県では、せめて2県の共同アンテナショップということで、今、準備を進めている段階ですけれども。

 今度の提案はそれぞれの独自の物産コーナー、特にメインスポットの所に3県の物をということで、非常に有意義なことだと思います。技術的に少し難しい点があるかなと思うのは、運営主体がそれぞれ各県別々ですから、そこへどんなルートでどういう物産を恒常的に定期的に供給するかという、その事務はどこで処理するのかという、重箱の隅を突っつけばいろいろあるんでしょうけど、基本的な方向としては私賛成でございますし、サンポート高松へ行けば香川の物だけじゃなくて他の3県の物がある、まさに「四国はひとつ」で、遠くから来る人は四国4県全部回るわけじゃないですから、香川に来たら高知の物も手に入るとか、愛媛に来たら徳島の物も、そこであんな物があるということを知ることが出来る、という意味のまさにサンポート高松なみのものを、うちの県でこれからどう考えていくのかという別の問題もありますが、まず隗より、サンポート高松より始めていただければ、いずれ4県それぞれの所でも4県の物が、四国の物産が、ウエイトは別として置かれるということは、ありがたいことだろうと私も思います。

 それから、さっきの看板をお作りになったのは多分国道の、愛媛県も多分それと似てますけど、四国地方整備局が国道では4県共通してやっておられるのかなと思いますが、このことは県道とか市町村道では所管が違いますので、多分、真鍋知事が言われたのは、国道・県道・市町村道問わず規格的にそういうものをということでしたから、今の提案を受けて、愛媛県においても、パターンは国土交通省と同じものとするかどうか、若干、基準・規格を決めていただければ、その方針で対応することは簡単だと思いますし、協力したいと思います。
 
〇真鍋香川県知事
 昔ですね、こういうのを決めてるんだそうです。4県でこういうので統一しようということを。
 
〇加戸愛媛県知事
 ああそうなんですか。じゃあ申し合わせかなんかで。
 
〇真鍋香川県知事
 そうなんです。そこでもう一回思い起こしていただきたいという趣旨なんです。
 
〇座長(大田徳島県知事)
 規格も決まってるんですか。
 
〇真鍋香川県知事
 規格も大体決まっているそうです。
 
〇座長(大田徳島県知事)
 なんかこの国道なり県道なり、道路に設置する案内標識ですかね。
 
〇真鍋香川県知事
 そうです。お寺はこういうふうにしようということが決まっているんだそうです、4県で。4県でというか、この八十八カ所の表示はこうしようと。

 ところがこの頃ですね、独自に町とか、何とか八十八カ所とかですね、ちょっとややこしいというか、紛らわしいのもあるし、また町によっては、同じお寺なんだけども少し目立つようにしようとか、いろんなのをやっているんで、外から、四国外から来た人が、これを見たらこれがその正統派の八十八カ所だと、迷わないという。
 
〇加戸愛媛県知事
 元祖八十八カ所だと。
 
〇橋本高知県知事
 うちの県内の表示板がどうなっているか、今分かりませんので、是非調べてみて、ご提案のような形にしていくように話をしてみたいと思います。

 それから物産のことは、先ほど運営主体のお話もありましたし、重箱で言えばですね、そこまで運ぶ費用は誰が持つかの話が必ずでてくるだろうと思います。それは物産展なんかやるときも、必ず行政が持つかどうかの話になりますので、そういうことはあろうかと思いますけれども、是非具体的に検討してみたいと思います。
 
〇座長(大田徳島県知事)
 ハイウェイオアシスのですね、吉野川ハイウェイオアシスには、4県の物がたくさん売ってますし、どういうわけか沖縄の品物が多いんですよね。非常にいいことだと思うんですね。ですから先ほどのご提案、本当に私はいいんじゃないかと思いますので、小さなことはいろいろあい路があるかもしれませんがクリアしながらですね、是非取り組んでいけたらいいなと思います。他に、どうぞ。
 
〇加戸愛媛県知事
 これも環境関連になりますけれども、できたらば4県で共同してキャンペーンが出来ないかと思うのは、住民自身の問題として、最近、よその県でも多分そうだと思いますが、愛媛県でも空き缶の不法投棄というのが、目に余る状況でございますので、住民の参加と協力による「空き缶等不法投棄防止キャンペーン」というのを展開したらどうかという提案でございます。

 「四国4県連携推進事業費」を活用いたしまして、特に四国の小学生を対象とした標語を募集したりすると、4県の県民の反応も大きいんじゃないかと思いますので、そこにタバコのポイ捨てまで含めるかどうかという問題もありますが、基本的に物は道路や公園に捨てないということのキャンペーンを、少ない投資で大きな精神的効果は上がるのかなと思いますので、ひとつ取り上げていただければ幸いだと思います。
 
〇橋本高知県知事
 大変結構なことだと思います。具体的に、先ほどの小学生の…。
 
〇加戸愛媛県知事
 スローガン募集とか、例えば、四国4県共同キャンペーン、空き缶等不法投棄防止キャンペーン、あるいは月間を作るか、週間を作るかは別として、やり方はいろいろあるでしょうから、何でもいいからやってみようと。
 
〇橋本高知県知事
 4県一緒にやってるなということが参加している人にも、外から見える形が何か考えられるといいですね。空き缶の防止のキャンペーンだとか、拾おうというような運動は、それぞれの地区でも県でもあるわけで、ただそれがあるというだけではだめで、4県一緒に動いているものだなあということが、参加者も傍目で見ている人にも、分かるような形が作れれば…。
 
〇加戸愛媛県知事
 基本的に4県がスクラム組んで、四国4県が一緒にキャンペーンやってますよと。それから「四国へ行くとなんか空き缶が随分少ないな」という効果まで、そこまで期待したいということはございます。
 
〇真鍋香川県知事
 私も賛成です。今、加戸知事がおっしゃったですね「四国へ行けば空き缶が少ない」と言われたいのですが、逆でしてね。お遍路さんから投書が来ましてね、大分前でしたが、「空き缶が多い。私らが拾ってあげる。お遍路に来たついでに拾ってあげるから、どこか受け入れる所をつくってほしい」というのが4県知事に来たと思うんですけどね。そういう恥ずかしい状態にあるので、是非そういう不法投棄と言いますかポイ捨てを無くするという運動をするのは非常に大事なことだと思いますね。

 是非早くやったらいいと思うんですが、なかなかそれだけでは、無くならないというのが現実でして。モラルの問題に訴えてもなかなか無くならないということで、出来るかどうか分かりませんが、できたら四国で一緒にですね、技術的に非常に他から来るやつをどうするかという問題あるんですが、例のビン・缶に対する4県共通でデポジット制を取り入れて、例えば1缶に20円とか30円とかですね、売るやつについては上乗せしてやるとかいう方法も、一緒にですね考えるのも一つかなと思うのですが。

 私も随分前から考えているのですが、なかなか四国だけでやるというのはですね、よそからこの頃車でいっぱい来ますからね、積んできますんで、どう識別するかとかいろいろなことを考えると難しい面があるのかなと思うのですが、何かその単にモラルの呼びかけももちろん大事なんですが、それより一歩進んだ実効性の上がる措置が4県で取れないものかも含めて、事務方で勉強してもらったらどうでしょうかね。
 
〇座長(大田徳島県知事)
 生産者の側がね、協力出来るのかどうかという問題も出てくると思うんですね。四国だけで品物が高いというふうになりますとですね、そういったいろんな問題も起こるのではないかと。

 本当に空き缶とかその他ポイ捨てというのは、もう大変な状況ですね。徳島の場合なんかですと、いわゆるアドプトプログラムですが、それぞれの地域なり会社なりボランティアの人たちが、道路とか河川と養子縁組をしまして、清掃行為なんかいろいろ定期的にやっていただいて、一定の地域は本当に美しくなってますけれども、しかし跡を絶たないという、いったいどうしたらこの状況を無くせられるのかなと、本当に決め手というのはどんなところにあるのかなと思いますけど。当局でもいろいろ頭を悩ませていると思いますが。
 
〇橋本高知県知事
 デポジットは、それこそ最初にそのことが出てからもう20年近いことですね、多分。しかし、ただなかなかうまくいかないと。一つはやはり地域性と他の地域との関わりの問題があると思いますが、やる側は本当に四国4県でですね、たとえ他の地域より一定の負荷がかかるということの問題点はあっても、それよりもインパクトのほうがはるかに大きいと思いますので、やる価値はあると思います。

 ただ、そのときには、本当にデポジットになるかどうかですね、回収してちゃんとお返しをするだとか、いうような仕組みが作っていけるかどうかですね、その環境型の町になっている外国の町なんかも、スーパーなんか行けば空き缶の処理機があってですね、入れればそのままお金が戻ったり、いろんなシステムがありますけれども、というものが各スーパーにも、あちこちにあります。そういうような仕組みが作っていけるかどうか、さっきのお遍路さんが集めたものを受け取ってくれる所がありますかというのと同じようにですね。

 その受け皿をきちっとしないと、ただ単に負荷をかけただけではなかなか、ということもありますから、それは本当にそう何から何まで、リサイクルの仕組みを考えろ、デポジットも考えろと言われたら、事務方は大変だろうと思いますけども。

 本当は、取り組むなら四国4県一緒にということになるでしょうから、面白いテーマではありますね。だからその一歩として、そこに行く前にまずその空き缶のキャンペーンを4県一緒でというご提案だと思いますから、そういう形はまず一歩何かやってみたらいいと思いますね。単純に4県一遍に空き缶何とかの日をつくってやるというようなことでもいいわけでしょ。
 
〇座長(大田徳島県知事)
 はい、どうぞ。

〇加戸愛媛県知事
 徳島のアドプト制度を見習って、愛媛県もスタートさせているんですけど、これは年に何回とかあるいは月に1回とか、ゴミを拾ったり、缶を拾ったり、その時はきれいになりますけれども、結局捨てる原因は止まってない。

 ですからキャンペーンやっていれば、場合によっては、捨てる人に「ポイ捨て禁止ですよ」と誰かが声をかける心理的な抑止効果も出てくるのかなという意味で、何と言うか精神運動にしか過ぎないかもしれないけども、やっぱり捨てる原因をどうすれば少しは減らせるのかという意味で、「四国では、空き缶投棄の禁止キャンペーンをやっていますよ」という認識が盛り上がってくることで、まずはスタートすることから、そういう意味で提案させていただきました。
 
〇橋本高知県知事
 もし、空き缶何とかの日を統一でやるのであれば、高知県知事は徳島の市内に行って拾うと、徳島県知事は高松の市内に行って、香川県知事は松山で、加戸さんに高知の市内でやってもらうと、いうふうなことになると、何か4県でやってるなというふうに単純に目に見えるかもしれません。
 
〇座長(大田徳島県知事)
 そういうことでしたら私も、どちらへでも是非まいります。他にございますか。
 
〇橋本高知県知事  よろしいですか。今年高知で国体が開かれます。もう4カ月を切っておりますけれども、夏の国体と秋の国体と全国障害者スポーツ大会があってですね、本県は輸送や宿泊は非常にいろいろ苦労しましたが、どうにかめどが立ちつつございますが、その中でバスを他県からお借りをするとか、宿泊もそれぞれ3県の県境の隣接の市町村にお願いをしている部分もございますし、お弁当なども他県の業者の方にお願いをしている部分もございます。

 併せて競技そのものも、競技の役員、審判員運営委員等ですね、他県にお願いをしておりまして、それぞれの体育協会にも大変お世話になっておりますので、あらかじめお礼を申し上げますとともに、是非成功に向けてまたご協力をいただければということをお願いをしておきたいと思います。
 
〇座長(大田徳島県知事)
 いかがですか。
 
〇真鍋香川県知事
 この国体についてはですね、香川にもお泊まりいただくようなあれがあるようでございますので、全面的に協力させていただきたいと思います。
 
〇加戸愛媛県知事
 愛媛県も、愛媛県体育協会挙げて高知国体の成功に協力しようという申し合わせをし、徹底しておりますし、あらゆる意味での協力体制が組めれば、先の話ですけど、平成29年には愛媛県も国体を予定しておりますので、その時にはかつての平成14年を思い出していただくとありがたいと、15年後には、あの時はこうでしたと思い出していただけると。
 
〇座長(大田徳島県知事)
 徳島の場合も体育協会など関係者の会で連携を図りつつ、全面的に協力させていただきたいと思います。
 他にございませんか。
 
〇真鍋香川県知事
 例の八十八カ所に関係しまして、今年度10月ですけれども「いやしのくに四国シンポジウム」というのを、お遍路さんの関係のシンポジウムをですね、実は香川県で新しく合併をしました「さぬき市」という所で、10月にそういうのをやりますので、皆さん関心のある方はおいでをいただいたらと思いますし、また四国から発信できたらなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 
〇座長(大田徳島県知事)
 これは広報みたいなものは、特段何か4県で一緒にするというようなものお考えですか。
 
〇真鍋香川県知事
 そうですね、このシンポジウム自体が一応「いやしのくに四国交流協議会」主催になってましてね、それをいろいろPRして、マスコミにも取材してもらってと思っておりますけれども。パネルディスカッションとか、あるいは基調講演とかいろいろ考えております。
 
〇座長(大田徳島県知事)
 よろしいですか。
 それではですね、今後より一層4県の協調・連携を積極的にひとつ推進をいたしまして、今ほどいろいろご協議をいただきました内容等につきましても、今後担当部局で協議を進めさせていただきたいということにさせていただきたいと思います。よろしいでしょうか。
 
〇座長(大田徳島県知事)
 ありがとうございました。それではこの他何かご意見・ご提言等ございましたら、この機会に何かありませんか。特にございませんか。それではありがとうございました。

6.その他
〇座長(大田徳島県知事)
 それでは本日の会議はこれをもちまして終わらせていただきたいと思いますが、次回の四国知事会議の開催はいかがいたしましょうか。
 
〇加戸愛媛県知事
 順番で言いますと、次は愛媛県の順番のようでございますので、愛媛県でお受けさせていただきたいと思います。今日のようなすばらしい環境に囲まれた場所というと、今頭の中で愛媛県にあるのかなと思いながら、ただ基本的には県庁所在地を離れた感じで場所を検討したいと考えております。
 
〇座長(大田徳島県知事)
 ありがとうございました。それでは愛媛県さんひとつその節はよろしくお願いいたします。本日は、ありがとうございました。
 
〇各県知事
 ありがとうございました。
 
〇司会者(石原徳島県企画総務部長)
 以上をもちまして、四国知事会議を閉会いたします。どうもお疲れ様でございます。


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