知事の定例記者会見

公開日 2007年12月07日

更新日 2014年03月16日

知事の定例記者会見

平成14年11月19日15時00分から(県庁二階第二応接室)

(項目)
「よさこい高知国体」と「よさこいピック高知」の総括
県庁の機構改革、人事考課
ショウガの原産地に関するJAS法違反
「よさこい高知国体」と「よさこいピック高知」に取り組んだ職員への言葉
日高村の産廃処理施設と住民投票
INAP総会(フィリピン)への出席
「これからの高速道路を考える地方委員会」の提案
本州四国連絡橋公団への地方負担
次期知事選挙
知事の好きな高知の食べ物とカツオのタタキ
皇室の方々の来県
竹資源有効活用コンソーシアム




(「よさこい高知国体」と「よさこいピック高知」の総括)
(玉置読売新聞社記者)
 では、幹事の読売の方から3点ほど先にちょっと質問させてもらったあと、各社ということでお願いします。
 まず、1点目はですね、皇族がずっと相次いで来られて、まあ、国体の方がいろんな意味で全国ニュースにもなりましたし、で、やっとよさこいピックが終わって、県の大イベントが、一応まあ、区切りがついたと思うんですけれども、それで、知事としての総括というか、そういうものをお聞かせください。

(知事)
 国体とよさこいピック高知は、県民の皆さんの目から見ても成功と言えるのではないかと思います。
 県の職員も勿論一生懸命やってくれましたし、市町村の方々、そして各競技団体の方々、関係の皆さんの全員の協力のお陰ですけれども、何と言っても、多くの県民の方々が、民泊だとか、ボランティアだとか、様々な形で参加をしていただき、また、それぞれに熱い思いで取り組んでいただいた結果だと思っています。

 で、これからはですね、従来からも言ってますように、ハード、ソフト両面で、国体が過ぎたら、一過性でそういう波が終わってしまうというのではなくて、ハードの面では、国体のために整備をしたいろんな施設を今後の交流人口の増加にどう生かしていくかということを考えていかなければいけませんし、

それからソフトの面でも、この民泊等々で燃え上がった県民の力、また、地域の皆さん方に蘇ってきた自信もあると思います。そうしたものが、例えば、今後の南海地震に対しての自主防災の仕組みづくりだとか、様々なボランティア活動ですとか、また、ひいては市町村合併に向けての町づくりへの取り組みだとか、そうしたことに生きるような何か手立てを考えていけないかなと思います。

 今、具体的に、予算だ、組織だという面で考えているわけではないんですけれども、是非そういうふうにしていきたいなと。
 人的な面では、国体が終わったことで、差引で言えば若干名ですけれども、一定、人的な余裕もできます。で、そういう中から、地域との関わりということで言えば、今、県内にございます広域のブロックごとに、然るべき立場の職員を配置をしていって、

市町村と一緒に、合併の問題だけではなく、様々なことを、今申し上げたような、地域の皆さん方が取り戻した自信を活かしていくような仕掛け、仕組みづくりということにも取り組んでいければというふうに思っています。いずれにしても、多くのご協力をいただいた方々に改めて感謝をするとともに、これを「ああ、良かったね」で終わらさずに、来年以降、どうこの力を繋げていくかというのが、今後の課題だと思っています。


(県庁の機構改革、人事考課)
(玉置読売新聞記者)
 それに関連して、実は2つ目、その終わった後、県の対応なんかを訊こうと思って。まあ、今、一部にお答えが出ましたけど、具体的に、例えば県庁内でですね、機構改革とか、あるいはそういうことを含めて、県政の新たな課題みたいなものをまた見つけて取り組んでいかれると思うんですけど、その辺の考えをうかがえますでしょうか。

(知事)
 来年は、国体が終わったということを踏まえて、機構改革にも取り組みたいと思っております。
 機構改革にあたっては、当初、国の省庁再編に合わせた県のあり方という考え方もありましたし、様々な見方から取り組みをしました。

 そんな中で、県で作りました検討委員会でのご提言というか、答申もあり、それを踏まえて、4つの部会に分かれて中堅・若手の職員の方々に議論をしていただいた会もあり、そこから出て来たいろんなご意見もあり、それを生かしていく形で、県庁の中での意思決定の仕組みですとか、また、各部局・課室の形などを、思い切った形で是非変えていきたいと思っております。

 課室に関しては、あまり細かいことはあれですけれども、今、本庁舎で言えば70何課室だと思いますが、まあ、5割増か、どれぐらいになるか分かりませんけれども、課室の数を増やしてですね、少し上に行くのが澱みがちな状況になっていますので、若干まだまだ馬力のある若いうちから指導的な立場で後輩の指導をしていく、また仕事の指揮をとっていくという経験を、是非、職員に積み重ねてもらう場をつくっていきたいということを思っております。

 それによって、できるだけ「与えられた仕事の目標が何か」ということを分かりやすい形にしていければなということを思っております。また、内部的には、人事考課の形なども、少しまだまだ始めたばかりで抽象的な内容というか、評価基準でですね、評価をする側もされる側も今一つ腹に落ちないというかいう面もあると思います。

 もう少しきちんとした形で評価をしていける、評価をする側もされる側も納得をした形でやっていけるような基準づくりということも、来年度から是非進めていきたいというふうに思っております。当面、そういう意味で、組織とかですね、人事評価のあり方というものを変えることによって、職員のやる気の出るような、是非、組織にしていきたいという思いでございます。


(ショウガの原産地に関するJAS法違反)
(玉置読売新聞記者)
 では3点目、ちょうど知事がフィリピンにいた頃にマスコミで大きな話題になりましたショウガの件なんですが、知事もCM、高知野菜に出てますし、名刺を見たら「高知野菜を売っていこう」と。そういう取り組みの中で、水を差されたような形でですね、そもそもが知事への投書から始まって、でまあ、今回こういう「出荷停止」という形になって、明日から、何か、部長さんがお詫びの行脚に行くということになってますが、それについて知事のお考えを。

(知事)
 とても残念なことです。残念なことですが、こうしたことをきっかけにですね、各生産者の方々も、また団体の方々も、食の安全とか安心ということへの責任というものを今一度よくお考えをいただく、しかも「作る側」「売る側」ではなくて、買っていただく「消費者の側」に立ったものづくり・販売ということが、今非常に大切な時代だということを、是非とも気づいていただいて、このダメージそのものは大きなものがありますけれども、それを回復をし、またこれを、次の薬にするように努力をしていただきたい。また、私達県も、それを一緒になって手助けをしていきたいと思っております。

 で、いろんな社会的な背景、また農業を取り巻く環境が起こした問題だと思いますが、どういう事情があり、また、せっぱ詰まった状況であったとしても、やはりこの「安全・安心」に関わる部分では絶対に守らなければいけない一線があるということは、今回のことで、その報道やニュース記事等をご覧になって、多くの生産者の方もお感じをいただけたのではないかなと。

 こういうことが、その産地表示のことは勿論でございますけれども、無登録農薬の問題等にもですね、他山の石としてみんなが襟を正すきっかけになっていければいいし、そういうように是非、県としても一緒に進めていきたいと思っています。


(「よさこい高知国体」と「よさこいピック高知」に取り組んだ職員への言葉)
(久武高知新聞社記者)
 これは質問と言えるかどうか分かりませんけど、先ほど、国体でいろんな取り組みで県民にもいろんな自信が生まれたというお話ですが、県の職員の方の自信といいますかね、あれだけのビッグイベントをやり遂げて、最初は多少元気のないところから出発してですね、これを全て滞りなく終えられた県の職員の方への自信の生まれ方と言いますか、それについて知事から何か呼び掛けとかですね、県庁を奮い立たせるような、何かこう、言葉でもあればなあというふうに思いますが。

(知事)
 身内ですので、あまり「よくやってくれたね」とか「ありがとう」というのも気恥ずかしい気がしますし、何と言ってもやっぱり県民の皆さんや、また関係者の方々の支えがあってはじめてできたことですので、言いにくい面はありますけれども、やはり県の職員もいろんなまあ、途中ではご批判を受けたり、また不安点を指摘をされたりしても、結果としては、とてもよく頑張ってくれたと思います。

 国体局の中には、まあ、休まないまでも、もう休む寸前のような状況で頑張ってくれた、また実際に病気になられた職員もいますけれども、数多くの人達がもうヘトヘトにくたびれきりながらもですね、国体局の方も、全スポの方もですね、力一杯、最後まで頑張ってやってくれた。

 このことは、とても、県の職員、それは直接国体局とか障害者スポーツの対策室ということだけではなくて、全ての県の職員にとっても僕は自信になったのではないかと思います。

 やっぱり、「やればできる」と。まあ、少し変な言い方ですけれども、天気もかなり味方をしてくれて、やっぱり「思いっきり一生懸命やれば、天も味方をしてくれる」というような感覚もですね、実感として持てたんではないかなと。
 で、そういう力は、私は今後の県政にも、大きな力として活かしていけるのではないかというふうに感じております。


(日高村の産廃処理施設と住民投票)
(松浦朝日新聞社記者)
 明日には、日高のエコサイクルの理事会がまたありまして、まあ、候補地が決まるのではないかという予想ですけれども、以前、知事はですね、「こういう大きな規模の、影響のある工事の場合には、住民投票などを実施しても良いのではないか」と。

 まだ、住民の側のですね、住民投票というのは手続きが進んでいない中で、エコサイクルで進めて、候補地を決めていくということについては、現在はどのようにお考えでいらっしゃいますか。

(知事)
 候補地を決めていく云々については、前にこういう場でお話をしたかどうかちょっと忘れましたけれども、ものの道理から言えばですね、「これこれ、こういうような施設が必要で、そのためにはこういう土地が相応しくて、ここで…」という決め方がですね、ものの道理であろうと思います。

 しかし、現実の問題として、産業廃棄物の処理場に対する県民の皆さんの様々な感情というものもあり、その中で日高村以外に手を挙げて実際に迎え入れてくださるという表明をされてる自治体もなく、なお、日高村にはそれに対応できる土地があるということを考えました時に、その土地でエコサイクルセンターを整備をさせていただくということを、県の関与をする団体として法人として決定をしていくということそのものは、決して民主主義のルールにも反することではないと私は思います。
 

(松浦朝日新聞社記者)
 仮定の話になってしまいますけれども、手続として、また、地元の合意が得られるかどうかというのは大変割れている今の状況ではですね、まあ、村を通じてでは「受け入れ」ということになってますけど、今後、住民投票が実施されてですね、何らかの結論が出た場合というのは、また再度検討する可能性というのはあるんですか。

(知事)
 それはもう全く相当先の話ですので、今の段階からは何とも申し上げようがありません。
 今は、県議会でもお示しをした2つの土地の対比、そして、その後、前の理事会でいただいたご意見を基に、何人かの理事さんにも視察をしていただいた結果を基に、現状の中で許される範囲でどういう判断をするかということであって、それ以上のことはなかなか申し上げようがございません。
 やはり、村のことは村の住民自治の範囲で、また検討がなされると、そうあるべきものだと思います。
 

(西村KUTV記者)
 関連しますけれども、9月の議会の時は、「資料の上で、採石場の方が優位性があるんじゃないか」という考えをおっしゃってましたけども、実際に採石場の現地を見られて、候補地として、知事はどういう印象を持たれましたか。

(知事)
 私というよりも、一緒に行っていただいた方、また他の理事さんの、まあ明日出席をされない方も含めてですね、お話を伺えば、皆さん口を揃えて「あの土地以外に現状考えられる用地はないのではないか」と。「今の技術を以てすれば、川への影響等は十分に配慮ができるのではないか」というご意見だったと思いますし、私も同様な考え方を持っております。
 

(岡村高知新聞社記者)
 知事の政治的なスタンスからいってですね、おそらく、どっかのタイミングでですね、日高村の地元にご自身が行ってですね、今までのこととかですね、説明なりをですね、されると思うんですが、どういうタイミングを想定されてますか。

(知事)
 それは、誰に対しての説明かということもありますね。
 1つは、当初の柱谷川の下流域の方々への説明をどうするかという問題がありますし、それから、明日の理事会で何らかの決定が得られた時に、そういう流れに対しての全体的な日高の皆さん方への説明ということもあるでしょう。

 ただ、その一方で、住民の方々の様々な動きがあるわけで、それを無視してですね、勝手に理事長として、また知事として、乗り込んでお話をするということにもならないと思いますので、今の段階で「いつ」ということはなかなかこれもお答えのしようがないと思いますが、いい時期があり、また村から、村民の方からご要請があれば、当然、行ってお話をすることはやぶさかではありませんし、是非、そういう機会もつくれればなというふうに思います。


(INAP総会(フィリピン)への出席)
(岡村高知新聞社記者)
 フィリピンはどうでしたか?

(知事)
 フィリピンは暑かったですね。暑かった。
 暑かったのと、英語で挨拶をし、英語でスピーチをするというのがあったので、やはり、たぶん異常に胃が緊張したせいかもしれませんが、帰りがけにはお腹をこわしました。

 正直な話、INAPというのがですね、最初に始まった時、どれだけもつかなと私は思いました。特にアシュラフさんというスリランカの、この連携をつくろうと言い始めた大臣が、ヘリコプターの事故で数年前に亡くなりましたので、タンジュンペラでインドネシアで総会のある前ですから…、一昨年ですかね。その時には、まあ、アシュラフさんもいなくなったので、なかなか存続が難しくなるかなあと思いました。

 けれども、スービックの今の長官のパイモさんも、それから、実際の取り仕切りをしているラモンという人もですね、タンジュンペラの人もスービックの今の港湾庁の長官的な立場の人も、それから青島の常徳傳(ジョー・トクデン)という局長さんもそうですけれども、みんな非常にやる気で、

更に、スリランカの方からは、もう少し中東まで含めた、具体的にはドバイ、それからインドのボンベイの横にある、なんという港か忘れましたけれども、そこら辺を入れるといいというお話がありましたし、それから、チリにイキケという港がありますが、それも。代表はいろんな事情があって来れなかったんですが、チリの大使も会議に参加をされる、というふうにですね、

大変、東南アジア諸国、環太平洋の諸国が関心を持ってこの会に臨んでおられるということを感じましたし、青島も喜んで次回を引き受けるという話で、その次をまたスリランカが是非やりたいという話をされたりして、それこそ、高知県の県民の皆さんには何をしておるのか分かりにくい話だなということを率直には思いますけれども、とても、参加をしてる人達は、この連携を重要なものと考えて、大切に育てていきたい、という意欲を私は感じました。
 

(松浦朝日新聞社記者)
 何か具体的な施策としてですね、連携が深まった点とか、そういったことは…。

(知事)
 実際にもうホームページを立ち上げて、お互いの様々な情報交換ができるようにもなっておりますし、そういう中で、これまで出て来たビジネスの中にも、その中から出て来た話がありますし、また、新しいいろんなビジネスについても、話の種なのか芽なのか分かりませんけれども、出ております。

 ただ、高知港と例えば青島港を比べればですね、青島というのはもう東京港を上回るぐらいの大きな港ですので、格段に高知港の規模が小さいというか、そういうことをあんまり関係なく。通常の姉妹友好関係というのは同規模のところが組んでいくということだったと思いますけれども、

そうではなくて、お互いが情報交換をしながらそれぞれの港を伸ばしていく、しかもそれで地域の経済また文化の交流に繋げていくということですので、県民の皆さんにすぐ目に見える形で「こういうような…」ということがなかなか申し上げられないのがもどかしいというか、辛い点なんですけれども、

先ほども申し上げたように、とても、そこに参加をしている方々は、これだけ世界中景気の悪い中、みんな、それこそ出張旅費も払いながら来てくれて、議論をし、いろんな情報交換をしているわけですから、それなりの結果というのは、やがて、私は出て来るのではないかというふうに思っています。
 

(松浦朝日新聞社記者)
 「いずれ高知で」というようなことは…。

(知事)
 高知は、既にやってるんです。だから、また何回目かという時にはそういうこともあるかもしれません。
 それから、事務局はずっと高知がやっております。で、事務局を高知がやることは港湾空港振興課にとってはなかなかな負担なんですけれども、負担であると同時に、通常では入らない情報がいろいろ入るというメリットもありますので、今後、その事務局をどうしていくかというのも、1つのINAPとしては課題でございます。
 

(玉置読売新聞社記者)
 実際のスービック、まあ僕も去年でしたか、行ってみて、アメリカ軍がずいぶん撤退して、だだっ広い敷地にまあポツポツと、環境はいいんですけども、実際スービック湾を見てどんな感想を持たれましたか。

(知事)
 スービックは2度目なんですけれども、前よりはそれはずいぶん進んできてると思います。ただ、単にコストの競争や何かだとなかなか中国には勝てないというような問題もありますし、それから、インフラ整備がまだクラーク島の高速道路もできていませんし、マニラとも、マニラの交通渋滞の問題もあるんですけれども、3時間~4時間はかかるという状況ですので、なかなかそういうものがネックになってですね、それ以上伸びきれないというところがあると思いますが、

将来的には、やはり、自然に恵まれた、非常に環境的にもいいところですし、水の問題もありませんし、海沿いでありながら風が海から吹かずに山からほとんど吹くという地域的な特徴もありますので、私は、将来性は、特にクラークと結びついた時には、非常に将来性はあるんではないかと思います。


(「これからの高速道路を考える地方委員会」の提案)
(久武高知新聞社記者)
 これもあの、知事さんがフィリピンに行かれている間のことですが、高速道路の整備に関して、知事さんも参加しておられる「これからの高速道路を考える6県知事の会」がですね、マイナス1で開かれまして、その、要するに、国と、それから地方の代表と、それから経済界とか、自動車ユーザー、こういう代表を入れたですね、協議機関でこの問題を議論すべきであって、そういう、民営化推進委員会を批判する形でですね、代替の機関を設けようと。まああの、時期的にどうかと思うんですけれども、まあ、その提案を具体的に政府にして、首相官邸預かりみたいになってると思うんですが。
 その時は知事さんはいらっしゃらなかったんですが、確認ですが、そういう提案にはご賛同をなさいますか。

(知事)
 まあ、反対はしないんですが、積極的に是非やったらいいかと、しかも、時期的にどうかということにはですね、少し?(はてな)マークがつくかなと思います。というのは、その地方の代表というのが、単に「地方に高速道路が必要だ」という論拠で話をするんだと、まあ、社会的に見てもなかなかもう通用しない時代になっています。

 やはり国のあり方だとか、これからの高速道路料金をどうするかとかいうようなところから発言をする地方の意見でないとですね、「地方は長く待ってたんだから」と、これはまあ私は正論だと思います、正論だと思いますが、なかなか通用しない正論というのが世の中にあるので、

そういう地方の実状だとか、住民感情だとかいうことを説明するだけの地方の代表では、なかなか今の流れには抗しきれないんじゃないかということを思って、本当に、もう少し別の次元で、勿論地方の代表も入って、その地方のエゴだとか地方の利益のための発言をするのではなくて、

地方の代表としてやっぱり国全体のあり方を発言をするとかいうような、人と噛み合う議論ができるメンバーが選ばれるのであれば、私は、そういうことも是非やったらいいと思うんですけれども、まあ、1つの?(はてな)は「そういう人が選べるかなあ」ということですね。

 一方で、ただ単に、知事会の代表的な人が行って、少し古くさい論拠からの高速道路必要論を述べたてた時の、「それだったらその借金をどうするか」云々の話と噛み合わないというか、お互い鉄砲を撃ち合っただけで終わるような会では意味がないということと、もう1つまあ、時期的にですね、今から会をつくって議論をしてどうかという、今おっしゃいましたけれども、ということから、まあ、やや?(はてな)ですが、別に反対をするということでもありません。


(本州四国連絡橋公団への地方負担)
(大塚共同通信社記者)
 道路のお話で関連なんですが、先日ですね、11月のはじめに、本四公団の方で、地方負担を求める、まあ、それと引き替えにというような感じで通行料値下げというような話がありまして、それで、その件について知事にコメントいただこうとしたんですが。その後ですね、地方負担の方はなくすという話はなしに、通行料を下げるというところに対して国土交通省あたりからも…だとかいうような形になって、まあ、それぞれの結論としてどうなるかというようなことは出ていませんが、そのへんの本四の処理についてちょっとお聞かせいただけますでしょうか。

(知事)
 政府というか、国の方で、例えば国土交通省と財務省でどういうような話がなされているのかとか、それを受けての国土交通省としての考え方がどうかというようなことを、そろそろ、正式にというか、非公式でもいいんだけれども話を伺わないとですね、単にいろんな情報が飛び交う中だけでは判断はしきれないと思います。

 例えば、料金半額のことにしても、橋の料金だけ半額になって、その、高速道路がそのままの状況でですね料金的に、果たしてそれだけ橋の利用が増えるのかとか、橋の料金を例えば半額にするのであれば、倍は走ってもらわない限りは、現在の料金収入も得られないということになりますから、

そういうような計算がどこでどうマーケティングとして、シミュレーションとしてなされているのか、とかいうことも全く分かりませんので、そういうことを、そろそろ少し、「建前でこうだ」、「理屈としてこうだ」ということを置いてですね、少しまあ現実論も含めて、どういう考えで、どんな計算式の下に判断をされているのかということをお訊きをしないと、何とも言えないと感じています。


(次期知事選挙)
(井上産経新聞社記者)
 誰も訊かないので訊きますけれども、もう任期がですね最後の1年ですが、次どうするか考えてらっしゃいますか?

(知事)
 「考えていますか?」という質問に対しては「はい」ですね。考えています。
 

(井上産経新聞社記者)
 どういうように?

(知事)
 考えてる答は、この場で「どうのこうのします」というのは、まだどちらの判断にしろ早過ぎますが、まあ、私としては、自分の支援者だとか地域の方々とお話をする時には、「3期で辞めるというつもりでは仕事はしていません」という、遠回しなのか近いか分かりませんけれども、いうような表現でずっと話を続けております。

 今の任期中を振り返っても、いろんな事件もございましたし、そのことによって、自分として充分、まあ自分に力があるかどうかは別にして、持っている力を割けなかった面もありますので、まだまだやらなきゃいけないという課題は多いと思っています。

 ただまあ、そのことを、これからまた数ヶ月の間にどう整理をして見通しを立てていくかということがありますので、今の段階で考えて、一定どういう方向かということを明確に申し上げるのは、少し時期が早過ぎるのかなというふうに思います。
 

(岡村高知新聞社記者)
 最初に出る時にですね、「3期まで」なんていうことはですね、どこにも言ってないですよね。

(知事)
 まあ、「通常考えれば3期ぐらいが仕事としては一区切りかなあ」というようなことは言ったかも知れません。明確には覚えていませんが、ええ。

 「3期が限りだ」とか「それ以上はやらない」とかいうようなことは言ってませんし、多選について訊かれた時も、それはやっぱり、それぞれの人の持つ力と、それを地域の住民の方がどう受け止めるかによるので、長くなったからいけないとか、短いからいいとかいうことではないというのは、自分自身のことというよりも、一般論として、ずっと言い続けてきています。また、その考え方には変わりはありません。


(知事の好きな高知の食べ物とカツオのタタキ)
(岡村高知新聞社記者)
 知事は、高知の食べ物でですね、何が一番好きなんですかね?

(知事)
 いや、僕は食べ物は大体何でも好きなので。弱いのは酒盗。酒を飲まないということもあって、酒の肴、つまみの類は弱いです、ああいう物は。それ以外の食べ物は何でも、肉、魚、野菜、好き嫌いもないですね。
 

(岡村高知新聞社記者)
 カツオのタタキがですね、今回の国体でもですね、県外の人に、私は県外の職員の視察者の人と話をしたんですけど、本当にもう、こっち来て、昼夜ですね、昼飯までファミリーレストランでタタキ定食を食べていくというような人気だったんですが、知事はタタキはいかがですか?

(知事)
 タタキは勿論嫌いではありませんけれども、もう毎度毎度食べてると、それはもうタタキに限らず、ビフテキであろうが、普通のサシミであろうが、そばであろうがですね、やはり、少し別の物を食べたいという気持ちになると思います。

 それから、お腹の空き具合によりますけれども、やっぱり、高知のタタキは豪快すぎて、タタキだけ食べても腹が一杯になりそうな厚切りがありますので、それはそれで、たまに来た人が食べるにはいいでしょうけれども、高知に住んでる人には別の出し方もして欲しいと思うこともあります。
 

(岡村高知新聞社記者)
 あらためて観光資源だなあと思ったんですけれども。

(知事)
 うん。やっぱり、ブランド性が非常に高いですよね。高知に来たら何かというものがあるのは、ものすごい強いことだと思いますね。全然食材としては違いますけれども、「讃岐のうどんだ」と、「高知に行ったらタタキだ」というようなものを持ってることの強さというのは、改めて自覚をして、それを活かしていかなきゃいけないというように思います。
 ちなみに、高円宮様は、「鍋焼きラーメンは美味しかった」と言っておりました。
 

(岡村高知新聞社記者)
 僕は是非、雅子様にタタキを食べていただきたかった。

(知事)
 タタキをね。(笑)
 

(岡村高知新聞社記者)
 ニンニクつきでですね。

(知事)
 うん。なかなか、まあ、それこそスポーツ選手もなんだけども、皇族も人によっては、食中毒云々という意味じゃなくて、生ものでお腹をあれすると、それこそ、警備から何かで人に迷惑をかけるので、なるべく外に出た時には食べないという方もおられますので、そういうこともあるんじゃないかと思いますね。


(皇室の方々の来県)
(岡村高知新聞社記者)
 まあ、ちょっと、天皇陛下の時の会見でも聞いたんですが、まあ宮内庁の人がピンと来なくて知事がまあ助を入れてくれた形になったんですが、皇室の、今回私達もはじめてというんですかね、これだけ沢山いらっしゃるというのは初めての経験なんですが、まあ、訊きたかったことではあるんですが、知事は皇室に対する思い入れが非常に強いというようなことがあるんですが、たくさんの、その何人も来るということについて、あんまり知事は抵抗感じないですか?

(知事)
 それは特に感じません。
 それはだって、すべてのやっぱり競技を観ていただきたいという競技団体からの強い声もあり、それを1組、2組だけではなかなか全部観切るのはとても大変だということから言えばですね、一定、手分けをして、夏、秋、そして全スポということを分けて行かざるを得ないだろうと思いますので、そうすると、当然数多くの皇族が来られるということになると思いますね。
 

(岡村高知新聞社記者)
 競技団体からそういう希望があるんですか?

(知事)
 それは、あると思いますね。
 1つ1つの競技団体に訊いたわけじゃないけれども、誰も来ないということには「是非来て欲しい」という声が必ず出るだろうというふうに想定はします。
 

(岡村高知新聞社記者)
 この沿道で奉迎する市民の人が、県民の人が、まあ沢山おいでたんですが、知事、まあ、記者時代から見ててですね、その沿道の風景の変化みたいなものがあるんですか?

(知事)
 それは、あの時(天皇皇后両陛下行幸啓の時の会見)も言いましたけれども、昔は、それこそ制服の警官が、沿道の側を車道にお尻を向けて立って見るとかですね、色々…。
 

(岡村高知新聞社記者)
 そうじゃなくて、その、住民側のその反応というかですね、その迎え方とか…。

(知事)
 住民の反応の違いは、やっぱり携帯電話ですね、1つは。
 それは、その、写メールを使うということもあるし、携帯で「何番目の車両にいるぞ」といって報せるとかね、そういうことがある。そういうものが、この情報化の流れがこう見てるだけで伝わってくるというのは、全く昔にはないことですね。結構、やっぱり若い人がいっぱいいたんじゃないかなあというふうに思います。
 

(岡村高知新聞社記者)
 昭和天皇では、あんまりなかったんですか?若い人が…。

(知事)
 そうですね。


(竹資源有効活用コンソーシアム)
(掛水高知新聞社記者)
 先日、土曜日に、「竹資源コンソーシアム」という有効活用のですね、会が立ち上がったんですが…。

(知事)
 山本学長の、あれ?
 

(掛水高知新聞社記者)
 ええ、そうです。
 あまりマスコミの関心がなくてですね、取材させてもらったのもうちと共同通信だけで、他の社にも申しあげたんですけど…。知事としてはどんなふうにコンソーシアムをですね、関心を持って見られていますか?

(知事)
 それは、あのコンソーシアムに関わった民間の方から、そういうものを立ち上げて…ということを聞いて、その最初の出だしの一報を聞いただけなので、具体的にどういう竹の活かし方を考えておられるのかというようなことが分からないんですけれども、僕はとても面白いプロジェクトだと思います。

 春野町を例に、竹が地域を侵食してるという竹公害の話をメルマガにも書きましたけれども、竹の問題というのはとても、春野町だけではなくて、大きな地域の問題の1つだろうと思いますので、竹をどうやって、ある意味では制圧をしていくか、または有効利用をしていくかと。

 で、サントリーさんのような、炭にして使うというのは、とてもいい、付加価値としてはいい例ですけれども、量的にそんなにいく話ではないので、量的にどう対応できるかということを、いろんな立場の専門家の方が入っていただいて議論するのはとても面白いと思っています。

 その日、ご紹介があったかどうか分かりませんが、南国の方で、なにかで竹が成長しないのか、倒れてしまう所があってね、そこの微生物はやっぱり特殊な、何か竹の芽を食べる微生物ではないか、という話を、山本学長から僕が直接聞いた話じゃないので、ちょっと伝聞なので何とも分からないんですけれども、それを是非調べたいと高知大の方が言っていたという話があってですね、そういう生物系のことからね、成分づくりとかいろんなことを、まさに「コンソーシアム」という形で取り組まれるのはとても楽しみだなあと思います。

 これは、高知県だけじゃなくて、もう全国の大きな問題ですので、全国にも役に立ついいものが出て来れば、情報発信になるんじゃないかなと思います。
 

(掛水高知新聞社記者)
 それで、まあ応援の仕方もあると思うんですけど、あの、京都では「緑の公共事業」とか言ってですね、まあ雇用対策として、自分のところで単独でやってですね、来年国の方の事業化を…。

(知事)
 それは、何の仕事?
 

(掛水高知新聞社記者)
 竹を刈り取る…、その、失業対策みたいな感じでやろうとしてるんですが、ちょっとずつ動きがあるんですけども。まああの、例えばその、行政的に補助事業か何かでですよね、そのコンソーシアムを応援できるとか、あるいはグリーン購入という形でできたものを購入していくことで運営を手助けしていくとか、そこら辺まではちょっとまだ考えは…?

(知事)
 それはだから何が出て来るかによるので、その出て来るアウトプットがないと、なかなかそれにどう支援できるかということも、グリーン購入という形で市場をつくることによって応援をできるのか何かっていうことが分かりませんわね。

 それからもう1つは、「こういう支援をしてくれ」というお話もまだ出て来る段階ではないので、何とも言い難いですけれども。
 まあ、単に竹というのは、素人が行って切ればこれまたいいっていうものじゃなくて、切ってそのまま倒したら、それこそ10年も腐らないでいるもんなんで、処理を考えない限り、ただ竹を切るというのはあまり意味のないことだと思うんですよね。

 切ったらもう、なお強く伸びてきますのでね。そのことを考えれば、京都がどういうふうに、どうされるのか分からないので何とも言えませんけれども、ただ切れば対処できるというものではないので、そこは…。
 

(掛水高知新聞社記者)
 まあ、切ったものを有効活用していく事業化の部分が、今度のコンソーシアムという…。

(知事)
 うん、そうですね。
 

(掛水高知新聞社記者)
 まあ、なんか、森林局あたりの方からですよね、これは応援できるものがあればというような…?

(知事)
 まあまあ、とにかく立ち上がったばかりなので。とても関心はありますし、それは県も一緒にやっていくだけのテーマだと思います。全国に情報発信もできるテーマだと思いますので、一緒になっていろいろやっていけばいいと思います。

 で、財政的なとか、人的なとか、いろんな支援の仕方があると思いますけれども、それはまあ、そこで出て来たものを見てどうするかだと思います。今の段階では何とも、始まったばかりで、言えませんね。

Topへ