庁議での知事の話(公文書の破棄について)

公開日 2007年12月07日

庁議での知事の話(公文書の破棄について)

平成14年4月22日9時から(県庁第二応接室)

【知事の話】

 昨日以来、マスコミに報じられております公文書の破棄に関することですけれども、それぞれ部局長さんも思われたことと思いますが、当然あってはならないことです。常識では考えられないことです。

 4月の初めの部課長出先機関長会議でも、他の部署の出来事だからという見方が多すぎるんじゃないかという話をしました。武田公認会計士(包括外部監査人)さんが、これまで包括外部監査という形で出してきたけれども、指摘をしたところからはそれなりに応えてもらった。

 しかし、それが自分のところに当てはめたらどうか、また自分がその立場だったらどうか、ということで考えたような広がりが出てこない。それが問題だというご指摘を受けました。つまり行間を読まないというような体質があるのではないかということを思います。

 今回のことは、ちょっと常識の枠を外れることではありますけれども、やはり何故そういうことが起きるか、またどうすればいいかということは、当然情報公開の原則ということから、県庁全体の問題ではありますけれども、各部局でも是非考えていただきたい。

 また、私はその背景にあるのは、県民の利益よりも組織を守るという意識が、まだまだ県庁の公務員の中に強いのではないかということを思います。組織というものは、一緒に仕事をしていく上で、一致団結をした気持ち、それも大切でございます。

 しかし、その組織を守るということが県民の利益に反する時に、その利益に反してまで組織を守るということが、良いことか悪いことかぐらいの判断は、公務員としてして是非していただきたい。これからは、組織よりもやはり県民の利益を守るということを、第一に考えていただきたいということを思います。

 一方で今回の事案を考えてみますと、一連の融資に関わる出来事の中で起きた、一つ一つ出来事でございます。それを改めてむし返すということは、県庁として非常に辛い、やりにくい点も正直言ってございます。ただ、これらの出来事を一つ一つ踏まえて学ぶべきことは何かということを、是非一人ひとりの職員には考えていただきたいということを思います。

 一方で、こうしたことが起きれば、県民の皆様から見れば、県庁というのはやはり都合の悪いことは隠すんじゃないか、というふうに思われる。そのことも心しなければいけません。

 出来事としては、先ほども言いましたように、一連の事案のなかで起きたことですので、極めて、私は例外的なことで、他に有り得べきことではないと思っています。しかし、一般の県民の方がこうした特殊な例をもって、やはり県庁は・・・というふうに思われる、そのことを是非しっかりと捉えておいていただきたいなと思います。

 つまり、あれは商工の、また一定の事件の中で起きた特殊なことだと済まさずに、どうしてそれが起きたのかということを、一人ひとりが真剣に考えられるように、是非部局長として各課長にも指示をしてもらいたいと思います。

 また、各課室でもこのことについて十分議論というか、考え方をまとめるような意見交換をしていただきたいということを思っています。こういうような事案があれば、情報公開の原則そのものが崩壊をしてしまうということは、ご指摘を受けるまでもありません。また、今後こんなことは絶対に起きてはならないことです。

 是非、そうした意味で今度のことは一連の事案のなかでの一つのシークエンスではあっても、これまで以上に行政にとって、また県民の不信感という意味では重要な意味合いを持つ出来事だということを、それぞれの職員の方が心していただいて、今後情報公開がどうあるべきかということをしっかりと考え、またそれを部局長として指導していっていただきたいと思います。以上です。 


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