知事の定例記者会見

公開日 2007年12月07日

知事の定例記者会見

平成15年3月19日15時00分から(県庁二階第二応接室)

(項目)
高知競馬の問題1
森林環境税の活用
県議会の活動についての評価
高知競馬の問題2
イラク攻撃
高知女子大学の新学長
高知競馬の問題3
プロ野球のキャンプ
高知県のここが一番
県議会の質問の代筆
庁議での議論




(高知競馬の問題1)
(大塚:共同通信社記者)
 それでは時間になりましたので、これから記者会見を始めます。幹事社の共同の方からまず3点伺います。今日は県議会の閉会ということで、関連する質問を伺います。

 今議会の最大の焦点になっておったと思います高知競馬の問題ですけれども、支援策を含む予算案が可決されましたが、その一方で、討論の中でも88億円という赤字に膨らんでしまったことの責任を明確にすべきということが、賛成討論、反対討論、いずれからも出ていました。そのことについてどのように考えられてますでしょうか?

(知事)
 「責任」という言葉がどういう責任を指しているかにもよるんですが、責任というのは、「責任をとれ」と追及をする側も、それから「責任を感じております」といって頭を下げる側にも、ある意味では便利な言葉ではないかと思います。

 「責任」という意味を少し明確にして、その責任の取り方というのをどういう形にするかということをきちんとしていかないと、単に「責任」という言葉だけが踊って終わってしまうのではないかと。そして、何のきちんとした発言のないまま、同じようなことが何年か経てば繰り返されるということになりはしないかなと、僕は思います。

 法的な責任ということで言えば、法的な責任を追及をする、されるというような問題点ではないと思います。とすれば、やはり広い意味での行政的な責任ということだと思いますが、どこに責任があって、誰が悪かったといってもですね、それで県民の負担が和らぐということでもありません。

 ということからすれば、こういうような競馬のような事業は、ある意味では特殊なケースかもしれませんけれども、様々な行政で公金を注ぎ込んで仕事をしていく時に、こういう形での県民負担を起こさないためにどんなセイフティーネットが作れるかということを考えていって、それを実施をしていくことが、私は行政としての責任の取り方ではないかなと。自分が受け止める「責任」ということで言えば…、と思います。

 もちろん、個別にそれぞれ「こういうところが悪かったね」という点が明確なのであれば、それはそれぞれの、私も含めての人事評価…、私の場合は選挙、県民による評価ということになりますけれども、そういうご評価をいただくという。または、職員であれば県の組織として、そういう人事評価をしていくということはあると思いますけれども。

 私はそういうことよりも、このようなことが、こういう収益を伴う事業であれ、そうでないにしろ、様々な形でいま「隠れ借金」という形で出てきているわけですので、そういうものを繰り返さないためのセイフティーネットをきちっと考えて県民にお示しをしていくということが。できるか、できないかまでは自信がありません。けれども、そういうことを、僕は、責任を追及される側も是非ご提案をいただきたいなあというふうに思います。
 

(大塚:共同通信社記者)
 支援策が可決されたことについては?

(知事)
 執行部、県にとっても、なかなか悩ましいというか、正直、県民の皆さんが「うん、そうだね」と言って納得をしていただけることではないということは重々承知をしながら、ギリギリの思いとしてご提案をしていますので、その提案を受けた議会としても、非常に、県民の視点ということを考えた時に悩まれたのではないかと。

 その悩みの中で可決をいただいた議案であり、予算でございますので、お約束どおり、もし赤字ということになれば即刻廃止ということも含めて、県として責任のある執行をしていかなくちゃいけないというふうに思っています。


(森林環境税の活用)
(大塚:共同通信社記者)
 続いて、別の話になりますが、全国初の森林環境税という税制が可決されました。まあ、全国初ということなんですが、問題というか、一番やっぱり大事なのは今後どう活かしていくかということがやはり、全国で現在検討をしている、あるいはこれから検討をしようとしているところも注目しているところだと思うんですが、それについてですね、今後の活用の仕方について、改めてということになりますが、お聞かせ下さい。

(知事)
 これまでも言っておりますように、この森林環境税は、財源の不足分を補うというような量的な意味の税金というよりは、これまで関心がまだまだ十分広まらなかった、また気づかなかったようなことに気づいて、新しい動きを起こしていただくきっかけづくりという政策的な意味の強い税でございますので、

「山の日」というような日を制定し、その日1日だけじゃなくて、「山の日の集会」「山の日の月間」というような形で、都市部に住む方々もこぞって山に行っていただいて、山の良さ、また荒れ具合を肌で感じていただき、また、自分ご自身ができることをボランティアなどで参加をして活動をしていただく、そういう山とまちを繋げていく、上流・下流を繋げていく、そういう取り組みを全県的に起こすということが、一つの大きな目標ではないかと思っています。

 ただ、ハードというか、事業的なものを伴う取り組みとしては、これも従来ご説明をしておりますが、所有者の方のご理解を得てですね、緊急で、なおかつ必要性のある、緊急の強制間伐をしていくということなどもですね、この税に課せられた一つの目標ではないかというふうに思います。

 で、将来的には、何度か言っておりますように、高知県だけではなくて、四国の他の3県も関心を持っていただいておりますので、是非、四国全体で同じような形での森林環境税というものを実施をしていただき、それを県の境を越えて、四国の森づくり、四国の森の維持管理ということに繋げていければ、さらに全国に向けてのアピール効果が出てくるのではないかと。そういう方向を各県にもまた働きかけをしていきたいと思っています。


(県議会の活動についての評価)
(大塚:共同通信社記者)
 続いて、今日、県議会が閉会ということで、まあ4年間の任期の最後の議会が終わったということなんですが。ちょっとお答えしにくいことかもしれませんが、この4年間の県議会の活動についての評価といいますか、どのように?

(知事)
 県議会もですね、段々と変わられてきてるということは実感をいたします。
 条例案もですね、今議会は選挙前ということで、なかなかそういう余裕もなかったということがあろうと思いますが、各議会にいろんな形で議員提案の条例が出て来るようになりました。これはやはり大変大きな変化ではないかと思いますし、そうした議員の皆さんの活動と執行部が、ある時はかみ合い、ある時は議論し合いながらやっていけば、もっともっと県民の皆さんにも目に見える「議会と県執行部との関係」というものがつくっていけるのではないかと思っています。
 

(大塚:共同通信社記者)
 幹事社からは以上です。各社お願いします。

(岡村:高知新聞社記者)
 繰り返しになるんですが、予算の方でですね、このまえの試算でですね、18年でしたっけ、基金が底をつくということで、そうすると大量退職の19年ですか、さらにその教員の大量退職ということがくるんですが、国の地財計画も縮減方向で、さらに厳しい現実というのが試算で出てきたんですが、予算編成方針はどんな風になるんですか?

(知事)
 予算編成方針がどんなふうになるか…?
 今、予算が出来上がって、やるところで、来年度…。
 

(岡村:高知新聞社記者)
 将来、将来ですね…。

(知事)
 将来の予算編成方針がどうなるかということは、明らかに今の段階では答えようがありません。
 それは、その三位一体の改革というのがどういう形で進んで行くかも分かりませんし、まあ県税収入については、一定、どういうふうに動いていくかということは想定がつくと思いますけれども、少なくとも国との関係は全くつかみ得ない中で、今の段階で、「16年度以降の予算編成方針がどうか」というご質問を受けても、答えようがありません。


(高知競馬の問題2)
(松井:高知新聞社記者)
 高知競馬の「責任」ということについて、最初にお答えになった中で、「このような事業は特殊なケースかもしれないけれども、新たな経営負担を起こさないためにもセイフティネットのようなものが必要だ」とおっしゃいましたよね。その「競馬は特殊ケースかもしれないが」という意味は…?

(知事)
 収益事業という意味です。
 例えば、森林整備公社と同列になかなか比較できない問題ですし、それからまあ、同じ収益を伴いますけれども、県立の病院事業ともまた単純には比較できないという意味で、「特殊な」という言葉を使いました。
 

(松井:高知新聞社記者)
 知事ご自身のお考えになる高知競馬という事業に対する責任というのはどんなふうにお考えになってますか。

(知事)
 あの、「特殊な」という意味はですね、「特殊だからいい」という意味でもちろん申し上げたのではなくて、ある意味では単純な収益事業ですので、もっとやっぱり早く、こういう状況になることを予測をして、対応をしておくべきだったということを思います。私自身の責任としては。

 そのことは県議会の中でも、「県民の皆様にお詫びをする」という形で申し上げましたけれども、ただ単に「お詫びをする」と言って頭を下げただけでは何にも県民の負担が和らぐわけでもないということを考えればですね、繰り返しになって恐縮ですが、まずやっぱり、こうした事業に取り組む時に、「どういう事態になったら一旦やめる」とか、「どういうふうになったらどういうことをきちっと立ち止まって調査をする」というようなことを、

ちょっと例が悪いですけど、株の投資をする時に「何%下がったらそこで一旦やめる、売ってしまう」というふうなルールを作ることがありますね。そういうようなことがですね、やはり収益事業を伴う、しかも病院事業のような公的な意味合いをほとんど持たない事業をやる場合には絶対必要ではないかなということは、強い反省として思いました。

 で、私個人、知事としての立場も含めて、やはり競馬事業に対しては、その赤字の膨らみ具合と将来の方向性というのは、この景気の落ち込みやバブル崩壊後の景気の落ち込みの常識的な将来予測ということを踏まえた時に、もっと早く手を打つべきだったということは深く反省をしています。
 だから、12年の検討委員会にしろですね、やはりもっと早く立ち上げるべき趣旨の委員会だったというふうに。「今さら」と言って県民の皆さんにはお叱りを受けるでしょうけれども、正直そう思います。
 

(松浦:朝日新聞社記者)
 同じ高知競馬の問題ですけれども、知事としては、今回、12年度の検討委員会で言っていた期限が今年度末で、だけれども、その累積赤字を解消する計画を立てて、来年度は存続させるということは、1つの手を打ったことだと認識されているんでしょうか?

(知事)
 累積赤字の解消のことと、来年度継続をして事業を進めるということは、分けて考えなければいけないと思います。本当は分けられない問題ではあります。けれども、今の現状からすれば分けて考えなければいけない。

 というのは、累積赤字は、もうここまで積み重なってしまったものは、一般財源を投入をして解消をしていかざるをえません。その時に、もう少し返済、償還を待ってというかですね、一般財源の投入を後回しにしてということも、これは選択肢としてあると思いますけれども、こういうデフレ状況の中で、もし今後もデフレの状況が続いていけば、借金の持つ意味合いというのはもっと大きくなります。

 価値として。資産レベルと同じように、借金がデフレによってより大きな割合を占めてしまうということになりますので、今のうちから10年計画なり何なりでそれを返済をしていく…、「返済」というのはおかしいですね、それを「埋め合わせる」ということが必要だというふうに思います。

 で、事業の継続の方は、これまでも申し上げていますように、もう12年度の検討委員会の報告からすれば、スッパリとやめなければいけない事態です。けれども、その後2年あまりのこの経済の状況、これまでの状況ということを考えました時に、まあギリギリ、お辞めになる方へのお金の支払のことはちょっと横に置かしていただくとして、今後の経営の中で事業収益の範囲で支出をしていくということを、競馬組合の再生プランとしてお互いが理解し、それをきちんと守られるのであれば、それを続けていくだけの雇用としての意味はあるのではないかというふうに判断をしました。
 

(関谷:毎日新聞社記者)
 競馬組合の問題でですね、本会議の答弁の中で、知事ご自身がですね、再建への意欲を示す意味で、「管理者になることも…」というふうな発言があったと思うんですけれども、この実現性というのはいかがですか。

(知事)
 あの議会答弁をしましたあと、具体的に詰めた協議をしていませんので、今の段階では申し上げられませんけれども、あの答弁以前にですね、議会の始まる前だったか、開会後の質問戦の途中であったか分かりませんけれども、協議の中では、そういう可能性についても検討して、それは十分選択肢として考えなければいけないことだということを自分でも思っております。

 ですから、可能性は十分ある話だと思いますが、今後の組合の中での従事員の方々とのお話の状況だとか、まあいろんなまだ変動要因がございますので、そういうことをお聞きをした上で判断をしていきたいと思っています。


(イラク攻撃)
(玉置:読売新聞社記者)
 話変わりますけど、イラク攻撃が、おそらく明日が期限になって、まあ明日にでもという状況になって。まあ知事は、アメリカ政府、日本政府を厳しく批判してましたけど、改めて開戦前夜というような形になって、どう思いますか?

(知事)
 いや、僕は別に日本政府を批判したというつもりではないんですが。昨日も「小泉さんの発言を聞いてどう思うか」という質問を受けて…。なかなか…、「アメリカの攻撃をしようという姿勢をどう思うか」というのならば答えようがあるんだけれども。

 まあ私の立場で、小泉さんと情報量も違うし、立場も違うので、なかなか政府の判断をスパッと「どうだ」と言い切れないところがあります。
 ただ、自分の世代の感覚から言うと、小泉さんのああいう発言を聞いて、論理的じゃないですが「感性が違うな」と自分は思いました。

 今度のアメリカの攻撃も、イラクが大量の何か兵器をですね、そういう破壊兵器を隠している、それを撃つということが全面に出るならまだしもなんだけれども、もう、フセインとその息子に出て行けというですね、完全な政権交代のみをねらいとした戦争を起こそうとしていることは、ちょっともう、21世紀の、これまで20世紀、国際連盟から国際連合へという、いろんな、人類が積み重ねてきた戦争と平和の歴史ということから言えば、いささか歯車が逆転しすぎてはいないかなあということを自分は感じます。

 ですから、それに、やっぱりそのまま従っていかざるをえないという日本の今のあり方というのを、まあ僕自身は非常に歯痒く思います。
 けれども、自分が、そういうことはないですけども、もし政府の担当者だった時に、それはどう発言するかは分からないのでですね、その情報量も違うし立場も違うから。だから、それをなかなかスパッとは、批判は、ここまで来るとしにくいという正直な思いもあります。


(高知女子大学の新学長)
(松井:高知新聞社記者)
 高知女子大の新しい学長が就任を受諾されましたけれども、それについて何かご感想はないですか。どんな思いをお持ちなのか。

(知事)
 いろいろありましたので、くつろいだというか…、という言葉を使っちゃいけないかもしれないけれども、まあ、新しい学長も決まって、きっと学生さんも落ち着いた気持ちで新しい年度の勉強・研究に集中できるのではないかということを思って、正直ほっとしたというのが第一印象というか、思いです。

 で、せっかく公衆衛生とか、看護とか、看護と医療との関係という分野の専門家の方に来ていただきましたので、特に女子大学が今後めざしていかなきゃいけない医療と看護の連携だとか、社会福祉との連携だとか、介護との連携だとかいうことを、ご専門の分野でもですね、是非リーダーシップを発揮をしていただきたいと思いますし、あわせて大学の改革も、検討委員会を含めて、具体的に動き始めているところでございますので、その面でも、成田先生、吉野先生の後を継いで、是非とも強いリーダーシップを発揮をしていただきたいなあというふうに思います。

 あわせて、県としても新しい大学支援の課も設けますので、体制的にも女子大学の改革、また新しい取り組みということを応援をし、より協力関係を強めていきたいというふうに思っています。


(高知競馬の問題3)
(宇野:NHK記者)
 競馬の話に戻って恐縮なんですけれども、このあいだの予算委員会の方でも答弁されてた件でもあるんですが、その離職餞別金の件ですね、22日の競馬議会で決まることでは…、時期的にはそこで決めることなんですけれども、今日の賛成討論の中でも、88億という額をですね、これ以上増やすことは認められないと、まあ、財源は競馬議会の方で独自に用意しろという意味だと思うんですが、そういう発言が出ていましたけれども、そのあたりどのようにお考えですか。

(知事)
 うん、まあ、競馬議会でのご議論が行われる前ですので、なかなか、正直申しにくい面があります。
 で、今6億の積立があるというふうに聞いております。施設整備や何かの頼みということで。で、そこからの支払という、まあそれを一旦取り崩してですね、その施設整備という趣旨を外した上で使おうという話もありますが、そこら辺は、僕はやはり組合議会として十分ご議論をいただきたいなあということを思います。

 というのは、そもそもやはりその積み立ててきた趣旨から言ってですね、もし施設整備にもう使わないというのであれば、それはそのまま88億の赤字分の埋め合わせに使うべきではないかというお考えもあるだろうと思います。

 で、その(議論をした)上で、もう「雇用」ということを考えて事業を進めるのであれば、これまで確かに表に出て議論をして来なかった課題でございますので、「またか」というご議論はあるでしょうけれども、この部分も一般財源で補いながらという…、今回限りということでですね、今回限りということで補って、という選択肢もあろうと思いますので、まあ、いろんな選択肢をご議論をしていただきたいと。

 逃げるような発言で恐縮ですけれども、競馬議会でのご審議は、十分いろんなことを考えた上で、この1億9千万円の支払の仕方ということを、どこから何を財源にということの議論をいただきたいなと思っております。


(プロ野球のキャンプ)
(掛水:高知新聞社記者)
 プロ野球キャンプの件ですけれども、まあ客観的に見てやられっぱなしになっているような状態なんですが。まあ、こういう状態を高知県として、まあ何とか盛り返して欲しいと思ってるんですが、知事はどんなふうにお考えになっているか。
 それと、沖縄の方がですね、知事の行動力を警戒してですね、「巻き返しが当然来るだろう」というふうにも言われているんですけど、お考えをお願いします。

(知事)
 もちろん、自分にできること、また私個人でなく、組織としてできることはやっていきたいと思います。
 その沖縄の方が何か警戒をされるのならば、それはそんなに恐れていただく必要はないと思いますけれども、そんなに簡単なことではないと思いますから。ですけれども、自分自身でもできる限りのことはやりたいと思っております。
 

(掛水:高知新聞社記者)
 こうなってしまったということあたりをですね、今から言っても仕方がないんですけど、まあ、高知県としても何か手を打つ方法はなかったのかなとも思うんですけど、そこら辺は何か?

(知事)
 それは、個別に事情が違いますので。西武の場合には、もうハッキリと、その大岐の浜がダメになった段階からという話を言われますので。まあ、私が来る以前からのことですけれども。そういうことのまあ、県としての、県民としての、やはり、高知県がどうあるべきかという考え方と、西武との経営方針とのズレというものがずっと引きずった面があろうと思います。

 で、そのことを踏まえての南郷町の様々な関係施設の経営と絡めてのオーナーの判断ですので、私は、高知県として何が足らなかったという問題とは全く違うと認識しています。オーナー自身との何回かの話し合いの中でも。

 それから、阪神についても、これはもう星野監督の1つのキャラクターだというふうに、自分は受け止めます。
 ですから、個別のいろんな問題と、それからダイエーの場合にはやっぱりダイエー球団というか親会社としての経営上これ以上、という問題があったろうと思いますから、高知県の何が足らない、高知県が悪い、悪いという…、わりと高知県はそれが得意ですけども、自虐的にものを考えていく必要は全く僕はないんじゃないかなと思います。

 で、たまたま県の施設ですけど、僕はやっぱり春野の施設というのはキャンプの施設としても全国一の施設だろうと思います。そういう意味で言えば、きちんと話をしていけば、また新しい誘致というのが十分可能だと思いますので、その個別のいろんな事情がたまたま重なった中で、あまり「ダメだ、ダメだ」と言って…、まあ県の在り方をご批判いただくのはいいんですけれども、何か県民として沈み込んでしまわずに、もっとやっぱり高知県及び高知県がやってきたこと、また高知県の持ってる施設というものに自信を持って、一緒に取り組んでいただいたらどうかなというふうに思います。
 

(掛水:高知新聞社記者)
 これは、だいぶ力を入れていかれるつもりですか?

(知事)
 「だいぶ力」と言っても、時間的ないろいろと余裕もありますので、自分が会うとなると、まあ一定、然るべき人にですね、会ってお話しということになりますから、早々時間がとれるわけではありませんが、組織としてはそれはもう力を入れて取り組んでいきたいと思っています。コンベンション協会としての組織としては。
 

(西村:KUTV記者)
 関連してなんですけども、委員会の方で文化環境部長の方が、「現在4つの球団に接触をしている」という話が出てたんですけど、知事ご自身がその関係で何か接触をされたというのはありますか。

(知事)
 いや、ないです。
 あの、今日のこの委員会報告でも何か「4つの球団と」というお話があったんで、「いや、初耳だな」と思いながら聞いておりました。4つというのがどこどこかも分かりません、僕は。
 

(西村:KUTV記者)
 今後、その文化環境部の方からですね、要請があれば、当然出向いていくということですか。

(知事)
 それはもちろんそうですね。いや、要請がなくても訊いてみようとは思ってるんですけれども。


(高知県のここが一番)
(大塚:共同通信社記者)
 先ほど、「もっと自信を、とにかく自信を持つ」という話をおっしゃられましたけれども、キャンプの話と全く話がずれるんですけど、現在高知県が抱えている課題として1つ挙げるとすれば。あとは、高知県のここが一番というふうなのがありましたら。

(知事)
 1つじゃあ、なかなかね。なかなか言えないけれども。それは、去年言った「カラ元気」じゃないですけれども、もっとやっぱり自分の県の良さというものにみんなが自信を持って、前向きに取り組んでいったら、全然違う力が発揮できるのではないかと僕は思います。それを悪いとかいう意味じゃないですけどね。
 

(大塚:共同通信社記者)
 その、自信を持つべき高知の一番いいところは、何かありますか?

(知事)
 それはもう、今流の流行で言えば、まさに「スローライフ」「スローフード」の先進地という地域性もあるわけですから。まあ、確かに働く場がないという厳しさもあると思いますけれども、従来の滅私奉公的に企業戦士として働いていた時代とね…いうことを考えれば、もっとやっぱり、「所得は下がってもゆとりを持って暮らしていける」という選択肢は十分僕は高知などにはあり得る土地柄ではないかなと。

 「そんなことを言わずに公共投資を増やせ」とこう言われる方もいるかもしれないけれども、僕は、やはりこういう時期こそ、暮らしぶりとかライフスタイルをですね、もう一度見直して、新しい時代に相応しい暮らし方なんかを考え、打ち出していくには相応しい県だというふうに思いますので、やせ我慢、カラ元気とも裏腹ですけれども、そういう、僕は、自信というか自分の県の持つ良さというか、強みというのは、一方で考えていったらどうかなあと。

 だから、何も行政がしなくていいという言い訳にしようという意味ではないですけれども、そういう県民のある意味開き直った前向きな思いと行政のいろんな仕事やなんかがかみ合っていくとね、もっともっと僕は違う力が出て行くんではないかというふうに思います。


(県議会の質問の代筆)
関谷:毎日新聞社記者)
 県議会のあり方に関わってくると思うんですけれども、今議会の質問に先だって、知事が、「県職員が議員の質問なんかを代筆するようなことはやめるように」というメールを送ったと思うんですけれども、本議会を振り返ってみて、そういうことは徹底できたと思われますか。

(知事)
 それはちょっと全然分からないですね。それはもう分かりません。
 もう前にも、ずいぶん前にその話はしてですね、もう当然改めてもらったんだろうと思っていたんですが、前の議会だったか、前の前の議会だったか、ある課の人からですね、「○○先生がこういう質問をするから、少しいい答を云々」というふうな話があって、まあ、それは質問そのものとはまた違う話なんですけれども、という話があって、その言われた方の間で相当な激論があったという話がありましたし、

それから、今回の議会の前にもですね、「相変わらずそうやって議員さんに質問書きを頼まれてやってる人がおりますよ」と、「しかも職務中堂々とやってる」と、「ああいうものを若い職員が見たらどう思うでしょうね」というご指摘をいただいて、「まだそんなことをやってる人がいるのか」ともう唖然としましたけれども。「まあ、もう一度、言うべきことはきちんと言っておかないと、なかなか直らないね」と思って、メールは出しました。
 で、結果がどうだったかまではちょっと、なかなか分かりません。
 

(関谷:毎日新聞社記者)
 例えば、そういうのが今後続くようだと、処分の対象とか…。

(知事)
 処分とか何とかいうことじゃないですけれども、議会に出て来てですね、ご自身で質問も書けないというのも。もしそういう方がおられるのであれば、あまりにも情けない話ではないかと思いますし、また一方で、そういうものを請け負うことがですね、議会との関係を作れる腕の立つ職員だなどという認識が昔あったんだろうと思うんです。

 そういう意識はもう振り切っていかないと、議会と執行部との本当にいい形での緊張関係ができないというふうに思いますし、議会での質問を職員が書いて、でその答をまた職員が作っていくというふうなことは、あまりにも県民の皆さんをバカにしたことだと思うんですね。それぐらいの意識もない職員がまだもしいるのだとすれば、まあ処分云々ということよりも、もうとんでもない話だと思うんですね。


(庁議での議論)
(井上:産経新聞社記者)
 それとちょっと関連するような話なんですが、予算委員会の中でですね、庁議のあり方の中で、「今のメンバーは、議論をして、そこから何か一つ態度を決定してくような、そういうふうなことに慣れてない。そういうものを求めるんであれば5年かかる」とおっしゃったように思うんですが、その「5年」というのはどっから出て来たものか?

(知事)
 まあ、年代的にですね、5年ということは、ほぼ僕よりも5つぐらい下の層の人達が、今50ぐらいの方々が部局長、という年代を想定いたしますので、そういう時代になれば、庁議の中でも、自分の抱えている部局の代表として発言をするとか、単に報告だけを聞いているというのではなくて、何かのテーマで議論をして、そして、その意の下に決断を、みんなで議論をもとにしていくということができるというふうに思うんです。

 で、これは今の庁議のメンバーを批判したりとか、力不足だということで申し上げるのではなくて、そもそも、あの時も申し上げましたけども、今の庁議メンバーの方は、もう僕が知事になった時に20年から30年近い県職員としての経験を踏まえておられるわけですから、なかなかそこで、もう積み重ねて出来上がってしまったその土台を変えていくとか、全く違う思考でものを考えていくということは難しかろうと思うんですね。

 で、それが、まあ、今50ぐらいから以下の方であれば、そういう全然違う視点で議論をしていくということができるようになるんじゃないかなと。まあ是非そういうようにしていきたいなという期待も込めて申し上げました。
 

(井上:産経新聞社記者)
 となると、例えば、今度の異動でですね、そういう方を抜擢なさるとかいうことはあり得るわけでしょうか?

(知事)
 いや、庁議のメンバーはですね、まだまだそこまでのことにはなっておりません。課室は、ご承知の通りかなりの課室を増やしましたので、少し、というかかなり若手の人を思いきって登用するということをしております。
 

(岡村:高知新聞社記者)
 知事は、ご次男の事件の関係でですね、県民の反応というのは、知事直接にどんなふうに来てますか?

(知事)
 えーと、まあ、ちょっと数は数えてませんが、メールで言えば100通あまり来てると思います。でまあ、9対1か8.幾ら対1.幾らぐらいで「頑張ってください」という方が多いです。
 


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