公開日 2007年12月08日
更新日 2014年03月16日
知事の定例記者会見
平成16年10月8日
平成16年9月高知県議会定例会の本会議(10月7日)で、知事に対する辞職勧告決議案が可決されたことを受けての知事のコメントです。
高知県のために、大変残念なことだと思います。
と言いますのも、これからの1ヶ月余りの間に、高知県の将来に大きな影響を与える、三位一体の改革や地方交付税の今後の姿が、決められることになりますが、このままでは、地方の実情に十分な配慮がなされないまま、ことが進んでいく危険があります。
このため、私も、出張の予定を取りやめて、国をはじめ、経済界やマスコミなどの方々に、地方の声を、積極的にぶつけていきたいと考えていました。
しかし、辞職勧告を受けた立場では、自分自身の思いとしても、そうした活動に全力を傾けることが出来ませんし、相手側の方も、辞職勧告を受けている知事の発言に、どれだけの重みを感じるでしょうか。
あわせて、このことは自分にとっては汚名ですが、辞職勧告の理由が、県民の皆さんに不信感を与えたということであれば、その不信の大きさがどれほどのものだったのかを、自ら県民の皆さまに問うしか、道はないと考えました。
こうしたことから、いったん辞職をした上で、選挙を通じて、あらためて、県民の皆さまの信を問うことにします。
平成16年10月8日
高知県知事 橋本大二郎