公開日 2007年12月08日
更新日 2014年03月16日
伊野町・吾北村・本川村合併協定調印式での知事挨拶
平成16年2月24日(吾北村中央公民館2階大ホール)
皆さんこんにちは、本日は伊野町、吾北村、そして本川村の3町村の間での合併協定の調印、誠におめでとうございます。
県内では、今、各地域で法定の協議会が立ち上がり、ご議論が続けられていますけれども、そうした中、この3つの町村の合併協定の調印は、県内では第1号の調印でございます。
それだけに協議会の委員の皆さま方には、一方ならぬご努力があったと思いますし、また、そうした皆さま方のこれまでのご労苦に心からの敬意を表したいと思います。
さて、伺いますと、伊野町と吾北村は町や村ができあがってから半世紀、また本川村は1世紀が経つということでございますので、文字通り今回の合併は50年、100年に1度の大仕事ということになりますし、また、言い方を変えれば歴史の転換というふうに言っても、決して大げさではない出来事だと思っています。
また、歴史の転換と言えば、こうした市町村合併の流れと同時に、地方分権ということが進んで、今や地域の、地方の自己決定による自己責任、つまり自立というものが求められる時代になっています。
また、財政の面では、今、塩田町長のお話にもありましたように、国、県を通じました三位一体の改革ということが、具体的に進み初めてきております。
つまり、人、物、金の流れ、まさに大きく変わろうとしている時、これもまた言い方を変えれば大変厳しい時代環境の中で、今回のこの3つの町村の合併の調印というものが、また、地域に新しい大きな力を興していただくことを心から願っております。
また、県といたしましても、こうした皆さま方の取り組みをご支援をするために、今日始まりました県議会に支援のための予算を計上をさせていただいておりますけれども、財政も大変厳しい中、予算だけで仕事をするのではなくて、人と知恵で仕事のできる県庁に、というような思いから、この4月からは地域の現場に50人の職員を派遣をすることにしております。
是非、今回の新しいまちづくりに向けましても、そういう職員がお手伝いをできれば、またご活用をいただければということを思っております。
これから10月1日を目標に、皆さま方の最後のこの合併に向けての詰めの作業が進むわけでございますが、その間には、またいくつかの課題もあろうと思います。
しかし、是非とも皆さん方が心を一つにしていただくことによりまして、この仁淀川の上流から下流までを結ぶ清流と、そして、豊かな緑に育まれた、またそこに文化と地域の香りの息づく新しい町として、新生のひらがなで書いた「いの町」が誕生されますことを心から願いまして、私のお祝いの言葉とさせていただきます。
本日はおめでとうございます。ありがとうございました。