知事の定例記者会見(知事の検査入院について)

公開日 2007年12月08日

更新日 2014年03月16日

知事の定例記者会見(知事の検査入院について)

平成15年9月19日13時00分から(県庁知事室)

(知事)
 突然のことで驚かせるようで恐縮ですが、実は病院の検診で心電図でひっかかっておりました。結論的には、医者から狭心症のおそれがあるということで、今日全ての仕事をキャンセルしましたが、東京に行って、東京の病院に入院をして検査をしてもらうことにいたしました。

 議会前、また選挙前という時期ですので、早めにきちんと検査をして処置をしたほうがいいという医者の判断でございます。大変いろいろな日程もつまっていて、予定をしていただいていた人もいらっしゃるんですが、その点は大変申し訳なく思っております。

 で、経過ですけれども、今月の7日の日に安芸市のほうで地域懇談会をしました。それが午後3時くらいまででしたが、その後車で戻ってまいりまして、高知医療センターのモデルルーム見ました。

 そこから帰りがけにお好み焼き屋さんで夕食を食べて、それで土佐山村に行く地域懇談会の予定がございましたので、知事公邸の前で学生さんを拾うために一度戻って、6時くらいだったと思いますが、非常に冷房のきいた車から外のむうっとする空気のところに降りました。

 そのむうっという暑さにあおられた時にちょうどこの、喉のここらへんなんですが、骨の付け根みたいなところ、ここらへんがきゅうっと痛んでしばらく、と言っても数十秒くらいだと思いますが、ちょっと息がしにくいという感じになりました。

 ただ、車に戻っておりましたらすぐに治りましたので、その日も土佐山村で懇談会をしましたし、その後も何らの症状もございません。ただ、家内が心配をしまして、是非お医者さんに相談をしたらいいと言うものですから、電話でお医者さんに訊きましたら、それはいろんなことが考えられるので、きちんと検査をしたらいいと言われました。

 そして、9月の11日、そのことが起きてから4日後でございますけれども、午前中県立中央病院に行きまして、ふつうの心電図と、階段を2段ほど下りたり上がったり5分間運動をしてから心電図を取るという検査があります。

 それをやりますと、階段の上り下りをして5分後にとった心電図で、専門語でSTというそうですが、心電図の部分がちょっと下がるという傾向があるというご指摘を受けました。

 で、お医者さんから、まる一日心電図の機械をつけて記録をする装置を持ってやるホルダーというのがあるのですが、それをやってみたらというお勧めをいただいて、16日の日に午前8時46分くらいから、翌日の8時46分くらいまで24時間の、ホルダーを使っての心電図の検査をしてもらいました。

 その結果が昨日の午前中に届いたんですけれども、それでも同じような、わたくしはご承知のように階段を2段飛びで駆け上がっていますが、その駆け上がった後、運動した後にそのSTが下がるという傾向が見られるので、これはもうきちんと検査をしたほうがいいと言われました。

 東京の、知り合いの専門の医師がおりますので、相談をしまして、心電図をファックスで送って向こうの専門医とご相談をしてもらいましたら、先ほども申しあげましたように、今後の仕事の日程から言って、早めにきちんと検査をしたほうがいいということで、

 今日東京に4時の飛行機で行って、そのまま六本木にございます、心臓血管研究所(付属病院)という病院でございますが、この心臓血管研究所のほうに入院をして、とりあえず冠状動脈の造影という検査をしてもらいます。

 その結果によって処置が必要であれば何らかの処置をするということになろうと思いますが、そこは全く予想はついておりません。
 ですから、23日、議会開会日までにはもちろん戻ってまいりますけれども、1日になるか、2日になるかというところは検査を見ないと分かりません。

 従来政治家の病気ということはよく言われますが、わたくし自身は兄の場合も早く発表したほうがいいということを言った経過もございますし、自分自身も政治家はきちんと自分の健康状態を選挙民の皆さん方にも、

 また県民の皆さん方にも広く知っていただく必要があるというふうに思っておりますので、自分がそういう場に出くわすとは日常思っておりませんでしたけれども、こういうことになりましたから、率直に経過ということでご説明をいたしました。

 また、検査の結果によって少しまた処置を必要だとかいう内容も、また分かり次第何らかのかたちで、秘書課を通じてお知らせをするようにしていきたいと思います。

 重ねてでございますけれども、土日も地域の方々に懇談会の日程をとっていただいておりましたが、キャンセルをせざるを得ないことを、この場を借りてお詫びをしたいと思います。

 また、24日の開会の日に、その後すぐ公約を発表するということを申しあげました。これは従来から、4期目にもし出るとすれば公約をきちんとまとめて何をするかということを一緒に発表したいということを申しあげていたからでございますが、

 ちょっとこの日程で、病院の日数が分かりませんので、24日までにまとめられるかどうかということに若干の不安を感じております。もし、少しずれるようなことがありましたら、その点はお詫びをしたいと思います。なるべく間に合うように準備はいしていきたいと思いますけれども、そういう事情もおくみとりいただければ幸いでございます。
 わたくしからは以上でございます。
 

(記者)
 確認ですけども、心臓血管研究所で冠状動脈の造影検査という。それはどういうことでしょうね。

(知事)
 それはちょっと私はわかりません。医者に言われたのは狭心症の疑いがあるということと、冠状動脈造影の検査をいたしますということを言われました。
 

(記者)
 いわゆる検査入院・・・・・・

(知事)
 そうだと思います。はい。
 

(記者)
 心臓でこれまでに既往症というのはないんですか。

(知事)
 全くないです。既往症もないですし、自分で感じた動悸だとか、めまいだとか痛みだとかいう自覚症状も全くありません。

 ここの喉元が痛んだというのも県立中央病院では、その心臓とは全く違うことではないかと、今申しあげたように、安芸に行ったり帰ったりの時に車の中でその首を折るような格好で寝ておりましたし、そういうこととその暑さ寒さの関係でですね、起きたことであって直接それは関係ないんじゃないかというふうには言われております。そこは何ともわかりません。
 

(記者)
 そのことによって知事選に特に影響というのは。

(知事)
 それはございません。今後、議会・選挙があるからという申し上げ方をしましたのは、議会も選挙も予定通りの日程で自分は取り組んでいきたいと思っております。その点は何ら変わりはございません。
 

(記者)
 今日からもう検査入院 、ですね。

(知事)
 今日ですね、4時の飛行機で行って5時すぎに着きますので、病院に6時過ぎに入ると思います。もう今日中に多分その検査をする準備をしていただいているのではないかと思います。
 

(記者)
 検査結果がどうあれ、いったんは高知にお戻りになって来ることはできるわけですか。

(知事)
 それはもちろんそうでございます。
 

(記者)
 体調なんですが、公務をするのも若干身体が例えばしんどいとかだるいとか、

(知事)
 いや、だから全く自覚症状はございません。昨日も今日も何の変わりもありません。ですから医者からは、よく見つかったというふうに言われております。

 喉元が痛んだというのが心臓が原因であれば、ストレートな自覚症状ですけれども、もしそれが違う原因であったとしたら、そういうことでもなければ全然自覚症状が出ないまま、悪くすれば何か血管が詰まったりして別の症状が生じるということはしばしばあることなので、しかもふつうの心電図ではなかなか見つからないことだから、その意味ではラッキーだったんじゃないかと医者には言われております。
 

(記者)
 心電図が下がるというのは、もう少し。どういう?

(知事)
 それはちょっと、僕には分かりません。だから、 STが下がるというのは何かというのと、冠状動脈の造影というのがどういうものかというのはお医者さんに訊いていただければ誰でもご存知のことだと思います。
 

(記者)
 通常検査入院とはどのくらい必要というお話は。

(知事)
 もう何もなければ、簡単なことでいいんだったら、それはもう1日2日の話ですし、まあただゆっくりということで、その23日の議会開会日前までぐらいはあけられますという話をしましたので、必要かどうかは別にして病院側で日程を予定をしているんではないかと思います。
 

(記者)
 この際ですから、他のところも検査するということもされるんでしょうか。

(知事)
 他のところは、別に検査することもないですし、6月でしたか、定期的な検診もしておりますので、他は血液検査も含めて何ら問題はありませんので、特にそういう予定はありません。
 

(記者)
 いずれにしても23日までに高知のほうにお帰りになるというのは。

(知事)
 はい。そうです。
 

(記者)
 昨日の午前中に結果報告を受けられたということですが、それは会見の後ですか。

(知事)
 ええ、会見の後です。
 

(記者)
 結果次第で例えばどういった治療が必要になるのかといったお話はお医者さんのほうからはあるんでしょうか。

(知事)
 それは結果を見ないと医者も何の症状だか分からないから、何も言えないんじゃないかと思います。
 

(記者)
 ご親族等に心臓病等でで患った方がいるとか。

(知事)
 それはおります。皆さんご承知のとおり、兄が。
 

(記者)
 いえ、お兄さん以外に。記憶の限りで。

(知事)
 以外ではいません。兄の母方は私の母方と違いますので、そこまでちょっと分かりません。
 

(記者)
 24日の公約発表の会見はずれるかもしれないという話でしたが、

(知事)
 ずれないように努力はいたしますが、それはちょっと。
 

(記者)
 議会のほうは。

(知事)
 きちんといたします。変わりありません。
 

(記者)
 こちらで相談されたお医者さんというのはどちらの病院の。

(知事)
 県立中央病院でございます。
 

(記者)
 お兄さまのほうには、相談なり、同じように心臓だとか・・・

(知事)
 同じ心臓だからと言うんじゃなくて、兄には一応知らせておかなければと思いましたから、昨日の夜電話で知らせました。
 

(記者)
 9月16日24時間つけられた、知事は日常生活をしていてつけておられる、という?

(知事)
 もちろんそうです。昔のポケットベルのちょっと大きいようなので、ウェストポーチみたいなかたちでレコーダーをつけているんです。それで胸はふつうの心電図のあれを。
 

(記者)
 24時間の結果を見ても知事が運動をしたと思われるところで、

(知事)
 思われるというか、何時から何時まで何をしたとか、階段を駆けのぼったとか、記録であるんです、食事をしたとかトイレに行ったとか。それで運動というほどのものじゃないですけれども、運動をしたという時にSTが下がる、と。

 STというものは何をさしているのかは分かりませんけれども、心電図でいうとピュンと上がって下りたところです。これ以上訊かれても答えることがないので、後はお医者さんにどういうものかということを訊いていただいたらと思います。
 


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