四国開発幹線自動車道建設期成同盟会

公開日 2007年12月08日

更新日 2014年03月16日

四国開発幹線自動車道建設期成同盟会

平成15年6月13日(金曜日)14時30分から(東京都(キャピトル東急ホテル紅真珠の間))

 会長挨拶(橋本高知県知事)

 みなさまこんにちは。
 本日は、四国開発幹線自動車道建設期成同盟会の総会とあわせまして、四国の8の字ハイウェイの整備促進を求める総決起大会を開催を致しましたところ、大変お忙しい日程の中にもかかわりませず、国会議員の先生方始め国土交通省、日本道路公団始め多くの皆様方にご出席を頂きまして、誠にありがとうございます。心から感謝を申し上げます。

 四国の高速道は、この3月に高松自動車道が全面開通をいたしますなど、8の字のハイウェイの完成に向けて、着々と整備が進んでいることを実感をしております。けれども、まだまだ四国の西南部,東南部では、高速道,高規格の道路は手付かずの状態にございます。

 一方、2030年までに40%から50%の確率で起きるといわれております、東南海、南海の地震に関しまして政府の中央防災会議がこの4月にお示しになった被害の予測によりますと、四国だけでも亡くなる方、死者が8,000人、また全壊、倒壊の家屋が126,000棟と予測されておりまして、これは単なる地方の受ける被害ということよりも、国家的な損失、甚大な被害だというふうに、受け止めなければならないと思います。

 また、こうした大きな災害が起きましたときの救助の道、また救援物資の輸送の道として、高速道路はまさに「命の道」といってもいいと思います。

 それだけに、これまでも再三申し上げて参りましたけれども、高速道路のコスト採算性ということを考えるとき、単に建設コストとその有料道路の料金という、非常に近視眼的な採算性で論議をするのではなくて、国民の地域の皆さん方の安全,安心という、社会的便益性との比較という視点が欠かせないと思います。

 こうした事に関しまして、現在、政府・国ではこの高速道路の優先順位を決めるにあたりましての、評価方法の検討もなされておりますし、また、11月から12月にかけましては、道路関係の4つの公団を引き継ぐ新しい組織の方向性について、政府与党の協議会で決定がなされるという話を伺っておりますけれども、こうした新たな高速道路の制度設計を決めるにあたりましては、十分に地方の声が汲み上げられなければいけないと思っております。

 それだけに今後ともこうした方向性、こうした動きというものを十分注視をしていかなくてはいけないと思っております。

 一方、高速道路の、また橋も含めてでございますが、利用率を上げていくということも重要なテーマでございますので、これまでも四県合わせてチケットラリーなど様々な工夫をしてまいりました。

 これからも当然努力をしていきたいと思いますが、またこうした点について、このようなことをしたら、というご提案があれば、私どもにも教えていただければ幸いでございます。

 あわせて、今日は四国経済連合会の近藤会長を始め、四国の民間の方からも地元の声をお聞きをしたいと思っております。是非、こういう機会に地方の生の声にも耳を傾けていただければ幸いでございます。

 最後になりますけれども、私ども期成同盟会といたしましても、今後とも8の字のハイウェイの早期完成に向けて、全力をあげて取り組んでいきます事を、お誓いを申し上げまして、冒頭のご挨拶といたします。
 よろしくお願いいたします、ありがとうございました。

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