公開日 2009年05月26日
更新日 2014年03月23日
[5月26日] 高知駅南口広場が完成。「土佐・龍馬であい博」のメイン会場の建設へ!
5月14日、本県の陸の玄関、JR高知駅南口広場が新しくなりました。広さは約9,200平方メートルと、以前の約2倍に広がり、木造の駅舎くじらドームをバックに開放的で南国らしい広場となりました。今後、イベント会場としても大いに活用していきたいところです。
この南口広場の西側に隣接する県有地(6,200平方メートル)に、来年1月開幕の「土佐・龍馬であい博」のメイン会場を整備していきます。
メイン会場には、県産の杉を全面的に使い、木の香り漂う2つの木造のパビリオンを設置します。ひとつは、大河ドラマ「龍馬伝」のストーリーや、福山雅治さんが演じる坂本龍馬をはじめとする登場人物を紹介するなど、「龍馬伝」が描く“幕末維新の時代”に来場者を誘う「テーマ館」(仮称)です。もう一つは、高知にお越しいただいた方々に県内の観光情報をきめ細かく発信する「情報発信館」(仮称) です。
この「情報発信館」には、いわゆるコンシェルジュの役割(総合案内機能)を持たせます。具体的には、見どころ映像の上映など県内全域の観光スポットやイベントの案内、地場産品の展示や実演販売、さらには周遊バスなどの二次交通の案内など、県内各地を「見て回る」「買って回る」「食べて回る」ための情報を紹介するとともに、観光ガイドの手配など、お客様のご要望に応じた旅のお手伝いをさせていただく予定です。
この「情報発信館」は、土佐・龍馬であい博が終了した後も、引き続き営業します。そこで、皆様に親しまれ、いつでもお気軽にご利用いただける施設となるよう、ただ今、同館の「愛称」を募集しています(6月15日まで)。詳しくは土佐・龍馬であい博推進課のホームページをご覧ください。
なお、であい博期間中は、屋外にも物販・イベントスペースを設けて、各市町村の特産品の紹介や販売を行う予定です。さらに、メイン会場からひと足伸ばしていただくための周遊バスや観光ガイドタクシーの乗降所も設置します。
「土佐・龍馬であい博」では、このメイン会場のほか、安芸市、梼原町、土佐清水市の3箇所でサテライト会場を設けることとしています。お客様が高知の観光を満喫していただくよう、アイデアと工夫をこらして準備を進めています。来年のオープンにご期待ください。
担当課・問い合わせ先:土佐・龍馬であい博推進課(メイン会場担当)
電話 088-823-9706 E-mail 020401@ken.pref.kochi.lg.jp
[5月14日] 四万十・足摺エリア(幡多地域)観光圏
2月10日の本欄でご紹介しました「四万十・足摺エリア(幡多地域)観光圏」が、先月末、国の観光圏整備事業の認定(全国14地域)を受けました。全国では既に「富士山・富士五湖」など16地域が認定されており、今回の14地域と合わせて30地域が観光圏となりました。四国では本地域のほか、徳島県の「にし阿波観光圏」が対象となっています。
観光圏とは、複数のエリアを一体的に整備し2泊以上滞在する観光を促進するもので、この認定によって、整備計画に掲げた事業費の40パーセントが国から補助されることとなります。期待される効果としては、
(1) 幡多地域の全国での認知度アップ
(2)「山・川・海」など幡多地域の魅力を満載した新たな「滞在型・体験型」の広域観光ルートの創設
(3)幡多地域のホテル・旅館の連携による「食」・「泊」の魅力アップ
(4)着地型旅行商品〔体験型メニューなど現地で企画した旅行商品〕の開発と宿泊施設での販売(旅行業法の特例)
(5)県外での売り込み強化による首都圏・近畿圏などからの観光客誘致
(6)観光情報の提供や宿泊体験メニューの予約など、観光のワンストップサービスの提供
があげられます。
幡多地域では、平成7年に「幡多広域観光協議会」を結成し、体験型の修学旅行の誘致を行ってこられましたし、豊かな自然を生かした体験型観光メニューの開発にも努めてこられました。こうした実績の上で、今後は観光圏整備の目標である、2泊3日以上滞在いただける魅力ある観光地づくりにこれまで以上に取り組まれることになります。こうした取組が、地域の産業の活性化や交流人口の拡大につながることも期待されます。
県では、産業振興計画での「観光八策」の一環として4月から広域組織づくり担当の専任職員を四万十市に配置するとともに、国の補助金に合わせて県独自の補助を行うことで事業費総額の3分の2を補助できるようにするなど、人的・財政的な支援を行い、観光圏整備事業を推進していきます。また、こうした幡多地域の取組をモデルとして、県内の他の地域への取組につなげ、本県全体の観光産業の振興を図りたいと思っています。
問い合わせ先:観光政策課 電話088-823-9606 電子メール020101@ken.pref.kochi.lg.jp