平成19年12月定例会での知事就任の挨拶

公開日 2009年11月26日

更新日 2014年03月31日

平成19年12月定例会での知事就任の挨拶

平成19年12月12日(水曜日)

 ただ今、ご紹介をいただきました尾﨑正直でございます。
 このたびの知事選挙の結果、この4年間の県政の舵取り役を任せていただくことになりました。

 本日、就任後初めての県議会に臨むにあたりまして、県民の皆様から託された期待と責任の重さを改めて痛感し、身の引き締まる思いがいたします。

 退任されました橋本大二郎知事は、県民の目線に立った県政の推進や、情報公開などの県政改革に積極的に取り組まれるとともに、厳しい財政事情の中でも、県民生活の向上に向けた様々な取り組みにご尽力くださいました。さらに、地方分権時代の全国的なリーダーとしてご活躍されました。

 4期16年にわたる橋本前知事の、ご努力とご功績に心から敬意を表します。

 私は、橋本知事が残された素晴らしい財産はしっかりと引き継ぎますととともに、一方で、今の高知県に必要だと信じる新しい取り組みに、これまでの経験を生かしながら、若さと行動力で、敢然と挑戦していきたいと考えております。

 高知県には、現在、多くの課題があります。知事になろうという決意を固めましてから、県内各地を回る中で、色々な方々から、様々なお声をいただきました。いただいたお言葉を心に刻んで、県民の皆様の期待に応えために、滅私奉公、粉骨砕身の思いで、お約束しましたことの実現に取り組んでまいります。

 県勢は下向きにあると言われていますが、私は決して悲観をしておりません。
 なぜなら、高知には、豊かな自然をはじめ、歴史や文化、そして素晴らしい人々と素晴らしい資源がたくさんあるからであります。高知の強みを伸ばしていくことで、この4年間を、県勢を上向きに転じる、輝かしい期間にしたいと思います。

 そして、そのために、積極的な対話を通じて、人と人、民間と行政、地域と地域などのつながりを築くことで、人々の力を結集して、活力あふれる高知を目指してまいります。

 もちろん、道が平坦ではないことは覚悟していますし、私一人でできることでもありません。どうか高知を愛する県民の皆様のご支援とお力添えをお願いいたします。

 その意味でも、県民を代表する県議会議員の皆様とは、対話と、そして緊張感のある政策論議を重ねながら、よりよい県の方向をいっしょに目指していきたいと思っております。ご理解とご協力をよろしくお願いを申し上げます。

 誠に簡単ではございますが、以上をもちまして、私のご挨拶とさせていただきます。
 なにとぞよろしくお願いを申し上げます。
 

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