令和5年度「土佐の匠」を認定しました

公開日 2023年11月14日

◆ 土佐の匠とは 

  県内産業の基盤を支え、その振興に貢献している熟練技能や、古くから受け継がれてきた伝統技能の優れた継承者を「土佐の匠」として認定しています。

  <土佐の匠認定基準> 

   (1)技能の程度が優れており、全県下を通じて第一級のものと目されていること。

   (2)その技能に関して、原則15年以上の経験を有し、かつ35歳から70歳までの者であって、将来的にも当該技能への多くの貢献が期待される者。

   (3)現に第一線で活動を行っており、またその活動を通じて、当該技能の普及・振興や後継者の育成に寄与している者。

    土佐の匠認定要綱[PDF:137KB]
    要綱様式(団体推薦)[DOC:16KB]
    要綱様式(一般推薦)[DOC:33KB]

 

令和5年度は以下の3名を新たに認定しました!

制度創設の平成8年度以来、計33の職種で129名の方々を「土佐の匠」として認定しています。

橋田幸秀 福本安通志 松本勉
橋田 幸秀(西洋料理) 福本 安通志(金属加工) 松本  勉(左官)

▼認定者年度別一覧表(平成8年度から令和5年度まで)

認定者年度別一覧(平成8年度から令和5年度まで)

年度

氏名

住所
(市町村)

技能の分野 技能の内容
令和5年度

橋田 幸秀

(はしだ ゆきひで)

高知市 西洋料理 35年間にわたり、西洋料理人として研鑽に努めるとともに、地産地消を意識したメニューを考案。地元生産者へ取材を行うラジオ番組に出演し、地元食材のPRを行ったほか、19年間にわたり「南国高知皿鉢祭り」に出展し西洋皿鉢料理を創作するなど、西洋料理の普及振興に貢献している。
令和5年度

福本 安通志

(ふくもと あつし)

安芸市 金属加工 熱間鍛造用金型の金型施工図の作成から加工、仕上げ修正まで一貫して行う高知県内で唯一の技能を保持している。自ら三次元CADを使用して施工図を作成し、さらにCNC旋盤とマシニングセンタ計4台を使い分ける技能を習得。勤務先である須藤鉄工所では、熱間鍛造用金型の製作及び修正作業の中心的な役割を担っている。
令和5年度

松本 勉

(まつもと つとむ)

安芸市 左官 土佐漆喰を使用した立体的な壁面彫刻「土佐漆喰彫刻」の継承者である。松本氏が創り出す龍彫刻は、龍の頭や波しぶきなどが大胆に壁から張り出し、立体的で躍動的である。土佐漆喰で建造された伝統的な建物の屋根や壁などの復元修理おいても、独自の技法を用いるなど優れた技能を有している。
令和4年度

梅原 朗

(うめばら あきら)

須崎市 菓子製造 有限会社梅原晴雲堂の3代目社長として和洋問わず様々な菓子の製造に従事。和菓子と洋菓子を融合させた創作菓子や県産果樹等を使用した菓子を多数開発し、県内の菓子業界の発展に貢献している。
令和4年度

西川 良

(にしがわ りょう)

南国市 石灰製造 伝統的な石灰焼成手法である「塩焼き法」を継承し、井上石灰工業株式会社にて石灰製造に従事。「塩焼き法」で用いる特殊な釜である「土中炉(どちゅうろ)」の温度管理技能に優れ、同社の高品質な石灰製造に貢献している。
令和4年度

松本 昇吾

(まつもと しょうご)

高知市 日本料理 長年にわたり県内外の割烹料理店などにおいて調理業務に従事。平成18年よりオーベルジュ土佐山の料理長を務め、土佐山の食材を使用したメニューの考案に尽力している。
令和4年度

横山 信介

(よこやま しんすけ)

土佐市 造園

株式会社佐々木造園において造園業に従事。特に「石積み」と「敷石」の技能に卓越し、機能的かつ美しい見た目を備えた石垣や敷石を造ることができ、様々な県内施設の造園工事を手がけている。

令和3年度 大野 誠司
(おおの せいじ)
日高村 鍛造

くわを専門に鍛造業に従事し、オーダーメイドの受注や修理等を行い、使い手一人一人に寄り添ったくわを製作。日高村観光協会と連携し、「大野くわ製造見学」を実施し、県内外の多くの方に鍛造業の魅力を発信している。

令和3年度 岡﨑 壮
(おかざき そう)
安芸市 ガラス製品成形 ガラス工芸の一分野である「蜻蛉(とんぼ)玉」を製作。動植物や風景をあたかも本物であるかのように再現した作品は、県内外の作品展にて多くの賞を獲得している。内原野陶芸館ガラス工房での体験教室やSNS等を通じて、幅広い世代への技能の普及・振興に努めている。
令和3年度 尾﨑 伸安
(おさき のぶやす)
いの町 和紙製造 顧客のニーズに応じて原料を使い分け、表具用紙を中心に多種多様な和紙製造に挑戦し続けている。息子を後継者として指導するほか、地元の学校での卒業証書の紙すき指導や様々なイベントでの実演により、手すき和紙の技術継承及び魅力発信に努めている。
令和3年度 小松 博士
(こまつ ひろし)
高知市 日本料理 長年にわたり土佐の郷土料理である皿鉢料理の技能研鑽に努めるとともに、高知県日本調理技能士会の理事として講習会等での後進料理人の育成に注力。綿密な包丁技術が必要とされる「バラン切り」の技術に優れ、県内の業界において第一人者として評価されている。
令和3年度 斉藤 和三
(さいとう かずみ)
高知市 西洋料理

長年にわたり婚礼や宴会等の西洋料理調理業務に従事し、城西館の洋食料理長を務め、高知の食材を積極的に取り入れた地産地消メニュー考案のほか、若手調理師への指導や食育の勉強会に力を注いでいる。

令和3年度 西川 泰志
(にしがわ やすし)
高知市 塗装 株式会社ミロクテクノウッドにて木製ハンドルの新しい塗装加飾技術を次々と開発し、数々の新しいハンドルの受注に貢献。氏の開発した「藍ハンドル」、「墨ハンドル」はレクサス車のパンフレットの表紙を飾るなど非常に高い評価を得ている。
令和3年度 畑山 幸彦
(はたやま ゆきひこ)
香南市 土佐打刃物 「土佐の匠」である父・博幸氏に学び、土佐打刃物の伝統技術である自由鍛造を継承し、薄鎌・中厚鎌・厚鎌・造林鎌等の多種多様な鎌の製造ができる鍛冶屋として高い評価を受けている。鍛冶屋創生塾では鎌部門の講師を務め、研修生に対して熱心に指導を行い、土佐打刃物の伝統技術継承に尽力している。
令和3年度 濱中 伸也
(はまなか しんや)
宿毛市 木製家具・建具製造 幡多地域の大工として住宅の新築やリフォームに従事し、組子細工をあしらった建具等を制作。曲線を用いたデザイン性の高い作品や、巨大な「組子ドーム」を制作する等、従来の組子細工の枠にとらわれない斬新な作品制作を行い、組子細工の魅力発信に力を注いでいる。
令和3年度 松本 昌時
(まつもと しょうじ)
高知市 日本料理 城西館の和食料理長を務め、日頃から県内各地の生産者を巡り、地産地消にこだわった料理の考案に注力。高知の食材の素晴らしさを料理を通して県内外に伝え、高知県の観光産業に寄与することが期待されている。
令和2年度 松本 孝
(まつもと たかし)
南国市

土佐打刃物

伝統工芸士の父・志津夫氏に弟子入りし、土佐打刃物の伝統技術である「自由鍛造」を継承。腰鉈・剣鉈などの鉈類の刃物製造を得意とする。令和元年度に開塾した後継者施設(鍛冶屋創生塾)では研修生を受け入れて後進の育成にも携わっている。
令和2年度 山﨑 健司
(やまさき けんじ)
高知市 建築板金 一般住宅をはじめ、伝統手法である銅板を用いた屋根の施工(一文字葺き・簑甲葺き・唐破風葺き)に優れた技術を有しており、銅板鬼飾りなどの装飾品製作も手がける。また、建設の質の維持向上に貢献した技能者が表彰される優秀施工者国土交通大臣顕彰を受けている。

令和元年度

石村 晃久

(いしむら てるひさ)

高知市

 

溶接

 

株式会社SKKにおいて、製缶溶接業務に従事。高度な溶接技術を駆使し、クレーンの製缶溶接のみならず、防波堤や岸壁工事などの特殊な溶接にも対応でき、卓越した技能を有している。溶接コンクールでは4回の優勝、「溶接マイスター四国」にも認定されている。
令和元年度

戸梶 司

(とかじ つかさ)

南国市 土佐打刃物 有限会社忠義鍛造において、土佐打刃物(包丁等)の製造に従事。父である忠義氏(伝統工芸士、土佐の匠)に弟子入りし、土佐打刃物の伝統技術である自由鍛造を継承。現在、協同組合土佐刃物流通センターの理事として、長年にわたり業界の振興に寄与している。
令和元年度

土居 毅

(どい たけし)

土佐市 和紙製造

平成9年から21年間、紙匠を起業するなど、土佐和紙の製造に従事。希少な障子紙や壁紙、版画用紙など多種多様な手漉き和紙を製造、原料の特性によって、紙の強度を高める工夫をし、厚みがあっても軽くて扱いやすい上質な紙に仕上げるなど、卓越した技能を有している。

令和元年度

渡邉 晋一

(わたなべ しんいち)

高知市 日本料理 土佐御苑などにおいて、日本料理の調理業務に従事、国内線ファーストクラス機内食の監修を務めるなど、創作会席料理技能において、卓越した技能を有している。現在、高知県日本調理技能士会の会長として、土佐の郷土料理である皿鉢料理の伝統技能の継承と保存、普及に尽力している。
30年度

井上 哲沖

(いのうえ てつおき)

南国市 西洋料理 ザ クラウンパレス新阪急高知において洋食・宴会部門の副調理長を務める。地産地消のメニュー作りを心掛けており、土佐和牛や野菜など高知の食材の良さを活かした創作料理を提供している。
30年度

刈谷 学

(かりや まなぶ)

高知市

西洋料理 株式会社グランディールにおいて執行役員料理長を務める。ジビエフェアでのジビエ肉を使ったヘルシー料理の提供など県内のイベントにも積極的に協力し、西洋料理の技能・技術の普及に努めている。

29年

濵田 洋直

(はまだ ひろなお)

いの町 和紙製造

天保期から代々引き継がれた技法で、氏によって漉かれた土佐典具帖紙はルーブル美術館等が所蔵する絵画などの文化財修復に使用されるなど高く評価されている。

28年

沖原 望

(おきはら のぞむ)

高知市 西洋料理 ザ クラウンパレス新阪急高知においてカフェレストラン「プラシャンティ」及び製菓部門の洋食調理長を務める。県産食材を多用した西洋料理を創作している。

28年

德田 秀次

(とくだ しゅうじ)

高知市 日本料理 料亭濱長において総料理長を務める。旬の食材を使用した創作会席料理を創作。また、懐石料理作りに優れており、県下では第一人者と目されている。

27年

片岡 高道

(かたおか たかみち)

高知市 金属加工 県内で唯一、他社製品の高周波焼入れ処理ができる職人。多品種の部品を処理するための加熱コイルを設計・製作する技術も優れている。

27年

甲藤 隆則

(かっとう たかのり)

高知市 西洋料理 ザ クラウンパレス新阪急高知において総調理長を務める。県内で9名しかいない日本エスコフィエ協会のディシプル正会員。

27年

吉良 公一

(きら こういち)

高知市 珊瑚加工 珊瑚原木の「磨き」や「酸あげ」作業について、高い技能を所持している磨きのスペシャリスト。

27年

福留 章夫

(ふくどめ あきお)

高知市 菓子製造 県内産果樹を使用した菓子開発や土佐山内家に伝わる上生菓子を復元する技能を所有している。

26

菊池 靖
(きくち やすし)
高知市 日本料理 土佐の郷土料理である「皿鉢料理」の普及に貢献。県産食材を多用し、旬を見極めた「会席料理」を創作。氷彫刻技術も駆使し、料理を視覚からも楽しませている。

26

坂本 忠和
(さかもと ただかず)
高知市 西洋料理 土佐和牛、四万十鶏等の県産食材を使用し、調理技術・知識・感性を駆使したメニューを創作。また、土佐の郷土料理である「皿鉢料理」に西洋料理のアイディアを取り入れた作品作りに取り組む。

26

橋本 明
(はしもと あきら)
高知市 印章彫刻 印材の特性を熟知し、印章彫刻全般において優れた技能を有している。大阪府印章技術展覧会においては金賞を受賞。また児童生徒、一般の方への講習を行い、技能の普及振興活動に努める。

26

本山 禎朗
(もとやま さだお)
高知市 模型・模造品製作 歯科素材広報用の模型作製やデモンストレーションにより、素材の販売に貢献。高い技術と芸術性により、複雑な色調・形態等を表現し、精巧な模型を作製している。

25

田村 亮二
(たむら りょうじ)

いの町

和紙製造 天日乾燥等の伝統工法を引継ぎ、文書や掛け軸などの文化財等修復用用紙や美術工芸用用紙を製作。また手間がかかり、扱う者の少なくなった「雁皮」を原料とした和紙製造を手掛ける。

25

徳島 弘晃
(とくしま ひろあき)

香南市 溶接 歌舞伎座に設置された国内最大級の「廻り舞台」の製造を担当。高度な溶接技能を駆使し、客先の高い要求レベルをクリアする信頼性の高い製品を製造し、産業界の発展に寄与した。

25

西邨 出
(にしむら いづる)
安芸市 陶芸 内原野焼の伝統を守りながら、「流砂」、「炎彩」、「墨彩」といった独自の手法を研究・開発し、新たな作品作りに取組むなど陶器製造の技能研鑽に努める。

24

梅原 信一
(うめばら しんいち)
高知市 金属加工 フライス盤メーカーにおいて、機械のガイド面をミクロン単位で調整する高度な「きさげ」の仕上げ技能を持ち、長期にわたり高精度を維持するフライス盤の生産に貢献。

24

酒井 孝児
(さかい こうじ)
四万十市 水産物加工 昆布を手削りにより、厚さ1ミリで均一の幅・長さに削る高度な技術を持ち、希少価値の高いおぼろ昆布や竹紙昆布を削り出す、県内でも数少ない昆布職人。

24

柴田 洋司
(しばた ようじ)
高知市 日本料理 土佐の郷土料理である「皿鉢料理」の普及に貢献。地元で採れる四季折々の食材を使い、「土佐会席料理」を創作。

24

島井  聡
(しまい さとし)
南国市 造園 1級造園技能士、1級造園施工管理の資格を持ち、伝統的な日本庭園の手法により、基本に忠実な庭造りに取り組む。奇をてらうことなく周囲の景観との調和を重視した癒しの空間を創り出す。

24

土居 博幸
(どい ひろゆき)

高知市 陶芸 尾戸焼の数少ない継承者として、その伝統を受け継ぎ、技能研鑽に努めるとともに尾戸焼の更なる発展のため、色絵付けなどの新たな手法にも取り組み、時代に合う新しい作陶に努める。

24

宗石 博孝
(むねいし ひろたか)
香美市 土佐打刃物 土佐打刃物の伝統技術である「自由鍛造」の技法を継承し、鎌・包丁・鉈・柄鎌を生産し、産地でも群を抜いた存在である。また伝統工芸士の認定を受け、その高い技術が認められている。

24

山本 信男
(やまもと のぶお)
高知市 西洋料理 四万十ポークや土佐あかうし等をはじめ、地元産の食材をふんだんに使った独自の創作メニューを創り出す等、33年にわたり西洋料理の技能研鑽に努めた。

23
年 度

植木 義清
(うえき よしきよ)
高知市 建築大工 「振れ隅木寄せ棟小屋組みの組み手」など伝統的な日本建築工法を継承し、数多くの優れた住宅建築を手掛ける。

23

沖野 東陽
(おきの はるひ)
高知市 建築板金 一般家屋の他、寺院の屋根に伝統手法である板金装飾を施す技術に秀でた、県内でも数少ない建築板金職人。

23

川田 吉隆
(かわた よしたか)
高知市 西洋料理 西洋料理の最高名誉称号である「オーギュストエスコフィエディシプル賞」を受賞。高知の野菜の良さを引き出した、オリジナリティーあふれるメニューの数々を創り出す。

23

近藤  進
(こんどう すすむ)

高知市

日本料理

土佐の郷土料理である「皿鉢料理」の普及・継承に努める。地産地消を用いた土佐会席料理においては業界でも第一人者であり、皇室料理を担当するなど高知県を代表する料理人。

23

山崎 龍太郎
(やまさき りゅうたろう)
香美市 土佐打刃物 土佐打刃物の伝統技術を継承し、鎌を鍛造。自由鍛造の技術を活かしたユニークな商品開発を、数多く手掛ける。

23

吉川  毅
(よしかわ たけし)
香南市 染色工芸 吉川染工場5代目として染色工芸に携わり、フラフや幟(のぼり)を製作。また土佐凧づくりにおいては県内でただ一人の継承者。

23

吉村 公仁
(よしむら きみひと)
南国市 金属加工 鉄砲メーカーにおいて、銃の「銃身」に生じた僅かな歪みを調整し、命中率の高い、高品質の銃の生産に貢献。

22

朝比奈 四郎
(あさひな しろう)

四万十市 宮大工

全国の神社仏閣の改修工事などに数多く携わり、後世にまで残る建築物を建立できる技術、技能を有している

22

岩崎 博文
(いわさき ひろふみ)

香美市 日本料理

皿鉢料理の伝統技能に優れ、剥き物細工の「土佐桂流一刀彫」の継承者。地元食材にこだわった新しい「土佐創作懐石料理」を追求

22

梅原 利一
(うめばら りいち)

高知市 鋳造

国内で唯一「鋳造マイスター」「鋳造テヒニカ」の両資格を取得。船舶や産業機械に欠かせない鋳鉄品製造の基盤を支える一人

22

片岡 由守
(かたおか よしもり)

高知市 西洋料理

「塩パイの包み焼き」を均等に芳ばしく焼き上げる技術を確立。厳選した地元食材にこだわった料理を創作

22

谷 信一郎
(たに しんいちろう)

高知市 陶器製造

江戸時代から続く「尾戸焼」の数少ない継承者で、土作りから本焼きまでの15工程からなる伝統技法を習得

22

比與森 睦夫
(ひよもり むつお)
香美市 造園

現地の特性と材料を十分生かし、周囲の景色に溶け込んだ「庭造り」に高い評価を得ている

22

山崎 洋介
(やまさき ようすけ)

南国市 土佐打刃物

土佐打刃物の特色である「自由鍛造」「抜き」の技法を使って、品質の高い鎌を製造

21

澤田 俊洋
(さわだ としひろ)

高知市 半導体製品製造

装置の修理、予知予防保全に従事。品質の安定化や生産性の向上に大きく貢献

21

竹内 啓文
(たけうち ひろみ)

高知市 鋳造

大型複雑な特注品を主に製造。鋳型の砂をフラン樹脂で固める造型法の確立に多大な貢献

21

竹村 卓一
(たけむら たくいち)

高知市 日本料理

皿鉢料理の技能「活け造り」で県内第一級の腕前。土佐桂流一刀彫の数少ない継承者

21

中山 健
(なかやま たてし)

室戸市 造園

地元の草木や石を用い地域の風土に合った庭園造りを行う。石組工事にも卓越した技能をもつ

21

邑田 武男
(むらた たけお)

南国市 土佐打刃物

自由鍛造の技法を継承。鎌では「表抜き」の技法を守り続け、高い品質を保持している。伝統工芸士として活躍

20

笹方 一正 
(ささがた かずまさ)

高知市

珊瑚加工

珊瑚の形態を熟知し、置物、仏教工芸やレリーフ等の彫刻を得意としている

20

島井 謙二
(しまい けんじ)

南国市

造園

日本庭園古来の技術に優れ、季節感のある自然風景を演出している

20

仙頭 博臣
(せんとう ひろおみ)

室戸市

製炭

炭窯の改良と製炭技術開発により、炭質を維持しつつ製炭工程の短縮に成功している

20

高橋 博之
(たかはし ひろゆき)

高知市

金属加工

銃砲メーカーで、銃身とレシーバーの接合面をミクロン単位で加工・調整し、世界最高レベルの耐久性を誇る銃砲生産に貢献

20

中町 暢和
(なかまち のぶかず)

高知市

中国料理

鳳凰など見た目に美しいピンパンの調理に優れている。また、地産地消のメニューを開発し、積極的に推進している

20

宮崎 悟
(みやざき さとる)

高知市

溶接

溶接技術コンクールでは、四国大会優勝の実績があり、鋼材だけでなく、アルミ材の溶接でも卓越した技術を発揮している

20

山下 哲
(やました さとし)

香美市

土佐打刃物

「自由鍛造」の技法を継承し、鎌やナイフの製品を鍛造。「くじらないふ」を考案し、地場産品として商品化している

19

仙頭 富雄
(せんとう とみお)

室戸市

鍛造

油圧プレスのオペレーターとして、鋼を自在に塑性変形させる自由鍛造の高速化に対応し、鍛造製品製造の効率化に努めている

19

中澤 教生
(なかざわ きょうせい)

南国市

造園

石組みと自然木の融合を計った作風を得意とし、特に茶庭の造形に優れている

19

中山 悌二
(なかやま ていじ)

香南市

半導体製品製造

半導体製造装置における故障修理、定期点検、予知予防保全を行い、安定稼動に貢献している

19

橋本 秀博
(はしもと ひでひろ)

香南市

珊瑚加工

主に置物を手掛け、黒檀の台座製作にも取り組んでいる。特に、龍の彫刻では高い評価を得ている

19

宗石 富男
(むねいし とみお)

南国市

土佐打刃物

「自由鍛造」の技法を継承し、包丁・鉈・ナイフなど幅広い種類の製品を鍛造することができる

19

ロギール・アウテンボーガルト

梼原町

和紙製造

有機栽培で原材料を生産し、伝統的な技法での和紙製造を実践している。素材を活かした照明器具等の作品も手掛けている

18

石元 健昇
(いしもと けんしょう)
 

土佐市

和紙製造

マニラ麻の繊維を浮き立たせた「麻入り紙」は、美術紙のみならず、照明・壁紙としても好評で海外にも輸出されている

18

小笠原 勝正
(おがさわら かつまさ)

高知市

日本料理

鯛のみならず鰹や鮪に竹や松をあしらった迫力のある活造りを研究し、土佐の活造りの幅を広げた

18

熊澤 達夫
(くまざわ たつお)

高知市

珊瑚加工

珊瑚に貝・宝石・貴金属等の他の素材を組み合わせた斬新な作品は高い評価を得ている

18

西岡 精二
(にしおか せいじ)

香美市

土佐打刃物

「自由鍛造」の技法を継承し、薄鎌・厚鎌・造林鎌など、あらゆる形状の鎌を鍛造することができる

18

林  淳
(はやし じゅん)

奈半利町

造 園

周囲の地形に順応するように心掛けた庭造りに努める。また、石積工法において卓越した技術を持ち、砂防工事等も手掛けている

18

藤原  謙二
(ふじはら けんじ)

高知市

家具製作

主に別注家具の製作に従事。接着剤や釘などを全く使わないで部材を接合する指物など難易度の高い技を駆使する

17

下田 俊雄
(しもだ  としお)
  

南国市

造 園

県内産の庭木、庭石に加え、草花を多く使用し四季感を演出するなど幅広い視野を持って、庭園作りに取り組む

17

谷口 康則
(たにぐち やすのり)

高知市

珊瑚加工

仏教工芸、動物、招福物等の立体彫刻に取組み、作品は流通業界からも高い評価を得ている

17

山崎 善博
(やまさき よしひろ)

南国市

土佐打刃物

伝統の自由鍛造の技法を継承し、主に鎌を生産。薄鎌、厚鎌を問わずあらゆる形状の鎌を鍛造できる

16

石田 恒彦
(いしだ つねひこ)
  

須崎市

建築板金

銅板を用いた屋根及び装飾品の加工に秀でた技術を持ち、神社仏閣の建築など第一級の腕を誇る

16

長田 謙蔵
(おさだ けんぞう)

安芸市

竹工芸

竹を使った照明、家具等現代生活にマッチした新しいデザインを考案し製作している

16

田村 紘
(たむら こう)

高知市

珊瑚加工

指輪、ネックレス等の装飾品を主に製作。無地仕上げの技法に優れ、トップクラスの技術を誇る

16

時久 良武
(ときひさ よしたけ)

香美市

土佐打刃物

家庭用の包丁を主に生産。土佐打刃物の伝統手法である自由鍛造を継承し、業界の発展にも貢献

16

野島 幸一郎
(のじま こういちろう)

高知市

造 園

巨石を使った高知らしい庭造りを得意とする。また、樹木医として県内に残る貴重な樹木の保護育成にも取り組む

16

山本 高俊
(やまもと たかとし)

高知市

日本料理

日本料理の技能の研鑽、土佐の郷土料理である皿鉢料理の技術の向上に努める

15

大西 且晃
(おおにし かつあき)

高知市

日本料理

日本料理の技能の研鑽、土佐の郷土料理である皿鉢料理の伝統技術の保存と工夫、普及を図る

15

川内 六男
(かわうち むつお)

いの町

左 官

伝統の土佐漆喰の塗装技法を習得。遅延材散布工法など第一級の腕を誇る

15

二俣 久夫
(ふたまた ひさお)

高知市

木型製作

機械鋳物用木型製作において、機械図面に忠実正確な木型製作の技能を取得、業界の発展に貢献

15

鎌倉 通孝
(かまくら みちたか)

南国市

珊瑚加工

珊瑚加工に寄せ木の技法を取り入れ、金属など他素材と組み合わせた作品は、高い評価を得ている

15

高橋 幸雄
(たかはし さぢお)

高知市

建築板金

銅板を用いた屋根及び装飾品の手加工製品に秀でたものがあり、神社仏閣の建築など第1級の技能を誇る

15

原 耕一
(はら こういち)

香美市

土佐打刃物

鋸を主に生産。伝統の自由鍛造を継承し、土佐打刃物の普及、省力化、近代化にも貢献

14

三木 照明
(みき てるあき)  

香美市

土佐打刃物

薄鎌の生産に従事し、土佐打刃物の伝統技法である「自由鍛造」を継承、後継者の育成・指導に尽力

14

影浦 賢
(かげうら けん)
 

檮原町

鍛 造

土佐自由鍛造技法を駆使、ダマスカスナイフ、板前包丁等幅広く制作し、全国に土佐刃物の新分野を開拓

14

梶原 照雄
(かじはら てるお)
 

四万十町

鍛 造

農・林業用や家庭用等の各種刃物を製造しており、土佐鍛冶のルーツの研究や文化財の保護にも貢献

14

上田 義光
(うえた よしみつ)  

高知市

左 官

タイル工に従事し、独自で焼石膏の研究に努め、置き引き・型抜き等優れた技能を取得、業界に貢献

13

大勝 敬文
(おおかつ よしふみ)
    

土佐市

和紙製造

手すき和紙製造全般に優れた技能を有し、金閣寺の天井画、襖の修復にリーダー的役割を果たした

13

川口 一光
(かわぐち かつみ)
 

高知市

珊瑚加工

黒檀と組み合わせた厨子入り守り本尊の製品化により新たな顧客層の開拓に尽力し業界発展に貢献

13

畑山 博幸
(はたやま ひろゆき)
 

香南市

土佐打刃物

顧客の要望に応じ打分る伝統技法の自由鍛造を継承。鎌生産者を代表する一人として業界の発展に寄与

12

石元 敏正
(いしもと としまさ)
    

土佐市

和紙製造

かな用書道土佐和紙の分野で独自の優れた原料処理技術を用いて高品質のにじみの少ない用紙を製造

12

上岡 功
(かみおか いさお)  

高知市

珊瑚加工

素材の形や色にあったデザイン、表現力は高く評価され、珊瑚と異素材とを組合せた新しい価値を創造

12

橋村 竹男
(はしむら たけお)

南国市

土佐打刃物

斧の製造分野で生産者のリーダーとして活躍。全国の斧の形状や柄穴を熟知し、需要にこたえている

11

尾崎 孝次郎
(おさき こうじろう)
 

仁淀川町

和紙製造

土佐清帳紙の技法を守る県内唯一人の継承者。伝統技法で、強靱・自然な味わいを有する和紙を製造

11

竹崎 照夫
(たけざき てるお)  

高知市

左 官

自然条件、素材を熟知した人造石の洗い出し、研ぎ出しの技能に優れ、後継者育成にも貢献した

11

徳久 康雄
(とくひさ やすお)
 

春野町

珊瑚加工

緻密な細工による斬新な細工物ジャンルをつくりだした。異業種の工芸家とも積極的に活動している

11

福永 久子
(ふくなが ひさこ)
 

高知市

皮革工芸

模様作成、手縫い、染めなどの技法を駆使し製品を製作。地場産品を利用し県産品の販売拡大に貢献

11

三木 忠治
(みき ただはる)

香美市

土佐打刃物

伝統技法の自由鍛造を継承し、土佐鎌の生産で業界発展に寄与。優れた技能で後継者育成に貢献

10

梶佐古 修慶
(かじさこ すけよし)
 

安芸市

左 官

伝統の土佐漆喰の塗装技法を習得。水切りがわら、よろいしっくいなど第一級の腕を誇る

10

金子 臣宏
(かねこ とみひろ)
 

四万十市

珊瑚加工

珊瑚加工に彫刻的技法を取り入れ、金具と組み合わせた作品は機能性、デッサン力に高い評価を得ている

10

葛岡 威生
(くずおか たけお)  

高知市

鉄筋施工

建造物の骨格となる鉄筋加工、組立作業で高い技術を持ち作業効率向上や労力軽減、若手確保に尽力

10

田村 晴彦
(たむら はるひこ)
 

いの町

和紙製造

手すき和紙のうち製図用の土佐図引紙を生産。優れた染色技法で独自の分野を開発、販路拡大に貢献

10

戸梶 忠義
(とかじ ただよし)
 

南国市

土佐打刃物

かま、包丁を主に生産。「忠義」銘の入った品は全国的に評価が高く、土佐打刃物の普及等に貢献

10

西邨 滋
(にしむら しげる)
 

安芸市

陶器製造

古来からの登り窯を採用し、内原の焼きに適した焼成方法を開発するとともに地域活性化に貢献



近藤 五男
(こんどう いつお)  

いの町

金属加工

銃砲メーカーで機械での対応が困難な銃身の曲がり修正部門を担当、世界に通じる銃砲生産に貢献



迫田 春義
(さこだ はるよし)
 

須崎市

鍛 造

包丁の手打ち鍛造技法である焼き入れ、焼き戻しに独自の工夫を加え、須崎打刃物の技術発展に貢献



関田 正人
(せきだ まさと)  

高知市

鋳 造

鋳物製造工程で特に重要とされる造型工程などに、手作業で培った技術を生かし、優れた製品を生産



谷 安雄
(たに やすお)
 

高知市

陶器製造

尾戸焼の伝統を受け継ぎ、土作りから本焼きまでの15工程からなる伝統技法を継承



戸梶 春喜
(とかじ はるき)  

南国市

土佐打刃物

「自由鍛造」継承者。包丁製造に尽力し、製品は東京・築地市場でも高い評価を得ている



池田 泰一
(いけだ たいいち)
 

高知市

土佐古代塗

純粋の漆だけを使う本来の製法を堅持し、特色である「さめ肌づくり」の保全に努める唯一の継承者



井上 稔夫
(いのうえ としお)  

土佐市

手すき和紙

文化財の修復用紙を製作し、紙の色合いや厚さなど修復物に合わせて製作する高度な技術力を持つ



片岡 通人
(かたおか なおと)  

佐川町

竹工芸

芸術性をより高めた華道や茶道用の花入れを製作。県展入選8回、褒状2回



上村 芳雄
(かみむら よしお)
 

香美市

土佐打刃物

製作者が自らのイメージを中心に鍛造する土佐打刃物の伝統技法「自由鍛造」の技術継承者



中山 英一
(なかやま えいいち)  

宿毛市

珊瑚加工

珊瑚の原木を手作業で丸め、磨きをかける「無地仕上げ」の技法の数少ない継承者

 

1.土佐古代塗(1名)
2.和紙製造(11名)
3.竹工芸(2名)
4.土佐打刃物(20名)
5.珊瑚加工(12名)
6.金属加工(6名)
7.鍛造(5名)
8.鋳造(3名)
9.陶器製造 (5名)
10.左官(5名)
11.鉄筋施工(1名)
12.皮革工芸(1名)
13.日本料理(13名)
14.木型製作(1名)
15.建築板金(4名)
16.造園(9名)
17.家具製作(1名)
18.半導体製品製造 (2名)
19.製炭(1名)
20.中国料理(1名)
21.溶接(3名)
22.宮大工(1名)
23.西洋料理(10名)
24.建築大工(1名)
25.染色工芸(1名)
26.水産物加工(1名)
27.印章彫刻(1名)
28.模型・模造品製作(1名)
29.菓子製造(2名)
30.ガラス製品成形(1名)
31.塗装(1名)
32.木製家具・建具製造(1名)
33.石灰製造(1名)       計129名

この記事に関するお問い合わせ

高知県 総務部 広報広聴課

所在地: 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号(本庁舎2階)
電話: 広聴担当 088-823-9898
広報担当 088-823-9046
ファックス: 088-872-5494
メール: 111301@ken.pref.kochi.lg.jp

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