令和元年12月9日 知事の就任記者会見

公開日 2021年04月06日

初登庁されての感想について①
県政運営方針について
就任されてすぐに着手したいことについて
特別職の人事について①
知事ご自身の任期について
初登庁を迎えるにあたっての準備について
「知事」と呼ばれることへの感想について
県議会との関係について①
県議会との関係について②
尾﨑前知事の後任となったことへの感想について
4年後の高知県について
知事選での相手候補への票に対する思いについて
高知県の課題について
特別職の人事について②

 

(知事)
 12月7日付けで高知県知事に就任し、本日初登庁しました濵田省司です。改めまして、皆さんどうかよろしくお願い申し上げます。
 私は選挙期間中、非常に多くの県民の皆さんからのご期待もいただき、また激励もいただいたと思っています。お約束したことを一つ一つ実現できるように、しっかりと取り組んでまいりたいと思います。また、県政運営の基本姿勢としまして、「共感と前進」というキャッチフレーズを掲げました。県民の皆さんの共感をいただきながら県政運営をしていく。そういった目標に近づいていくためには、ぜひ県政記者クラブの皆さまにも大きなお力添えをお願いしなければならないと思います。その意味でも皆さまには、ぜひともいろいろな意味でのご協力、お力添えをお願いいたしまして、私の方からのご挨拶とさせていただきます。どうかよろしくお願い申し上げます。
 

初登庁されての感想について①
(大野・高知新聞記者)

 任期は7日からですが、今日から実際に初登庁ということで、率直に今、どういうお気持ちで登庁なさったのか、心新たに臨もうとしてらっしゃるのかを一言お願いします。

(知事)
 先ほども申し上げましたが、いわゆる選挙の期間中を通じて、多くの県民の皆さまからご期待をかけていただき、また激励をいただいたということです。そのご期待、ご激励に何とか応えないといけないと思いまして、この間、準備をしてまいりましたが、この県庁の知事室に入るという段になりまして、いよいよ始まるなという思いが強くしましたし、また、いよいよ始まるという中で県民の皆さんの期待にしっかりとお応えしていく。その意味で、非常に厳粛な、また身の引き締まるような思いがますます湧いてきたというところです。
 

県政運営方針について
(大野・高知新聞記者)

 今日セレモニーもありまして、職員の皆さま方にも県政運営に対する意気込みや、共有をしたいことであるとかをおっしゃったと思いますが、改めて、どのように県政を運営していきたいか、どういう姿勢で臨むかということを一言お願いします。

(知事)
 大きな方向として、高知をもっと元気にしたい。もっともっと若い人たちが帰って来られるような、そんな高知にしたいという思いがあります。そのために経済の活性化ですとか、いきいきと生活できる高知づくり、安全安心の高知づくり、こういったところに意を用いていきたいと思います。
 また、県政の運営をしていく基本姿勢として、「共感と前進」を掲げています。
 一言でいうと、県民の皆さんとともに元気な高知をつくっていく。そういう県政を展開していきたい。そして、そのために県庁の職員も一丸となって前進をしていく。そういう県政づくりを進めてまいりたいという思いです。
 

就任されてすぐに着手したいことについて
(大野・高知新聞記者)

 着任されて、最初にというかすぐに取りかかりたいこと、着手したいことはどんなことですか。

(知事)
 特に今回の選挙戦を通じて、経済の活性化の中で大阪、関西圏の経済活力を高知に呼び込んでくる、そういった仕掛けをしたいという話ですとか、あるいは防災体制のソフト面の充実をしたい。さらに言いますと、不登校・引きこもり、あるいは発達障害と言われるような厳しい環境にある子どもたちへの支援を充実していきたい。こういった点を申し上げてまいりましたので、これらについて、しっかりと方向付けといいますが、一時に直ぐに成果が上がるというのは、全般を通じてなかなか難しいかもしれませんが、きちんと時間軸の目標も立てて、戦略といいますか見取り図を立てた上で、実行に移していきたいと思いますので、そのための準備に直ちに着手したいと思っています。

(大野・高知新聞記者)
 大阪の活力を呼び込むことについて、例えば、大阪事務所の態勢強化といったようなことはお考えにあるんでしょうか。

(知事)
 そういった点も検討課題の一つだと思います。

(大野・高知新聞記者)
 人員を増やすとか、そういったことも念頭にありますか。

(知事)
 そちらが先というよりは、何をしなければいけないかを検討していた結果として、当然検討が必要になっていく課題だと思います。
 

特別職の人事について①
(大野・高知新聞記者)

 特別職の人事についてお伺いします。岩城副知事の任期は今月末で、伊藤教育長はもう少しありますが、着任になって、(知事を)支える人材だと思いますが、特別職の選任についての考え方はどうなのか。今どういう状態なのか、お考えをお聞かせください。

(知事)
 今おっしゃいましたように、現在の岩城副知事の任期が年末までということですので、通例ですと近く開かれます12月の県議会の会期中に議案をお出しして、後任についてお諮りをするというタイムスケジュールでいかなければいけないというところは、もちろん頭に入っております。
 そうした中で、現在、どういった形で対応していくか。情報の収集もして、頭も巡らせながら検討中という段階ですので、現段階で具体的な中身までは、まだ申し上げるべき段階にはないと思います。いずれにしても、今申し上げたようなスケジュール感を持っていますので、それに向けて、さらに鋭意、いろんな方々のご意見を伺ったり考えを巡らせて、しっかりとご提案ができるように考えていきたいと思います。

(大野・高知新聞記者)
 例えば岩城さんの続投を望まれるというお考えはあるのでしょうか。

(知事)
 選択肢は幅広に検討しなければいけないと思います。そういった中で、岩城副知事は、私の存じ上げた範囲内で申しますと、前回の再任のときも含めて、後任に道を譲りたいというようなご意向もあったとお聞きしております。そういった事情もありながら、敢えて2期目、現在続投していただいている事情もあったことは承知しております。そういった点も含めて、いろいろな選択肢の中で、どういった方法が1番いいのかということは、よく考えたいと思います。

(大野・高知新聞記者)
 どういうふうにしたらいいかという、自分の中での優先というか、こうしたいというのは、今のところないんですか。

(知事)
 まさしく今、その優先順位といいますか、そういったものについて固まった考えがあるわけではありません。

(大野・高知新聞記者)
 ご自身が求める副知事、考える副知事の役割や、こういう副知事にいてもらいたいという、人物像、人材のあり方みたいなところのお考えはありますか。

(知事)
 私は34年間の行政経験はあるということは申し上げてきましたが、高知県庁に入るというのは全く初めてになります。その意味で、県庁の中の全体のまとめというところもありますし、また県議会との関係、あるいは県内の市町村の皆さんとの関係、そういったところも含めまして、しっかりと、私の今までの高知県での、いわば県内での馴染みのなさというところをカバーして、補佐していただける方というのが、非常に肝の部分になると思っております。

(大野・高知新聞記者)
 そうすると、一定県庁のご経験がある人の中からというふうに読み取れますが、そうなんでしょうか。

(知事)
 具体的な範囲については今日は差し控えたいと思いますが、いずれにしても、県庁は3300人の大組織でありますから、1人で全て掌握するのは無理がありますので、そこをしっかり補佐していただける。そういうご経験なり、実績のある方ということは必要条件だと思います。

(大野・高知新聞記者)
 もう1点、教育長についても、例えば教育のことも取り組みたい中で触れられたと思うんですが、教育長はどういった方に務めてもらいたいというお考えはありますか。

(知事)
 体制といたしまして、今の伊藤教育長が、任期がまだかなり残っておられるという状況だと思います。今回、全体的な私の着任に当たりましての人員配置については、特別の理由がある場合を除いて、いわば担当の職員さんまで含めて、秘書課周りも含めて、尾﨑知事の体制を引き継がせていただいた。それは、今年度が残り数ヵ月というところで、時期的にいわば中途半端な時期になるということもありますが、もう一つ、尾﨑県政の継承ということを掲げてきたということもありますので、特別な事情がない限りは、少なくとも当座続投をいただいて、私も日々仕事をこなす中で、必要だと感じた場合には、配置換え等も考えていこうというのが大きな考え方ですので、その大きな考え方の中で、教育長さんも2回の選任の同意をいただいて、まだ残存任期が1年半ほどおありになるということですから、基本はその任期を引き続き務めていただくということに軸足を置いて、判断をさせていただければいいのではないかという思いです。

(大野・高知新聞記者)
 方向性としては続けてもらいたいということなんですが、ご本人と具体的にお話はされたんですか。

(知事)
 そこまで特定をしてということではありませんが、いろいろな課題のご説明をいただくに際して、引き続きしっかりお願いしますというお話は、前提としてさせていただいているという認識でおります。
 

知事ご自身の任期について
(大野・高知新聞記者)

 ご自身のことについてお伺いしたいです。今日初登庁して、いよいよこれから仕事が始まるというときなんですが、敢えてそのスタートの際にお伺いしたいのは、ご自身は何期務めたいと思っていますか。

(知事)
 その点は、正直、現時点では4年間の任期をいただいたので、この4年間という時期を展望して、どういう手順で物事の段取りをつけて、4年間でどういう成果を上げるかというところで、今頭がいっぱいでして、何期というところまで考える余裕は、とてもないというのが正直なところです。
 ただ、一般論として申し上げると、県政の課題、いろいろな仕込みをしても、成果が挙がってくるには一定の年数がかかるというのは、常識的にそうだと思います。尾﨑知事の場合も、やはり2期、3期と務める中でいろいろな取り組みが成果を上げてきた、花開いたという部分もあると思いますから、もし1期目、この4年間しっかりと務めていく中で、さらに必要があると考えればその時点で判断するということだと思いますので、現時点で何期までというような、特別な思いといいますか、意図があるわけでは全くありません。

(大野・高知新聞記者)
 一般論として、尾﨑知事は3期12年ぐらいだということをおっしゃっていましたが、そういう意味でいうと、首長ですから非常に権力、権限も大きいということで、多選の弊害とか、そういうところが全国的にもトピックになったりすることがあると思いますが、ご自身のお考えとして、大体これぐらいまでで交替するのがベターであるというのは念頭にありますか。

(知事)
 それは、確か出馬の会見のときもご質問いただいて、お答えしたと記憶しておりますが、いわゆる多選の弊害の問題は、一言でいうと個々に事情が違うので、その自治体によっても事情が違うと思いますし、その方のキャラクターの問題などもあると思いますから、一律にこうだという線引きは、なかなか難しいのではないかと思います。最後は県民の皆さんの、住民の皆さんの審判があるということですので、一律の線引きとは馴染みにくいと思いますが、でも敢えて数字的な目安といいますか、一般的なコンセンサスになっているところとしていえば、例えば自民党の中央の知事選、政令指定市長選挙などにおいては、推薦を出すのが3期、12年までというルール化をされているということは承知しておりますし、一般に過去のいろいろな経験則からして、一つ3期12年というのは大きな節目、判断をしていく上での節目になるんだろうという思いがしています。そうした中で、その自治体における状況や、ご本人のリーダーシップのあり方とか、そういったものを踏まえて、その時点で具体的にどうされるのかというのを判断されるべき問題かと思います。

(大野・高知新聞記者)
 1期で辞めてしまうということでもないし、長く2期やるということもあり得るだろうけれども、一つの目安を示すとしたら3期12年ぐらいで仕込みをやって実行して成果を出していくという、一つのサイクルとしてはそれぐらいが念頭にあるということですか。

(知事)
 いわゆる世間の相場感として、そういうものが一般的ではないかという認識は持っています。

(大野・高知新聞記者)
 ご自身のお考えはそこからそんなに外れたものではないですか。

(知事)
 私自身は、今のところはまず4年間、どう成果を上げるかというところに一生懸命というところです。
 

初登庁を迎えるにあたっての準備について
(遠藤・さんさんテレビ記者)

 今日という、初登庁の日を迎えるにあたって、いわゆる服装ですとか、訓示の内容ですとか、どのような準備をされて臨まれたのでしょうか。

(知事)
 準備といいますか、基本的には今回、選挙で初当選させていただいたので、職員の皆さんにも選挙期間中に訴えてきたことのポイントになる部分はしっかりお伝えして、協力のお願いをしなければいけないということは、一つの柱としてありました。そういう意味では、今日、職員訓示として話させていただいた挨拶の前段部分は、選挙期間中訴えてきたことをメインにしたお話だったと思います。あとは、私自身も34年間公務員の生活をいろいろな立場でしてまいりましたので、そうした中で自分自身が自らの戒めとして、あるいは行動のよりどころとして考えていることに関して、職員の皆さんと共有させていただければありがたいという思いで、改めて今日五つのキーワードということで説明させていただきました。

(遠藤・さんさんテレビ記者)
 今日の服装ですとか、身だしなみですとか、そういったところで今日に向けて新調された部分は何かありますか。

(知事)
 一応シャツとネクタイは新しく揃えました。

(遠藤・さんさんテレビ記者)
 選ばれたのは、濵田さんご自身ですか。それともご家族に選んでいただきましたか。

(知事)
 これは私自身で選びました。

(遠藤・さんさんテレビ記者)
 ネクタイの色について、選ばれた理由としてはどういう理由でしょうか。

(知事)
 そこまで深くは(考えていません)。
 

「知事」と呼ばれることへの感想について
(遠藤・さんさんテレビ記者)

 改めて、まだ1日目ですが、知事と呼ばれることについてどうですか。

(知事)
 大阪府の勤務時代、副知事とは呼ばれていましたから、半分ぐらいは全く違和感があるということではないわけですが、文字どおり「副」がとれての知事ということですし、いわゆる最高責任者ということだなぁというのは、改めまして呼んでいただくたびに今のところ重みを噛み締めているところです。
 

県議会との関係について①
(遠藤・さんさんテレビ記者)

 今週からいよいよ議会も始まります。前任の尾﨑さんのときは当選のときもいわゆる与野党相乗りで、特に3期12年の終盤では、過半数を占める自民党さんから、チェック機能が議会として甘いのではないかという評価もありました。今回、濵田さんが選挙戦では自民、公明の推薦を受けて当選されましたが、改めて尾﨑さんとの県議会との向き合い方の違い、どういうふうに臨んでいきたいとお考えでしょうか。

(知事)
 客観的な環境としては、今お話がありましたように、尾﨑知事の場合はいわゆる相乗り型での選挙で初当選、私の場合は今回の選挙がいわゆる与野党対決の構図になったというところは、違いとしてはあると思います。ただ、私の気持ちとしましては、こうして知事に就任いたしましたので、先程も申し上げておりますが、とにかく結果を出していく、県政を前に進めていくというところが一番大事、最優先だと思っておりますので、県議会の皆さま方と適度な必要な緊張感を持って、しっかりと建設的な議論をさせていただいて、与野党問わず一致できるところは一致していく、そういう一致点はできるだけ見つけて、その上でできる部分を協力していくという考え方、立場に立って、今から対応をさせていただければと思っています。
 

県議会との関係について②
(大山・高知新聞記者)

 議会の話が出たので改めてお伺いしたいのですが、与野党問わず一致できるところはということでしたが、選挙戦通じて自民党、公明党の議員の方々とは一緒に動かれることもありましたし接点があったと思うんですが、特に県民の会、共産党も含めて、例えばアプローチをされたりとか、今後の向き合い方を改めて教えてください。

(知事)
 県民の会の幹部の県議の先生には、出馬表明をした直後にご挨拶に伺ったり、あるいは推薦願いを受け取っていただいたりという接触はありましたが、その後は、共産党の先生も含めて公式な形での接触は今のところありません。いよいよ県議会も始まりますので、開会しましたら、まずはしっかりご挨拶したいと思っていますし、先ほど申し上げましたように結果を出していくことが一番大事、そのためにはできるだけ多くの力を結集していくことが大事だと思っていますので、その意味でご一緒できるところはご一緒していくということを心がけていきたいと思います。

(大山・高知新聞記者)
 選挙中に推薦を出すタイミングであったり、自民党、公明党の接し方との違いというところであったりで、特に県民の会からは、濵田知事のスタンスに対して不満の声も聞こえてきました。その辺の受け止めはいかがでしょうか。

(知事)
 そうですね、先ほど申し上げた思いが私の思いですが、これは相手もある話ですので、もしそういったお話があるのであれば、その点も含めて、いろいろな形で意見交換なり意思の疎通を図っていく努力はしていきたいと思います。

(大山・高知新聞記者)
 これまで数はそれほどあったわけではないと思いますが、例えば政策提言であったり申し入れを、県民の会から尾﨑知事は受けてこられたと思います。その関係というのは変わらないんでしょうか、それとも、与野党対決で(知事に)なられたということで何か変化はあるんでしょうか。

(知事)
 今回の選挙は与野党対決だったから、大きく変わるという話ではないと思います。もちろん選挙で今回応援いただいた与党の方々が、先ほどもお話があったように、選挙を一緒に戦っていただいて親近感を持っているということ、これは紛れのない事実ですし、物事のご相談の順番として、礼儀として、応援をしていただいた方々にまずご相談をしていくというのは礼儀だと思いますが、知事となった以上は、先ほど申しましたように、県民の皆さんの力をできるだけ多く結集していくのが第一の務めだと思っていますから、もちろん相手がある話ですが、先方のほうでいろいろなやりとりをするのが望ましい、必要だとお考えいただくのであれば、私としてはそれを拒むような理由はないと思っています。

(大山・高知新聞記者)
 特に自民党との関係ですが、知事に就任される前に、選挙戦で例えば出馬するときであったり、自民党との近さというのはこちら側から見てもあるように思います。その中で、先ほどお話もありましたが、チェック機能という部分もありますが、例えば是々非々の関係であったりとよく言われます。協力関係はもちろんあろうかと思いますが、自民党に対してどんなふうに接していかれますか。

(知事)
 今さら申し上げるまでもありませんが、知事と議会は、県民の皆さんを代表する二元代表制をとってるのは、日本の地方自治体の制度の特色です。私自身とはまた別の形で、県民の皆さんの意見をよりきめ細かく代表されるのは県議会の皆さまだと思っています。その意味では、緊張感を持って、しかし建設的な議論をしていく、そういう中でよりいい方向を見出していくというのが県議会と執行部側との間のあるべき姿、目指すべき姿だと思いますので、これもある意味与野党問わずということだと思いますから、そうした考え方に立って、誠実に真摯にしっかりと対応させていただきたいと思っています。
 

尾﨑前知事の後任となったことへの感想について
(加藤・朝日新聞記者)
 尾﨑前知事は非常に高い県民の支持率を持ったまま退任される形になりましたが、その後任に就くということに関して、プレッシャーであったり、そういったものを感じることはありますか。

(知事)
 それは正直、いろいろな調査で9割近くとか8割台後半の県民の皆さんの支持で、私も選挙戦でよくご一緒いただきましたが、一緒に回っていても非常に高い人気を実感いたしましたので、その意味では、その後任として見られるということに関しては正直荷が重いといいますか、肩の荷が重いところがあるのは否めない事実だと思います。ただ、この性格的なものは直すといいますか、しっかりといい部分を発揮しようということは頑張ってまいりますが、人格そのものまで改造するというのは現実できる話ではないと思いますから、私は私の持ち味の中で県民の皆さんに評価いただける、ご期待いただき、また激励をいただいて、尾﨑知事とはまた違った形だけれどもちゃんと応えてくれた、考えてくれたという評価をいただける仕事に誠実に取り組んでいきたいという思いでいます。

(加藤・朝日新聞記者)
 その違う形というのはよく言われていることだと思います。いわゆる調整型とトップダウンとの違いのようなことを言われますが、そういったことでしょうか。

(知事)
 多分二つの側面があって、一つは、今申し上げましたようにリーダーシップのとり方、といってもこれは性格、キャラクターの問題もあると思いますので、尾﨑知事のいわば熱血型の率先垂範のリーダーシップというより、私はどちらかと言うと、ボトムアップだけではありませんが、ボトムアップの要素もより取り入れた形の調和型といいますか調整型といいますか、そしてリーダーシップについては結果として恐らくそういうふうに見える、映るであろう形で発揮していくことになるということはあります。もう一つは、結果的に力を入れていく分野というのは、場合によっては変わってくるのかもしれない。これはまだ今の時点で予断を持って言えませんが、仮に産業振興の分野、これが尾﨑県政の中で一定の道筋がついて、ある程度安定軌道に乗っているということであれば、どの分野に、県政運営の中でより労力なり時間なりを割いていくかという部分では、例えばほかの福祉とか保健の分野とか、あるいは教育の分野とか、そういったところに割く時間のほうが結果として増えていくかもしれない。ここは現時点では一般的な可能性ということにとどまりますが、そういったところを県民の皆さんにご覧いただいて、ここは少しカラーが違ってきたのかなという印象を、ある程度経ってきたところでお持ちいただけるのかもしれないという予感はしています。
 

4年後の高知県について
(大髙・NHK記者)

 先ほど、とりあえず4年というお話がありましたが、4年後にどんな高知県を想像していますか。

(知事)
 ひと言で言いますと、もっと元気な高知県、そしてもっともっと若い人たちが帰ってこられるような、来たくなるような高知県、そこに向けて何らかの形で良くなったな、ないしは良くなりそうだな、この流れでいけばもっといけそうだなと県民の皆さんに感じていただける、そういう状態をぜひ4年間に、その兆しみたいなものを含めて感じていただけるような状態に持っていければという思いでいます。
 

知事選での相手候補への票に対する思いについて
(大髙・NHK記者)

 選挙の話があったんですが、今回一定の差をつけての勝利とはなりましたが、解釈によっては、11万1,000票超えの反対票という解釈もできると思います。相手候補に投票した方の県民の思いというのはどういうふうに受け止めて、どういうふうに県政に反映させていくか、お考えを教えてください。

(知事)
 おっしゃいますように大差になったとは言われますが、見方によっては、4割の方は相手候補を支持されたというのは厳然たる事実です。県知事は、県民の皆さん全体を代表する立場ですから、その4割の皆さまの思いを今日の私自身の訓示の言葉で言えば、しっかり想像力を働かせて、県民の皆さま全てにとって評価いただける、いい県政になるようにという思いで日々頭を巡らせ、また対策を練っていきたいと思います。
 

高知県の課題について
(阿部・読売新聞記者)

 今の高知県が抱える、特にこれは一番だと思う課題は何だと思っていますか。

(知事)
 やはり道半ばという点で言いますと、経済の活性化がまだまだ課題として残っていると思います。方向性は尾﨑県政の中でいい方向に来ている、これは間違いないと思いますが、絶対的な水準はまだ全国の平均にも及ばないということですから、そういったところを引き続きてこ入れをしていかないといけないと思いますし、私自身この立候補の表明以降の3カ月間県内を巡った中では、やはり高知県の場合は特に中山間地域の振興という問題が、県行政という観点からしますと期待されている役割が非常に大きい分野ではないかなという思いは強く持っています。
 

特別職の人事について②
(大野・高知新聞記者)

 特別職の人事について、尾﨑前知事とはどういうやりとりをされてますか。ご相談なさったりとか、前職の方ですから県庁内のことはよくお知りだと思うんですが、その知見に頼ったり、あるいは尾﨑さんからアプローチがあったり、特別職人事についてアドバイスや助言を求めたり、そういうやりとりは今あるんですか。

(知事)
 今といいますか、ここに至る3カ月間は、選挙の運動も含めてご一緒させていただいて、同じ車に同乗して、時間があるときに例えば産業振興計画はこういうことだ、教育の学力向上はこんな苦労があったというような話を聞く機会はたくさんありましたし、そういった機会以外も含めて、先だっての引き継ぎも含めていろいろな形でアドバイスはいただいていますから、今お話があった副知事人事といった県の組織運営にかかわる話に関しても、ご自身の経験、こういうことがあったんだというお話はよく聞かせていただいております。

(大野・高知新聞記者)
 今、具体的に議案提出に向けてどうしようかということを考えるにあたって、尾﨑さんにご相談はなさっていないのでしょうか。

(知事)
 今現在しているというわけでは特にありません。

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