令和3年9月3日 知事の記者会見

公開日 2021年09月21日

1 菅首相の自民党総裁選不出馬について①

2 菅首相の自民党総裁選不出馬について②

3 新型コロナの入院待機施設整備について

4 非常事態ステージでの人流抑制・感染者動向について

5 まん延防止等重点措置の実効性について

6 菅首相の自民党総裁選不出馬について③

7 菅首相の自民党総裁選不出馬について④

8 菅首相の自民党総裁選不出馬について⑤

9 菅首相の自民党総裁選不出馬について⑥

10 菅政権、コロナ対応の評価について①

11 菅政権、コロナ対応の評価について②

12 菅首相退陣によるコロナ対応への影響について①

13 菅首相退陣によるコロナ対応への影響について②

14 伊方原発宿直者の無断外出について①

15 伊方原発宿直者の無断外出について②

16 宿泊療養施設の拡充について①

17 宿泊療養施設の拡充について②

18 宿泊療養施設の拡充について③

 

(司会)
 それでは、ただいまから知事記者会見を始めさせていただきます。
 まず、幹事社からの質問をお願いいたします。

菅首相の自民党総裁選不出馬について①
(髙野・共同通信社記者)
 菅首相が総裁選不出馬ということを表明されまして、今後、辞任ということにもなると思うのですが、まず、知事の受け止めをよろしくお願いいたします。

(知事)
 これは率直なところ、第一報をお聞きして大変驚きました。昨日までは、総裁再選を目指して取り組まれる体制づくりをされようと動かれていたと把握していましたので、本日お聞きして非常に驚いたのが正直なところです。先ほど、菅首相のインタビューも放映されておりましたけれども、現下の最重要課題であるコロナウイルスへの対応と、膨大なエネルギーを必要とする総裁選挙への挑戦との両立は難しいとおっしゃっておられて、そう した中で、コロナ対策を優先したいという判断だとご説明もございましたので、そのとおりに受け止めたいと思っています。
 首相自身、来週には、より詳細な記者会見をされるとおっしゃっておられましたし、また、いろいろな背景にあった動きについて、今後報道もされると思います。また、今後の政治日程なども、今までの想定とは違った部分も出てき得ると思っています。そうした動きをしっかりと見守ってまいりたいと考えています。

 菅首相の自民党総裁選不出馬について②
(髙野・共同通信社記者)
 それに関連しまして、今後、新しい総裁を選びまして、衆院選ということになると思うのですが、これに対する受け止めであったり、期待することがあれば教えてください。

(知事)
 まだ、新しい総裁がどうこうというところまで考えは及んでおりませんけれども、この1年、菅首相就任以来のいろいろな仕事への取組の状況を振り返りました時に、例えば、今月発足しましたデジタル庁の設置ですとか、カーボンニュートラルの宣言ですとか、あるいはコロナ対策でも高齢者の方々への接種、希望者への接種を7月までに終わらせるんだと。例えばこんな諸問題で、非常に強いリーダーシップを菅首相も発揮されて取り組まれていたと、私自身思っております。
 ただ一方で、特にコロナとの戦いが、度重なる変異株との戦いの中でなかなか難航している。そうした中で、国民の皆さんとのコミュニケーションに問題があるのではないかという批判もかなり受けられた状況の中で、菅首相も対応されてこられたと思いますので、私がこの場で申し上げるのは適切かどうか分かりませんけれども、菅首相自身、休日も返上されていろんな対策に当たられる中で、心身ともにかなり疲労が蓄積されてきていたと。コロナ対策と総裁選挙の両立が難しいという判断の中で、総裁選への挑戦は断念されることに至ったのではないかと思っております。
 今後、菅総理総裁が参加されない形で総裁選挙が行われることになると思いますけれども、いずれにいたしましても、私自身といたしましては、菅首相が今、当面の最優先課題だと言われているコロナ対策、これは経済面 の対策も含めて、菅総理総裁を引き継がれる方には、しっかりと取り組んでいただくことはもちろんでありますけれども、デジタル化ですとか、あるいはグリーン化ですとか、こういったことが高知県にとりましても、県勢 浮揚に向けて大きなカギになる施策だと思っておりますから、今までの取組をしっかり継承いただいて、前へ進めていただきたいという思いを持っております。

 新型コロナの入院待機施設整備について
(髙野・共同通信社記者)
 臨時の医療体制の拡充についてお伺いいたします。
 新型コロナウイルスの感染者が連日100人前後続く状況からはしばらく脱して、落ち着いた状態が続いておりますが、自宅待機者であったり自宅療養者というのが500人前後に積み上がっている状態になっております。全国 的にも入院できない自宅療養者が急増しており、厚労省から先月の25日付けで、地域の状態に応じて積極的かつ速やかに酸素ステーションなどの一時的な入院待機施設の検討整備を進めるように通知が出ていると思います。 県としては、これらにどのように対応するのか、知事の現状に対する認識や理由とともに教えてください。

(知事)
 今の医療提供体制について、一番基本になります病床の占有率の指標をご覧いただきますと、今、40%台半ばというところで推移しています。その意味では、ある程度の新規の受け入れの余力は持ちながら対応ができる状況にはあると。極端に逼迫しているという状況までにはなっていないと思っております。
 そうした中ではありますけれども、最近の感染者の拡大もありますので、今月からは、8床のベッドを追加した体制を取っております。まずは引き続き、こうした病床の確保をさらに進めていく。これは現に今要請しているところも具体的にございますので、そういったところにご協力いただいて、病床の確保を進める。そして、宿泊療養施設につきましても、来週中には具体的な形で拡充したいということで、今準備しております。こういっ た体制をつくっていくことが、まず基本だと思っています。
 お話がありました一時的な入院待機施設、いわゆる野戦病院的なものも含めまして、これが従来以上に大きな感染拡大になりました時には、必要な局面も想定されるということで、国から通知も来ている訳ですけれども、 当事者の患者さんからすれば、通常の形で入院できるのがベストな訳でして、まずは、そのための病院のベッドの確保をやっていきたいというのが、第一のプライオリティだと思っています。また、その上で、新たな変異株という話もありますから、さらなる感染拡大への備えという観点から、一時的な入院待機施設の設置の検討も必要な課題であるという認識はございます。
 ただその時に、開設の場所とか資機材の確保・調達というのもございますけれども、最大の課題はなんといっても医師、看護師などの医療従事者をどう確保するかだと考えております。県内的にも非常に限られた人材でありますし、通常のベッドの確保でもそうですけれども、ある意味、通常のコロナ以外の医療の提供体制を大なり小なり、ある程度犠牲にして、どういった形で医療従事者の確保ができるのかという問題に直面する訳でありますから、この点が非常にポイントになってくると考えています。
 ただ、この点に関しましては、高知県医師会からも野戦病院的な臨時医療施設の整備が必要ではないかというご意見もいただいておりまして、このための医療従事者の確保についても、協力の用意があるとのご意向も示していただいていると承知していまして、その意味で、臨時医療施設の整備の実現の可能性がどの程度、現実問題として考えられるのかという点も含めてになると考えますけれども、こうした施設の整備に向けまして、県医師 会などの関係機関と具体的な協議を始めていきたいと考えています。

非常事態ステージでの人流抑制・感染者動向について
(大髙・NHK記者)
 先月の対策本部会議でも既にお示しはいただいたのですが、高知市、南国市、香南市の市民を対象にした不要不急の外出自粛や飲食店などを対象とした営業時間の要請を打ち出してから2週間あまりが経過しました。人流の抑制や感染者の動向に効果が見られているのかどうか、知事のご所見をお願いします。

(知事)
 まず、先月19日に、県の対応ステージを非常事態に引き上げることに伴いまして、飲食店の時短要請を3市のエリアについて行っていまして、それを一部27日からは、高知市を対象といたします、まん延防止等重点措置に切り替えるという動きがございました。この間、飲食店への営業時間短縮の要請の効果に関して申しますと、香南市におきましては、新規の感染者が目に見えて減少してきているということでございますので、これは本日までで要請を終了することにさせていただき、残る2市、高知市、南国市につきましては、感染者の減少にまだ至っていない、むしろ増加傾向ということがございまして、この要請については、南国市は12日まで延長することを決定させていただいた状況にあります。
 次に、人出について申しますと、これは国から提供いただいているデータを見ましても、
 高知市の中心部、はりまや橋付近の夜間の人出は、大きく減少していると把握しております。7月1日と9月1日を比べますと、67%減少という数字もいただいておりますので、夜間の人出の減少という点では、かなりの成果が出ていると思います。
 そして、新規の感染者数ですが、これを1週間単位で見ますと、直近の7日間の感染者数は前の週と比べまして約25%減少となっておりまして、これまでの各種の取組が新規の感染者の減少傾向というところにも、少しずつ効果が現れ始めていることではないかと考えています。ただ、まだまだ1日当たりの新規感染者数が減ったとは言いましても、1日当たり65人という高水準でありますし、全国的にも我々が対策を講じていく上で注目しております人口規模が類似したような県の状況などを見ましても、かなり厳しい。収束までには、これまで以上の長い時間が必要ではないかということを想定せざるを得ない状況だと考えておりまして、その意味で、人出という 点でいいますと、昼間の人出が高知市の中心部では、1割前後ぐらいしか減っていないというデータも出てきておりますので、こうしたことを見ますと、不要不急の外出は、夜間もそうでありますけれども、日中も含めて、 できる限り励行いただくように、出勤者数の削減という取組を含めまして、可能な限りのご協力を引き続きいただくように、県民の皆さんにお願いしていきたいと考えております。

まん延防止等重点措置の実効性について
(大髙・NHK記者)
 まん延防止等重点措置が、高知市には時短要請から1週間後に適用されました。時短要請のみの時と比べて、時短要請に応じる店がまん延防止等重点措置の適用によって増えたのかどうか、実数があれば、それを踏まえた上で効果をお聞かせください。

(知事)
 この点、きちんと積み上げベースで取った統計というのが、残念ながらございませんので、実際に確認の作業を委託しております民間の事業者の方々の皮膚感覚というところでお答えいたしますと、ひと言でいいますと、まん延防止等重点措置の適用後は、協力を新たにしていただける店は増えているのではないかという感触といいますか、そういったご意見はお聞きしています。
 もう少し詳しく申しますと、先月21日から3市を対象に飲食店等の営業時間短縮の要請をいたしまして、どの程度協力いただけるかという状況を把握したいということがありまして、民間事業者に委託しまして、要請があ りました初日から外観の目視ですね、町を見て回っていただいて、ちょっと距離はあるんでしょうけれど、外から見ていただいて、電気が点いているかどうか、のれんが上がっているかどうかというところの見回り調査をし てもらっております。
 高知市の店舗につきましては、先月末までの時点で、3000店舗ほどの外観調査をしていただいておりますけれども、大半の事業者のお店は協力いただいているのですが、20時以降も営業が続けられていると見られる店舗が 57店舗ほどあったと報告を受けています。 率はそんなに高くないにしても、一定数の協力をいただけていない事業者があると受け止めています。ただ、受託事業者に聞き取りしましたところ、最初に外観から調査した時は、 20時以降も営業していたけれども、まん延防止等重点措置の適用後に、改めて回った時には、営業を行っていなかった、店を閉めていただいていた店も少なからずあるという報告も届いております。そういう意味で、このま ん延防止等重点措置の適用というのは、一定効果を挙げていると考えております。
 その背景としましては、制度として命令とか罰則の措置の裏付けもあることですとか、今回、協力金についても一括して要請に応じていただけることを新たな条件にさせていただいたということ。さらには、もともと大都市部などに比べまして本県の場合は、協力いただけている比率が高かった。さらには、大都市はこうした時短要請がほぼ恒常化して、一種の自粛慣れといいますか、そういったところで、なかなか応じていただけない事情が あるようにお聞きしておりますが、本県の場合は、全国的な措置の一環として、ご協力をお願いするのは、昨年春以来、1年以上振りだということもありまして、この点、重点措置の重みというものを事業者の皆さまもしっ かり受け止めていただいて、協力をいただいているということではないかと思っております。

(司会)
 それでは、各社からの質疑に移らせていただきます。社名とお名前を発言の上、お願いします。

 菅首相の自民党総裁選不出馬について③
(大山・高知新聞社記者)
 菅自民党総裁が次の総裁選に出ないことに関連して、お伺いしたいのですが、先ほど知事はお答えの中で、国民とのコミュニケーションに問題があるのではないかという批判があったとおっしゃられていましたが、知事ご自身は、菅首相の国民とのコミュニケーションについて、どう評価されていますか。

(知事)
 この点は、首相自身は、私はさっき申し上げたワクチンの接種を軸に据えられて、非常にリーダーシップも取っている。私は総務大臣時代は課長レベルでお仕えしたこともありましたが、ひと言でいうと、かなりせっかちな方ではありまして、非常に成果を急ぐ。成果を早く国民のために出すという点では、非常に精力的な取組をされておられると思っています。ただ、やはりいろいろなところで報道される姿なり、ご意見として承るのは、よ く記者会見などでも必ずしも記者の質問にしっかり答えていくということではなくて、途中で打ち切りになったりだとか、あるいは真正面から答えてないのではないかというご意見をいただくことが、ここのところ少なくな い局面で、国民の皆さんの目にも触れていたことは、確かにあるのではないかと感じていた部分がございまして、その意味では、これは今となっては詮無いことではありますけれども、総裁選挙にもし再選をかけて挑戦され ることであれば、逆に総裁選という機会に国民の皆さんに向かって、いろんなことを語りかける、コミュニケーションを取ることをしていただくというのは、逆に一つのチャンスになるのではないかと思っていた面もございますので、その点はそういう形にならなかったのは、ある意味残念だという思いもございます。

 菅首相の自民党総裁選不出馬について④
(大山・高知新聞社記者)
 出馬しない理由について、昼間の会見で、コロナ対策に専念したいということをおっしゃってましたが、一旦出馬を表明した上で、この時期に出馬しないということを表明されたということは、支持率の低迷とか党内の混乱を受けた投げ出しにも見えるのですが、知事はこの時期に出馬しないということを表明されたことについて、どう受け止めておられますか。

(知事)
 この点は正直、この時点では驚いているということに尽きますけれども、一方で、やはり総裁選というのは、日本最高の権力者を選んでいく、事実上、権力闘争の場であるのは、冷厳たる事実だと思います。その意味で菅 総理総裁自身も、今回、昨日まではいろんな体制を立て直し、整え直して総裁選に再選を賭けて挑戦するという前提での動きをされていたと思います。まさに権力闘争という側面もあって、これはもう私も想像する域を出ま せんけれども、首相自身に対してもいろんな働きかけが、いろんな所からあったのではないかと思います。
 そうした中で、それは私が申し上げるべきことではありませんけれども、首相自身もいろんな情勢判断をされて、今回決断されたことだと思いますし、これも想像の域を出ませんけれども、そうした中の判断をするときのベースになった心身の状態に関していいますと、私の想像ですけれど、首相自身かなりお疲れが溜まっておられたということは、全く影響がないとはいえないんじゃないかと思っているところです。

菅首相の自民党総裁選不出馬について⑤
(大山・高知新聞社記者)
 その姿勢というのは、国民からしたら無責任にも映ると思いますが、知事はそうはお感じにはなられないですか。

(知事)
 その点はまさしく説明ということじゃないかと思います。その点、私自身、欲をいえば今日午後一番で首相が取材を受けられるということで、現実にテレビカメラの前に立ってご説明はされましたけれども、詳細は来週改めて記者会見をしますからということで、その場は立ち去られました。遅くなるにしても、その時点ではしっかりとご自身の言葉で、国民の皆さんに向かって、どういうことがあって、どういう判断でこの決断に至ったのかというところを、より丁寧にご説明いただくことが望ましいのではないかと思います。

菅首相の自民党総裁選不出馬について⑥
(大山・高知新聞社記者)
 知事が先ほどおっしゃられたように菅首相には総務相時代に仕えられたこともあるということでしたし、知事ご自身の選挙のときも官房長官時代に応援に入られた間柄だと思います。そのことも踏まえてなのですが、先ほど疲労という話もありましたけど、知事は残念とお思いですか、それとも理解できると思う、驚きはあると思いますが、どうに思われていますか。

(知事)
 残念というのは、先ほど申し上げたようにコロナの対応も含めてですけれども、いろんな形でリーダーシップを取って、言ってみれば、公務員いわゆる役人の発想では進まない案件に関しても、かなりニッチな部分にある意味、ご関心があって、携帯電話の料金の話もそうでありますけれども、そういう分野に目を付けて、ここは打開していくんだというところの目のつけどころであったり、突破力であったり、そういったものは非常に抜きん 出たものがある政治家だなというのは、私、役人時代からも含めて、そういう見方をさせていただいておりましたので、そういった突破力で、デジタル化とかグリーン化とかをやっていただけるのだろうと期待していたのが、叶わないことになることに関しては残念だと思います。
 ただ、その背景には特にここ1年のなかなか難航したコロナ対策の中で、休日返上で連日務められた中で、恐らく心身の疲労は相当溜まっておられたことが、かなりボディーブローのように効いていたことが、今回直接的 には、いろんな政局的なやり取りがあったことは背景にあると思いますけれども、現実としては心身の疲労があったのではないかという点では、大変、残念でもありますけれども、そう考えれば、そういった点が大きく作用したのではないかという意味で、そこの点はなるほどというんですか、自説を立てておいてなるほどというのも変ですけれども、思う部分もなくはないと受け止めていただけませんでしょうか。

菅政権、コロナ対応の評価について①
(甲斐田・時事通信社記者)
 今の菅首相の会見に関して、その関連でお伺いしたいのですけれど、菅首相のコロナ対策については、非常にリーダーシップを発揮されたとお伺いしましたが、その評価するような内容の発言が多いかなと感じるのですけれども、一方で、地方の一人の知事として、まん延防止等重点措置というのがなかなか適用、今回は適用されましたけども、若干すれ違いがあったりですとか、コロナ対応について、何かもっとこうして欲しかったみたいな考えというのはありますか。

(知事)
 コロナ対策に関していいますと、個々にはその時、その時、未知のウイルスとの戦いでですね、新しい変異株が出てくるという中で、大きなコロナという意味では、同じような流れではありますけれども、出てくる問題が局面局面で第3波、第4波、第5波という度に、全く別の感染症のような局面を現すという意味では、大変私自身、コロナの対応をしておりましても困難を感じる部分もございましたので、これを日本全国相手で、あるいは 外国とのやり取りも含めて統括されるというのは、大変なご苦労があったのではないかと思っております。
 敢えて申し上げますと、特にここ数ヵ月に関しましての経済的な対策というところについて、なかなかそちらまで対応が追いついていかないというのですか、正直あったのではないかという感じはいたしておりまして、本 県の中でも、例えば観光に関わります宿泊とか飲食とかいった事業者の方々が、影響の長期化で本当に先行きの見通しが立たなくなって大変困っている、難儀をしているとの訴えを、最近、何度もお聞きしているところであ りますから、そういった点につきまして、ここ特に数ヵ月において、私自身がさっき申し上げたような文脈でいいますと、なかなかそこまでの余力がなかったということだと思いますけれども、もう少し早い段階で何らかの 方向性の提示とか、経済対策をまとめるという指示をもう少し早い時点で出し、より的確な対策を打つところに至らなかったのかなという点が、残念だったといいますか、そうしてもらえば、より良かったという点では、今 直ちに思いつく点として想起しております。

菅政権、コロナ対応の評価について②
(甲斐田・時事通信社記者)
 それは趣旨として、もっと観光であったり飲食に対する支援というものを、もっと充実、拡充させてほしかったということでしょうか

(知事)
 それは現状、特にそういったところの事業者の方々が、今も現にまた改めて時短の要請などもさせていただいていることもありますから、その都度、その都度、今まである程度、確立してきた対策を県内では取ってきてはおりますけれども、やはり先行きが見えないのが、一番こういった事業者の方々にとって辛いところだと思いますので、そういったところで、何か展望が開けるような経済面での対策を打ち出せることがあれば、より安心して今の対策にもご協力いただける面もあったのではないかという思いはあるということです。

菅首相退陣によるコロナ対応への影響について①
(清野・朝日新聞社記者)
 関連してなのですけれども、この時期に事実上の辞意を表明したということになった訳ですけれども、菅首相がですね、いずれ辞めると分かっている人のガバナンスが末端まで届くかということも懸念されると思いますが、この時期に事実上の辞意を表明したことによって、今後の国のコロナ対策に対する影響はあると思うかどうか。もしあるとするならば、どんな影響があるとお考えでしょうか。

(知事)
 これは、菅首相自身のお考えは、ご自身にお聞きしないと分からない面もありますけれども、恐らく私、ご趣旨は、これは常識的に考えてになりますけれども、首相は新しい自民党総裁が就任された時点で、辞表を出されて、国会で新しい首相を指名をするという政治的な道行きを常識的に描いておられるのだと思います。
 それを前提に申し上げれば、あと1ヵ月くらいの間、全くの空白の時期は許されないので、コロナ対策に専念して、これは万全を期していくお考えではないかと考えますが、新しい総裁総理を決めるのにも、一定の政治的 なプロセスとして日数は1ヵ月程度は必要でありますから、その間は、憲法の規定でも職務執行内閣という規定がございますよね。首相が替わる時に、今の首相が新任の方が決まるまでは責任を持って執行していくのと同じ ような意味において、菅首相が責任を持って対応されるおつもりだと理解しておりますし、また片方ではこの間の総裁選挙で、与党自民党の中だけというご意見はあるかと思いますけれども、事実上この中で今後のコロナ対策の方向性、経済対策も含めて議論されると考えておりますので、恐らく役所としては、そういった動向は注視しながら、必要な準備といいますか、そうしたものはしっかりやることは前提の、一種の政権交代を想起して、 その点は菅首相自身も行政各位に対しては、しっかりと指示をされるのではないかと期待しております。

 菅首相退陣によるコロナ対応への影響について②
(清野・朝日新聞社記者)
 影響が出るんじゃないかと、知事として心配はしないということですか。

(知事)
 日本は議院内閣制ですから、総裁選挙をやって国会で多数派のトップになる方が内閣総理大臣をやるというのは、我が国における憲政の常道だと思いますから、そこで交替を、この時期にしないといけないということになれば、これはいずれ最小限の間の権力の空白的な期間が生じることは、不可避だと思います。
 それは、菅首相が次期の総裁に挑戦されると言った場合でも、それは総裁選挙は選挙ですから、結果として再選されないことはあり得るので、どこかの時点で空白なり、断絶は起こり得る話だと思いますから、そこは今回 決断されたということであれば、スムーズな引き継ぎ、そして、この間の判断を過たないようにというところについて、万全を期していただくというのが、今権力の地位にある方に取っていただくべき対応だと思いますし、 私はその点は、総理を1年、官房長官も7年された方ですから、その点は心得た対応をしていただけると考えているところです。

伊方原発宿直者の無断外出について①
(中田・高知民報記者)
 四国電力の伊方発電所ですが、先日、アクシデントの時の保安の対応をする要員が、無断で出て行ったりして、要は、保安に違反する状態が常態化していたということが、愛媛県ではかなり話題になっておりまして、知事はそういう報告を受けているのか、どういうご認識なのか。それから、四国電力を呼んで説明させるとか、そういうようなお考えはありませんかという質問です。
 

(知事)
 伊方原発の要員が無断外出していたという話は、報道では接しておりますけれども、具体的に四国電力側からの報告なり、愛媛県からの情報ということで、個々に私につぶさな報告は入っておりません。常日頃、担当の部局に対しましては、当然報道されるベースになった事象に関しましては、四国電力ないし有力な情報の提供をいただけるソースとしましては、愛媛県とも信頼関係をつくっているつもりでありますから、そうしたところと情報交換を密にして、必要な場合には必要な対応を、申し入れも含めてやるようにと指示はいたしておりますので、そういった対応の中で、担当部局において情報収集なり四国電力への照会等々の対応はされていると考えております。

 伊方原発宿直者の無断外出について②
(中田・高知民報記者)
 今は、その呼びつけるというとあれなんですけれど、説明をしろと、重大なミスがあったとか、今までもやられてきたと思いますけど、そういうことは今はお考えではないということですか。

(知事)
 今回、無断の外出というのが、どの程度の事象に当たると評価するかについては、現時点でまだ担当部局と具体的なやり取りをしていない状態ですので、その点は改めて、今日ご指摘いただきましたので、担当部局から話を聞いて対応を考えたいと考えています。

 宿泊療養施設の拡充について①
(海路・高知新聞社記者)
 先ほど新型コロナ対策の中で、宿泊療養施設のことで来週中には具体的な形に向けて準備をしていくというお話がありましたけれども、これは新たに、今現状2つのホテルプラスアルファで拡充していくということだと思うんですが、拡充の際に課題となっていた医療従事者の確保をどうするかという点と、あと、この問題で改めて拡充が必要と考えるに至った理由についてお願いします。

(知事)
 然るべくいろんなことが整いましたら、正式にご報告させていただくつもりでありますけれども、今、市内の2つのホテルと、あと医療センターに付設されております宿泊施設の「やまもも」ですね、この3ヵ所の体制でやっておりますけれども、今検討しています方向性としましては、やまももは、家族で入っていただくのに使っています。 ただ16室しか部屋がないということでありますから、これをもう少し部屋数が多くて、かつその部屋に家族が入っていただけるような広さの部屋がある3軒目の民間ホテルにやまももから切り替えていくと、そういう形で当面対応することで、切り替えでありますので医療従事者は、新たなプラスアルファというのは恐らく そんなになくて済む。けれども、収容できる患者さんのキャパシティは増やせることになるので、本当は純増で一つ増やすというのが一番望ましいのですが、医療従事者のやりくりの関係で、そこのところは限界がある中で、やまももからの切り替えでキャパシティを増やすという方向で、今準備をさせているところです。

 宿泊療養施設の拡充について②
(海路・高知新聞社記者)
 今拡充が必要と考える理由について、背景についてお伺います。

(知事)
 この点は、ここ1週間の週単位での新規の感染者数は減少傾向ということになってきておりますけれども、これはまだまだやはり余談を許さない状況だと考えないといけないと思います。そうした中で、特にご家族の事情ですね、現状でも宿泊療養を選択する一つの判断要素は、例えば単身の世帯で、病状が悪化した場合に自宅療養ではいざという時の対応に心配があるという方は、宿泊療養でという基準を作っている訳ですから、そういうことの対応というキャパシティを、やはり今以上に確保しておかないと、今後、不測の対応ができない可能性もあるということも考えまして、キャパシティを増やしていくと。特に家族向けのキャパシティを増やしていく点で、今回、ただ今申し上げましたような方針で準備をしているとご理解いただければと思います。

宿泊療養施設の拡充について③
(海路・高知新聞社記者)
 では、やまももは運用されないということですか。

(知事)
 当面そういうことになろうかと思います。医療従事者の確保とか、できればまた将来的には、先々は別の対応もあり得るかと思いますが。

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