風土
高知県は、豊かな森林と青い海の国です。
この恵まれた自然環境が調和し、豊かで変化に富んだ風土がつくられています。
北は四国山地で愛媛県、徳島県に接し、南は太平洋に面して扇状に突き出しています。
面積は約7,104平方キロメートルで四国四県では一番広く、全国では18番目に広い面積を有しています。このうち、森林面積は約83%を占めています。
対して総人口は、691,527人(令和2年国勢調査)と全国第45位で、人口密度は97.3人/平方キロメートルと大変低いです。
温暖多湿な気候のため、足摺岬や室戸岬ではアコウ、ビロウといった亜熱帯植物が自生し、高知平野では早場米が収穫されます。
また古くから野菜のハウス栽培が行われ、園芸王国でもあります。
太平洋を臨む海岸線は長く、西部はリアス式海岸、東部は隆起海岸で平坦な砂浜が続いています。このような複雑な地形、温暖な気候、そしてたびたび訪れる台風の猛威などの自然が、土佐特有の風土をつくりあげています。