偉人
●は「政治家・志士」、◆は「学者・評論家」、▲は「実業家・その他」、( )カッコ内は「出生地」
長宗我部元親
ちょうそがべもとちか●1538~1599(南国市)
天正2年、土佐統一。次いで四国の大部分を支配下に置くが秀吉に下り土佐一国を領有。内治に励み、長宗我部地検帳を作る。
山内一豊
やまうちかつとよ●1545~1605(愛知県)
関ヶ原の合戦の功により、山内家初代の土佐国主となり、慶長6年浦戸入城。高知城を築き、城下町をつくる。
野中兼山
のなかけんざん●1615~1663(兵庫県)
祖母は一豊の妹で幼時来国。野中家を継ぐ。30年間奉行として藩政を司る。南学振興、新田開発など治績大。
武市瑞山
たけちずいざん●1829~1865(高知市)
土佐勤王党盟主。一藩勤王を唱える。吉田東洋を殺害。公武合体論の山内容堂に投獄され自刃。
坂本龍馬
さかもとりょうま●1835~1867(高知市)
土佐勤王党に参加。脱藩。薩長同盟運動に尽力。土佐海援隊結成。大政奉還建白に活躍。
中岡慎太郎
なかおかしんたろう●1838~1867(北川村)
土佐勤王党に加盟。京、江戸で活躍ののち脱藩。長州へ赴く。陸援隊長。坂本龍馬とともに京都で暗殺される。
板垣退助
いたがきたいすけ●1837~1919(高知市)
青年時代は、討幕運動で活躍。戌辰の役に参加。自由民権論を主唱し、自由党総理となり、隈板内閣を組織。「自由は死せず」で有名。
吉田茂
よしだしげる●1878~1967(東京都)
父は宿毛市出身の竹内綱。戦前は外交官として活躍。戦後は、自由党総裁として五次にわたり内閣を組織。
中浜万次郎
なかはままんじろう◆1827~1898(土佐清水市)
ジョン万次郎。15歳の時漂流。アメリカに渡る。帰国後、翻訳、英語教授、捕鯨など各方面に新知識を活かす。
牧野富太郎
まきのとみたろう◆1862~1957(佐川町)
独学で植物分類学の世界的権威となる。第一回文化功労者。没後、文化勲章受章、「牧野日本植物図鑑」などの著書がある。理学博士。
岩崎弥太郎
いわさきやたろう▲1834~1885(安芸市)
土佐藩大阪土佐商会の経営を委託される。後、発展して財閥三菱の基礎となる。青年時代、坂本龍馬、後藤象二郎らの影響を受ける。